台風19号浸水建物での死者 半数以上が1階で被害 多くが高齢者~台風で浸水 600件の救助要請に | Just One of Those Things

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巡回しきれておらず申し訳ございませんが、昨日取り上げることができなかったので、取り急ぎです取り上げます。
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、自然災害編。
 
台風19号の検証されたデータの報道を取り上げます。
 
 
12月6日。台風19号による豪雨災害で、浸水した建物で死亡した人のうち半数以上は2階建ての1階で被害にあっていて、その多くが高齢者だったことが専門家の調査でわかりました。浸水の深さが1メートル20センチ程度で犠牲になったケースもあり、専門家は「比較的浸水が浅くても、浸水が始まってからでは2階に逃げることさえ難しかった可能性がある」と分析しています。
 
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台風19号浸水建物での死者 半数以上が1階で被害 多くが高齢者
2019年12月6日 5時37分 NHK
 
©NHK
 
台風19号による豪雨災害で、浸水した建物で死亡した人のうち半数以上は2階建ての1階で被害にあっていて、その多くが高齢者だったことが専門家の調査でわかりました。浸水の深さが1メートル20センチ程度で犠牲になったケースもあり、専門家は「比較的浸水が浅くても、浸水が始まってからでは2階に逃げることさえ難しかった可能性がある」と分析しています。
 
©NHK

ことし10月の台風19号の豪雨ではNHKのまとめで21人が建物の浸水によって死亡しました。
 
河川の災害に詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授が調査した結果、半数以上にあたる12人は2階建ての住宅やアパートにいましたが、被害にあったのは1階でした。
 
室内の浸水の深さは床から2メートル未満が75%と、去年の西日本豪雨で大きな被害が出た地域と比べて浅いケースが目立ち、中には1メートル20センチの浸水で犠牲になったケースもあったということです。
 
二瓶教授は7割以上が高齢者だったことに加え、浸水が比較的浅くても畳や家具などが浮き上がって行く手を遮り、2階に避難する「垂直避難」ができなかった人が多かったのではないかと考えています。
 
さらに福島県本宮市を流れる安達太良川の氾濫のシミュレーションを行った結果、死者が多かった地区ではわずか1時間半程度で浸水の深さが1メートル以上に達していて、こうした急激な浸水も避難を妨げたとみています。
 
二瓶教授は「浸水が始まってからの避難は非常に困難だということが浮き彫りになった。夜間に災害が予想される場合はあらかじめ2階以上で就寝するなど、早めの垂直避難が重要だ」と指摘しています。
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12月8日。台風19号からまもなく2か月です。栃木県栃木市では、浸水エリアに取り残されるなどした住民から消防に寄せられたおよそ600件の救助要請に対し、40件しか出動できていなかったことがNHKが入手した通報記録で分かりました。専門家は「流れのある水の中では消防力に限界があるので、住民は自分たちで早めに避難することが重要になる」と話しています。
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台風で浸水 600件の救助要請に出動は40件 通報記録で判明 栃木
2019年12月8日 19時29分 NHK
 
©NHK

台風19号からまもなく2か月です。栃木県栃木市では、浸水エリアに取り残されるなどした住民から消防に寄せられたおよそ600件の救助要請に対し、40件しか出動できていなかったことがNHKが入手した通報記録で分かりました。専門家は「流れのある水の中では消防力に限界があるので、住民は自分たちで早めに避難することが重要になる」と話しています。
 
©NHK
 
ことし10月の台風19号の豪雨で、栃木市内では6つの河川が氾濫して県内で最も多いおよそ7800棟が浸水しました。
 
NHKが、消防本部に寄せられた119番通報の記録を入手し分析したところ、浸水被害が始まった12日の午後7時から水が引き始めた翌朝5時までの受理件数は602件に上りましたが、出動できたのは40件にとどまっていたことが分かりました。
 
位置情報が確認できた通報の発信元を地区ごとに見てみると、ほとんどがハザードマップの浸水想定区域に入っていて、永野川と巴波川の2つの川に挟まれた地域に集中していました。
 
通報が最も多く寄せられた午後10時から午前0時にかけては5件しか出動できておらず、通報のやり取りを記録した音声では、「助けてください」という住民に対し、消防が「自力で避難してほしい」と繰り返し呼びかける様子が確認できます。
 
救助活動ができなかった理由について栃木市消防本部は、隊員の命が危険にさらされるほど水の流れが強い状況が各地で起きていたとしています。消防行政に詳しい関西大学の永田尚三教授は、「消防力には限界があり、流れている水の中で救助活動を行うのは危険を伴うので、専門的な技術や特殊な装備が必要になる。いざというときに消防が助けてくれるとはかぎらないので、住民たちは自助で早め早めに避難することが重要になる」と話しました。
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検証シリーズは少しずつ取り上げております。ご了承くださいませ。最新情報を知りたい方は、下記をご覧くださいませ。今後も続きます・・・。
 
 
※今後に役立てるために、昨年の豪雨と同じく、データを取りあげつくして、後でまとめてデータベース化します。
 

≪これからの家族のペットのために考えて≫
※別記事で立てる予定でしたが、先に取り上げます。
ももこひめさんより。
ペット入れず、車中泊も 長野市、台風避難所の大半
ペットがいる被災家族の苦悩 避難所を断念、全壊認定家屋2階で暮らす
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台風19号 ペットの同行避難問題について
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※落ち着いたころ、ペットを守るための防災対策の記事でこれらの記事を取り上げます。
 
 
※巡回途中ですが、取り急ぎ取り上げます。大変遅れており申し訳ございません。
 
 
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