科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。動物のネグレクト編も必要ですが、災害対策編も必要なので、取り上げます。
「もしも、桜島が大噴火したことを想定しての鹿児島の実験より。」で、後半部分より、特化してドクターヘリについて取り上げました。それで、「火山が噴火した時のヘリの運航は大丈夫なのか?」に発展し、昨日は、「日本でのクルマの噴火対策はどうする!?」を取り上げました。今回は、噴火のリスクを取り上げます。
≪おさらい≫
■東京海上研究所 | ニュースレター | SENSOR No.24 「富士山噴火の降灰による首都圏への影響」
≪はじめに≫
■富士山噴火のリスクを考える - 東京海上日動リスク(PDF)
上記で取り上げられている「宝永地震」についてですが、過去にNewton別冊で取り上げられている日本で最大級の大地震です。宝永地震は、宝永4年10月4日(1707年10月28日)、中部、近畿、四国、九州の広い地域にまたがり、東海地震・東南海・南海地震が同時に発生しました。念のため、ご参考にちょっと取り上げますか・・・。
参考1:宝永地震 - Wikipedia
(ちなみに、次回起きるのはいつかはいまだにわかっていません)
■大規模火山噴火に備える - 日本ソーシャルデータサイエンス(PDF)
上記は2017年3月号に掲載されたものです。このデータが正しいのであるのなら、まだ火山帯の活動期とは言えないようです。
≪火山噴出物について≫
上記は主に地質学関連のものです。
■防災メモ 火山砕屑物の到達範囲と被害(PDF)
上記を見てもわかるように、一口に火砕物と言って も随分違いがあり、防災対応にあたって はそれぞれの特徴をつかみ、適切に対処 することが必要です。
≪防災対策の実例≫
■霧島山(新燃岳)噴火時に 噴石等から身を守るために(PDF)
上記は宮崎県と鹿児島県を対象にした政府が制作したマニュアルです。
■霧島山(新燃岳)火山噴火への防災対応について―一般社団法人九州地方計画協会
上記によれば、降灰除去作業に係る車両については、県からの支援要請を受け、国土交通省の各地方整備局が保有する路面清掃車、散水車、歩道清掃車、降灰防御対応車の派遣を実施できるそうです。
非常にありがたいですね。
■災害時等に利活用できる国土交通省保有機械(PDF)
まぁ、上記のようなもんです。
≪ワークショップも行っておりました≫
上記から、概要が確認できます。
≪国土交通省では火山災害に関わる検討を行っています≫
■火山災害に係る検討について(5.-(3)降下火砕物.- 国土交通省
上記では、調査対象地域に局所的な大きな被害を及ぼす可能性のある9火山(蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山、那須岳、高原山、日光白根山、富士山、御嶽山)に対して、噴火した場合における降下火砕物の到達範囲を見積もることにしています。
■火山災害に係る検討について―国土交通省
火山災害に関わる検討についてまとめたページです。
≪で、実際の所の注意点≫
■火山噴火! 巻き起こる噴石と火砕流! 噴火の時に何が起こる?
上記より、まとめですが・・・。
【・火山噴火直後は噴石に注意し、頑丈な建物の中へ
・火砕流からスピードで逃げることは困難。火砕流が発生しない場所へ退避
・火山ガスや火山灰などで被害が長期化する恐れもあり】
です。
≪最悪の実例として…≫
1991年に起きた雲仙・普賢岳大火砕流です。
■雲仙普賢岳火砕流の発生状況(平成3年) - YouTube
6月に起きたのですが、依然、火砕流は垂れ流し状態で、平成3年9月の台風17号・19号で、大きな鉄塔が倒れて大停電が起こり、その時若かりし主人(当時は結婚しておらず付き合っていた)が、復旧の応援で現地入りしていました。この時電話が入り「今復旧の作業中だけど、火砕流が目の前で流れていて、人が黒焦げになっていっている。もし、自分に何かあったら、花を手向けに来てね。」でした。
以上のように、このようなことも起こりえます。
火山に関連しない地域では、気になるところは、火山灰がどれくらいとぶかについてでしょう。たまたま、リサーチで浮上していたので、ご参考程度に取り上げますか・・・。
≪火山灰の飛距離について≫
■いま火山について調べています。そこで、火山灰が飛ぶ距離を知りたいのですが、知っている方教えてください - 質問&回答 (Q&A)
上記の答えについての根拠となるデータは後日、時間があるときに調べます。なので、後日記事を訂正なり追記があるかもしれません。
残念ながら、火山学者の方はジャンル外なので、質問を求めるのには無理があるかと思います。これにあたる専門カテゴリーは気象学です。
ちなみに、驚かれるかもしれませんが、宮崎や鹿児島のTVのウェザーニュース・コーナーでは、火山灰予報があります。更に、宮崎では民放が2曲とNHKしかありません。なので、宮崎ケーブルに加入しましたが、民放が鹿児島のもので、しかも2局と被っているので、あまり意味がないという・・・(苦笑)
たぶんに、まだ火山災害編、続くと思います。
次に、溜まりに溜まったネーチャーを取り上げたら、昨日まわれなかったのでまわります。