科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。先月から行ってきた水害における危機管理シリーズを続けたいところですが、命に係わるネグレクト問題を優先するとしました。
ネグレクトについて詳しく知りたい方は、「ネグレクトについて」をご覧ください。過去に取り上げた記事もリンクを貼り付けてあります。今回は、「動物のネグレクトの事例を見ながら対応策を考察する:その1」から「動物のネグレクトの事例を見ながら対応策を考察する:その2」に引き続き、これまでの事例を取り上げながら対策法を考えます。
今回は、ネグレクトの犬の救済に失敗した例と、成功した例を見比べて対策法を考えます。
≪ネグレクトの犬の救済に失敗した事例≫
■相談事例から(3)「ほぼ置き去りの犬を、悪評判の飼い主から保護する交渉方法があるか」
上記は、保健所と警察のたらいまわしに終わったケースです。後日談や呼びかけなどの形跡がないので、おそらく、このままで終わったのでしょう。
≪ネグレクト犬の救済に成功した事例≫
■【改】あばら犬と出会って一般PEOPLEにどこまで何ができるか!まとめ
失敗した事例と成功した事例を見比べますと、成功した事例には手段が豊富にあったと言えます。
成功したSUMASUMAさんは、保護当時、多くのネット民を味方につけたそうです。SUMASUMAさんを励ますだけでかなり良い仕事して下さった方々ですが、実際に所轄の警察署に連絡を入れて対応のクレームを入れて下さったそうです。
公の機関に相談したら対応をそのままネットに上げます。そして公の機関に意見もいきます。即ち、私たちの世論です。心のこもったメッセージと言えます。この行為は、今、目の前のこの犬の為にしている事は次の犬の為のものです。
ここで忘れてはならないのは、犬をレスキューするにあたりネグレクトで死にかかった犬でも所有者の意見が一番だということです。このため、所有者と直接話し合い、うまくは混むように促さないければなりません(参照)。これには、ご本人がダメだったとしても、町内会の会長さんでも、動物保護団体のネゴシエイターでもよいです。
そして、注意しなければならないのは、事が公になると、見かねて犬のリードを切って保護してしまう人もいることで、犬の救済のために行われたことであったとしても、法的には犯罪として逮捕されるといった事態に至りかねないので、そういう心がある方だからこそ守らなければならない、といったこともあります。
ネグレクト犬の救済に成功したSUMASUMAさんは、「インターネット上で知り、助けようとした人々の他にも、署名活動して多くの助けようと思ってう歳を願っている人々の賛同です。この世論の声は大きく、動かす」と言います。
そこで、ここではネット署名を下記に示します。書面によるものと同時進行で行われるとよいでしょう。
警察に通報についての参考文献は下記となります。
今回は補足する部分を取り上げました。実際の対策法については、後日取り上げる予定にしています。
残念ながら、今日も水害対策編はお休みになります。明日は出来るよう努力します。では次に、溜まりに溜まった恒例のネイチャーを取り上げます。