実は今回、コメント下さった中に
これから個人で助けたい子がいるという書きこみがあり
私の今回の反省も踏まえ実録をまとめます。。
※間違いや他の方法をご存知でしたら訂正しますのでご意見下さい。
屋内だったり案件により違いがありますが
今回、記すのは屋外ネグレクトです。
犬を飼ったことがあるだけの
いわゆる一般ピーポーの私がどこまでできるか
一般ピーポーだからこそ真心込めてできること。
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★ネグレクトや虐待を知ったらまず給餌給水!
私は当時、何も知らずに何でも御腹いっぱいに食べさせましたがそれは正解ではありません。
急に適正量を食べると危険です。
だからと言ってネグレ犬の体重は測れない状況が普通でしょうから目測で本来の彼らの適正体重を測り適正の御飯量の半分から始めて数日かけて適正量に増やした方がいいようです。
多くの保護団体さんに意見をもらった結果の中で一致した意見は
ネグレの救助は待った無しが基本!
なのだそうで屋外の場合は水がない場合が普通なので確かに急がざる負えません。
★ネグレクトや虐待を知ったら事実確認。
足を運んで聞き込み調査。
最も早い段階の画像で証拠を撮っておきましょう。
違う人物から同じ事実を聞き出すことで証拠に自信が持てます。
自分が見ていない事実も証言する時に自信を持てます。
ネグレクトだけだと思ったらよく話をする中で虐待の事実もでてきたりします。
近所は臭いや騒音に困ってますから協力的だと思います。
<保護計画を立てる為に確認>
・多頭?1頭?
・犬種、大型犬・超大型犬、性格、わかる範囲で病気は?
・自宅と現場が近すぎて近所トラブルが不安?
以上のことを確認して保護犬の預かりさんを確保。
預かりさんの所には先住犬がいるかもしれません。
おそらくノミダニだらけの犬達です。本人も不快でしょうし先住犬の健康の為にもできれば次の給餌給水でフロントラインなどを付けてあげられればいいですね。
犬の保護先さえしっかりあれば確保に向けて猪突猛進です!
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犬達にご飯をあげて証拠を収めたり事実確認もそこそこ終えたら・・・
自宅に帰ってやることがあります。
・SNSを利用し、できる範囲で現場の地名を入れ多くの人に読まれるよう【緊急:取手市取手】とか工夫して多くの人に読んでもらう。
・ネット情報は記録になります。証拠としてブログに自分の行動を記録するのも良いと思います。
・動画の撮影は違法かどうかというのはいろいろとありますが、現在は車載カメラが一般化されました。最近の車載カメラは車が停止してもずっと撮り続けるシステムになりました。いたずら防止の為ですから仕方ありません。車載カメラの場合は特に問題があった場合に記録を読み直すものではあります。使い方を誤らなければ動画もOKかと思います。撮った画像をネットの載せる時は気を付けて下さい。
・ご近所で気まずい場合は代理人を立てなければいけません。これもネットで人を募ってみても協力者はいるのではないかと思います。今回、あばら犬達の件で多くの方が今か今かと腰を上げていて下さいました。(この場を借りてありがとうございました)私のようにか弱い命が叫んでいて足を運べる範囲なら伺いますって人は案外と多いのです。案外、世の中捨てたもんじゃありません。
一人では無理だと思って味方を増やして下さい。リアルよりネットの方が理解溢れる見解を下さることもあります。
保護が始まると同時にさりげなくネグレ犬の飼主と仲良くなっておくとことは進めやすいです。
飼い主と直接話す。
直接、飼い主と話せることは稀なようです。
私の場合はほんの数回短時間だけ話すことができましたがほとんどまともなことをきけませんでした。
本来なら・・・
*犬の年齢・性別・名前
*譲るならいくらで手を打つか?
*どうして御飯がないの?
*散歩はしてるの?
↑
これを聞きたいが現実、角が立つ言い方。なので思いっきりへらへらしながら
「かわいいワンちゃんでしゅねー!昔飼っていた犬とそっくりところで、飼い主さんって御身体大丈夫?だって散歩してないみたいだから・・・。良かったら私が散歩に行きますよ。できたら譲って頂きたいくらいこんな子がうちに来たら嬉しいわ~でも無理よね?こんなに可愛いのですのも・・・もちろん無料でとは言わないけど・・・そうねー50,000円ってところで我が家の限界かしらどお?あれ?お水が切れてる!!やっぱり奥さん具合悪いんじゃないの?顔色も悪いわよ~この子、うちで預かろか?うちは全然いいのよ」
って感じで上手くいけばいいのですが、私の場合うまくいきませんでした。ただ角の立つ言い方にはならなかったのでその後ももう一度話す機会を持てました。
シンプルに、「この犬ください」って言ったら「はい。どうぞ!」ってそのままリード渡したネグレ飼い主もいたらしいのでとりあえず相手のしぶとさをよく確認して速やかに助け出せるのが理想ですね。
★地元の保護団体さん片っ端から
連絡を入れる。
駄目元でアドバイザーを求める。
ネグレを経験無い団体さんも多いのですが片っ端からかけた方が良いです。
時々ヒントになる事があります。
団体さんの中には「ネグレは難しいから、ウチでは扱わない」って事も多々あります。
そんな頃にはちょうどブログに応援メッセージが
届いてます。ことが進展しなくても諦めないで進めます。
根気です!
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もし飼い主さんと仲良くできなかったら給餌給水は複数名で行きましょう。
私の場合、飼い主さんがなかなか心を開いてくれなかったので、あわよくば話せるなら、その時に必要なアイテムを常に用意してました。
実際にあばら犬の所に行く時に必ず持って行った
私の通い妻セットです。ここ重要です。
画像逆さですみません。
通い妻セット
・署名用紙
・詰めた御飯と水。
・ハーネス、リードと首輪(住所記載)
・解決用の金
・領収書(金で解決できた場合)
・所有権放棄届け(一頭につき二枚)
・ボールペン
★ハーネス・リード・首輪
外犬ネグレの首輪等は劣化しています。新しいものや丈夫なものを使います。今後の預かりさんの好みや使い勝手もあると思うので最低限度の物で良いと思います。
ちなみに(読みどころ)
犬が心配過ぎて無理くり強制緊急保護するとなるとそれは盗難です。
絶対にやってはいけません。
基本、ネグレ飼い主は市への登録を済ませてません。記録がないのです!
だからもし、勝手に用意した自分の連絡先記載のハーネスや首輪をさっさとつけてしまったら誰の犬か証明することができなくなるというか、現在 手綱もっている人間が所有者ということになってしまいます。
逆に私達、愛犬家としては恐怖ですね。
★金で解決用の金。できれば五万円。
封筒に大きく金額を書いたり中身をチラつかせたり
販売意欲に火をつけましょう。
五万円が妥当であり人が動く金額らしいです。
もし金で解決できそうなら気が変わらないうちにさっさと済ませないと!
金が無かったら資金提供者をネットで募りましょう。
最初からリアルタイムでブログやSNSを読んで下さる方が共感して下されば数千円とか数百円でも寄付から五万円を捻出します。
自腹で個人保護なさっている知り合いがどうしてもピンチの時は資金を募っています。でもちゃんと収支報告を明らかにすることが必要です。
ここまで面倒を乗り越えて進んできた方には容易い事務作業だと思います。
なのでケチらず5万円でおねがいします。
★領収書
領収書は現金が動いたことが後で確認できるように必ずお渡しします。
複写になっている物が良いです。
途中で気が変わったら大変です。
★所有権放棄届け
所有権放棄届けもカーボン紙を挟んで手間を取らせない。
一頭につき一対(二枚)
こちら↓印刷用。 要印刷です。
これがあると後でモメたとき有効だそうです。
最初からバインダーなどに挟んで全てを速やかに事がすすむようにしましょう。
★署名用紙
今回、作った署名の用紙です。↓
案件毎に違う出しょうから内容は書き直してください。要参考
いつでも署名を頂けるように肌身離さず持ちます。。
証言としても世論としても使える可能性があるので速い段階から
集めておいた方が良いです。
世間のゴタゴタに巻き込まれたくないという理由で署名ばかりは拒む人もいます。
世論がいかに大きいかという証明として使わせて頂くもので面倒な物ではなく口外するものでもないし、市や公機関に提出書類とするときは改めて相談し、希望があれば名前を省きます。など、それぞれいろんな理由があるので対処して多くの名前を募って下さい。
それと、ブログで募った大切な協力者たちの中で、もしネグレ犬を思いやるばかりにネグレ飼い主の意向を無視し強制緊急保護した場合、強制緊急保護した人間は犯罪者になります。やはり飼い主とは話をつけなければいけません。いかに犬達が悲惨かつ残酷な環境下に置かれていたか、思い余って起こした正しい行動で酷い仕打ちを受けるにしても少しでも私達の世論が役立つかと思い作りました。
それにとれがあることで自分の情報ネットワーク管理もしやすくなります。
★ボールペン
今回の私が関わった事例もそうですが、世話のできない飼い主の家はゴミ屋敷であったりゴミ屋敷に近いものがあるようです。話が成立しそうな時にボールペンがなかったら・・・・
どうかバインダーと一緒に必ず持って歩いてください。
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もうひと超え頑張りましょう!
★自治会・町内会に連絡
自治会などに相談して解決した前歴があるそうです。
自治会長さんの手腕だったり、自治会長さんの人脈もあるようです。
ダメ元で話してみると良いです。
意外な住民同士の繋がりもあります。
★行政に連絡
皆さん、行政は使えない!動かない!と評判ですが全く使えないわけではないのです。
行政に相談したというその問題ケース事態が記録に残るのです。
場合によってはお巡りさんが見回りに行くこともあります。
そういった面倒が嫌なら飼い主も手放すこともあるかもしれません。
なのでお住いの地区の行政に連絡してみて下さい。
・動物保護指導センター
・警察署
・市役所
何課であるかは市町村で名称が違います。
一通り連絡して問題として取り上げてもらい証拠を残します。
★賃貸住宅なら
・大家
・管理人
に連絡。
基本的には不動産屋さんへ行かなければなりませんが、事実確認の為の聞き込みをしている最中に同アパート・マンションの住民さんと親しくなり大家・管理人の連絡先は案外すんなり耳に入ります。
聞き込み大事です。
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めでたく確保できたら
★捕獲できたら病院へ
・去勢・避妊手術
・狂犬病
・数種混合ワクチン
・マイクロチップ
・感染病
・持病の確認
・カイセン(正確に分かるまで1週間かかるよう)
・爪切り
★里親探し。
新たにブログなどで里親探し。
★里親さんが見つかったら
ご自宅に伺い面接。
お金持ちでもゴミ屋敷の兆候があればアウトです。
・年収
・居住の確認(賃貸・持家)
・集合住宅か一戸建てか
・賃貸の場合、飼育許可があるか
・人間性
・以前に飼育経験があるか(あまり関係ないけど犬種によっては関係あるかも)
・飼育のアドバイスを得られる環境か
・家族の人数、年齢、他ペット
・家族全員の承諾があるか
・飼育の覚悟
・3ヶ月に一度、保護元に健康報告義務に承諾
・家庭訪問
もちろん以上の全てがOKという訳でなく
初めて飼う方でも覚悟があればOKとかそれくらいだけど、これは相手をいかに信用できるかと、
信用してもらえるかの鬩ぎあい。大変な作業です。
大丈夫なら承諾書を複写にして譲渡手続きに入る前に・・・・
★10日間のトライアルを持つ。
トライアルで先住犬と合わない場合はやむおえません。
ご返却。
大丈夫なら正式譲渡の手続きに行きます。
その時も足を運んで最後に飼主様を見極めます。
それで終了。
それを見てしまったら
助けるか見殺しにするか
2つに一つしかない。
ネグレクトで苦しむ子、亡くなる子がいなくなりますように。
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