うら七夕ロケット[★★]

【道具解説】 『うら七夕ロケット(078)は願い事をすべてあべこべにかなえる、意地悪なひみつ道具である。

 

【使用目的】 七夕の日、のび太は「タンザクに願い事をかなえてもらうんだ」とジャイアンやスネ夫に話すと、「かーわいい!!」と軽蔑されてしまった。ドラえもんに相談すると、『ねがいたなばたロケット(161)を出してくれたので、テスト用タンザクを一枚もらい、「こづかい欲しいよ」と書いた。

 

  ドラえもんから町内一回りしてくる間に、願い事がかなうと言われたので、出かけて帰ってくると、十円しか持ってないお金を落としてしまった。ドラえもんが『うらたなばたロケット』を出したので、願い事があべこべにかなってしまった。

 

【使用結果】 のび太はすばらしいアイディアを考え出した。七枚のタンザクが残っていたので、「頭が悪くなってテストで0点とりたい、しずちゃんとすっごくなかわるくなりたい、ラジコンなんか買えませんように、ジャイアンにまい日なぐられたい」と書くことを決めた。

 

  しかし、ジャイアンとスネ夫につかまり、「大ぜいの女の子にきらわれたい。世界一歌がへたになりたい」など六枚のタンザクを使われてしまった。残り一枚も、のび太はスネ夫に「しあわせになりたい」と書かれてしまった。ドラえもんがデパートで取り替えたちゃんとしたロケットに、入れ代わっていることを知らないで打ち上げてしまった。

 

  ジャイアンたちが「ねえ~、なんとかしてよォ!」と懇願したが、ドラえもんは「そういわれても、ロケットはもう天の川の真ん中を飛んでるよ」と答えるほかなかった。

[S16507F14028028607078/161]