さて、テーブルを見て回らないとと、会場を歩く。

福井の伊藤裕翠氏のテーブルには、R2鋼材のナイフが所狭しと並ぶ。

ハンドルもウッド系から、スタッグ、マンモスが揃う。

こちらはターコイズ、アバロン、パールかな?

実は、1本買おうかと、3回ほどテーブルを見回った。

多分、次のショウで見かけたときには買うと思うな。

 

永田征雄氏のテーブルには、いろんなフォールディングナイフが並ぶ。

ここでも気になるものがあったが、今回は我慢。

 

フォールディングナイフと言えば、浜田智成氏のテーブルも素晴らしかった。

写真を撮り忘れたのだが、ここでも浜田氏と長めに話し、次に山本徹氏のテーブルへ。

と、山本氏のテーブルでは、ヘンタイ的に3人の技術の塊が展示されていた。

写真がボケているのが申し訳ないが、デタッチャブルナイフ。

ブレードとジグドボーンは冨岡博美氏の製作、ナイフ製作は山本徹氏、シースというか収納ボックスは中村英二氏作。

冨岡氏がブレードを持ってきて、山本氏に『ナイフにしてくれ』と来たので、山本氏は『ケースを作って』と中村氏にムチャぶり。

3人の匠が楽しんでいる1本は、多分売る気はないんだろうな(笑)

山本氏いわく、『中村氏の名前を記すのを忘れた(苦笑)』というブレードのエッチング。

と、山本氏と話をしていて気がついたのは、フォルダーメイカーなのに、また「折りたたまないナイフ」を作ったということ(笑)

これまた長めに話し込んだ。

 

やはりヘンタイ的なメイカーさんが多く、楽しいね。

 

これまた写真を撮り忘れたのだが、松崎猛さんのガットフックフォルダーは凄かった。

(松崎氏のFacebookから写真をお借りします)

何気ないナイフだが、そのロックシステムの工夫で、普通のフォルダーでは実現できないブレードの長さがあり、オープンしたときにはフィクストナイフのガットフックハンターと違和感がない。

そこにナイフメイカーの篠崎暁生氏も来て、ヘンタイさを話し込む。

後で分かったのだが、オーダー主はナイフメイカーの鈴木寛氏とのこと。

さすが、ヘンタイはヘンタイが分かるんだな(笑)

 

と、感心しながら見ていると、九鬼隆一氏のテーブルが気になった。

九鬼氏と言えば、ラブレスナイフをデフォルメしたナイフを作られている。

極端にデフォルメして縮めたビッグベアやNYスペシャル。

と思いきや、普通サイズのビッグベアに、1/2サイズのビッグベア。

NYスペシャルも、普通サイズに3/4サイズに、2/3サイズと面白い。

九鬼氏いわく「1/2サイズも作ったが、あれはもう作らない」そうだ。

話していると、交流のあるナイフメイカーの大泉好孝氏もやってきた。

「このサイズで作るって、ヘンタイですよね~」

などと話しているうちに、だんだんと気になって、1本購入(笑)。

今回購入したのは、この1本だけ。(ご紹介は次の機会に)

 

写真を撮っていないことに気がついたのは会場を後にする頃だったが、その分、ナイフメイカーさんと話し込んだ時間は私だけの楽しみだったな。

 

以下、挨拶とお話しをしたナイフメイカーさんを挙げてみる。

・鈴木寛氏&鈴木美朗氏 ・松田菊男氏 ・黒澤次夫氏

・奈良定守氏(本当は1本欲しかったのだが、売約済みだった)・林田英樹氏

・横山哲夫氏 ・中根祥文氏 ・山本徹氏 ・斎藤博氏 ・永田征雄氏 ・重野守氏

・武市広樹氏 ・金杉信一氏 ・五十嵐盛人氏 ・松崎猛氏 ・多松国彦氏 ・篠崎暁生氏

・九鬼隆一氏 ・浜田智成氏 ・荒川知芳氏 ・星山文隆氏 ・大泉好孝氏

 

これだけ挨拶とお話をしていると、それは時間が経つのは早いよな(笑)

次の機会には、1日楽しむくらいで臨もうか。