7月末ごろにオーダーした1本が届いた。

 

作者は堀英也氏。

 

2018年に東京で開催されたJKGナイフコンテストで優秀シースナイフ賞となり、その後、2019年7月の銀座のショウでテーブルを拝見した。

そこにはラブレススタイルの上質なスタッグハンドルが着いたナイフが並んでいた。

そのテーブルこそ、堀英也氏。

次の写真は2019年のJKGナイフショウでのものだ。

気になったテーブルだけに、珍しく写真を撮っていたことに驚いた。

2019年にはJKGナイスコンテストで大賞を受賞された。

そんな堀氏のラブレススタイルで、上質な材料と造りの素晴らしいナイフに魅せられた。

実はJKG大賞となったナイフが欲しかったのだが、それはすぐに買い手が付き、入手できなかった。

(ちなみに、これが大賞となったナイフだ。)

ラブレスのパイカ―モデルだった。

 

ずっと気になっていた堀氏のナイフをオーダーすることにした。

ハンドル材はJKG大賞と同じくホーンハンドル。ただし、モデルはパイカ―ではなく、少し大きめのケーパーフィンとした。

鋼材はCTX-XHPという、これまでに持っていない鋼材でお願いした。

https://knifeinformer.com/discovering-the-best-knife-steel/

CTX-XHPという鋼材は、耐蝕性が強くなったD2鋼といった感じのようだ。

 

堀氏は別に本業があり、10月のJKGナイフショウにも残念ながら不参加だったところから、かなりお忙しいかと。(本業も存じておりますが、多忙なことは察するに余りあります。)

製作途中のご連絡をいただきながら、クリスマス前に届いたナイフがこれだ。

大賞ナイフのパイカ―モデルよりも逞しさを感じるようなケーパーフィンモデル。

詳細は、また、次に書いてみたい。

 

JKG(Japan Knife Guild)の中の部会としてJKCM(Japan Custom Knife Makers)があり、堀氏は2023年9月に部会長に就任されている。

お忙しさが増しますね。