絵が好きなYちゃんにと思って、

初めて

絵画の掛け軸をかけてみましたニコニコ

 

この

 

「月と虎」

 

高曾祖父が描いたものであろうと思われ、

 

夏が過ぎ、お彼岸にお客様がくるまでには祖母の手によって掛けかえられ、

 

いつもこの季節になると会える、私や母にとってはお馴染みの

 

月と虎でした。



 

一応、師匠である先生に、このようなものを、このようなシチュエーションで使いたいのですが如何なものかと、相談させて頂いたところ、

快く教えて頂き…  有難いことでした。

 

絵は、子供には、想像させたらいい、と。

 ひらめき電球



 

私はこの月と虎に

ずっと、

野生に生きる「孤独」と静寂、

光りに照らされて見上げた虎と月が、

お互いに気づく、束の間のシンパシーのようなもの…

を感じていました。満月キラキラ

 

この月と虎に、何を見ますか?  

何を感じますか?

 

という問いに

 

Yちゃんは、

まず、月の丸=〇と薄墨濃淡の雲がかった夜空の、

絵の技巧、描き方に目をとめたのに対して…チュー

 

 

食いしん坊の息子は、お腹空いたな~ お団子かお饅頭、食べたいな~って思ってる虎爆笑


 

夫は、虎の後ろ足は座ってるから寝起きで、夜行性の虎が起きたところに、月が出ている。とてもリラックスしている照れ

 

ある人は

優しい月が虎を守っているウインク

 


ある人は、虎は若い雌。

ミステリアスなまつ毛が、狡猾さも現わしている。

そして、月に向かって、「OK、moon!あなた私から何が欲しいの?」と言っているニヤリ


 

ある人は、何てキュートな虎ラブ


 

ある人は

もうこんなに月が高いから、そろそろ寝ようニヤリ


 

親友は、山月記を思わせる。と。

会いたい人を思ってる顔、と。おねがい



私の母は、

ちょっととぼけた感じの愛嬌のある虎、という印象を持ってたそうです(笑)


私は憂いを感じるというのに… 真逆です笑い泣き



ひとつの絵に、こんなにも反映される心模様が違うこと。


とても面白かったです。



改めて掛け軸というのは、

茶席のシンボル!!


その席のムードやテンションをつくるものだな、と思いました。




掛け軸は、バンドで言ったら

ボーカルかなぁ。


お花はベース、お釜はドラム、

茶杓は上ものだけど銘でボーカルのような顔となる仕事するから… ギター?泣き笑い


茶碗や棗はパーカッション、コーラス?(笑)




それぞれが、

分をわきまえ、

それぞれの仕事をし、

相殺せず、争わず、

お互いを生かし、立て、

「調和」して存在している。


そのような室礼、道具をくみ、


亭主自身もそのトータルバランスのひとつとなる。


客もまた。


円相○ が現しているような… 


そうゆう美意識、

が日本的だなぁ、と私は思います真顔



バンドの例えは

ちょっとピンとこないかもしれませんが(笑)




祖父母が最期まで暮らしていた家の奥の間に

毎年掛けられていた、

おばあちゃんが大好きだった

この「月と虎」が… 



月を見上げ慕うこの季節に月見合って、


こうして、茶席で掛けることができ、


思いもかけない人たちの目にふれ、


ほんのささやかに、

それぞれの心の景色を映してくれ、

共有することができ


茶の時間を

つくってくれましたニコニコラブラブキラキラ



おばあちゃんもご先祖様も、

喜んでくれてるのを感じます飛び出すハート愛



茶道も、着物も、

それらに関わらず、

伝統文化に触れていると、



時空を越えて、

繋がれるものがあることを知れますドキドキ



染み染みと、有り難いなぁ、楽しいなぁ、

と思った、

9月の体験茶道②でした!



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