爽快感Max ウェストコースト系の名曲！ （女性Vo特集は終了です）

みなさん、おはおはこんにちばんは！　　なんだそれ？　「おはおは」って「ウハウハ」みたい。(^^)

「名画に食べ物を投げつけて環境破壊をしてはいけない」と思う今日この頃。

本末転倒嫌いな「本転イヤ・ファノン」でございます。本店ではない。それはわかっちょるわ！

さて、今回も「シニカルなのか？ブラックジョークなのか？ブルーカラ―ジョークなのか？わからない」独特なスタートでございます。<(_ _)>

今回は女性ヴォーカルものではなく（女性ヴォーカル特集は一旦終了しました）、男女関係なく、バンドも入れての「アメリカの爽やか軽快でありながら哀愁感もある心地の良い音楽」をご紹介します。

アメリカンはチャートを追うのをやめてからあまり聴いていないので、古い楽曲が多いですが、キース・アーバンなど今風のカントリーポップス系の選出もしたので、「爽やかポップス全米全盛期、その後…」みたいな要素も少しだけあるかもしれません。

アメリカンミュージックって爽やかな曲が多い。ホント爽やか。こんな曲を大音量で聴きがら西海岸付近の自然が豊かな場所をドライブしたらもう最高でしょうね。夢のまた夢だなあ。旅行代もないし・・トホホ・・(^^;

特に西海岸系は爽やか度が大きいように感じる。　ただし、今回は厳密にウェストコーストのみに絞った訳ではなく、爽やかな音楽を探求してたら、ウェストコースト系やカントリーポップス系がたまたま多かったという。

ウェストコーストっぽい爽やかな楽曲というのがテーマです。あくまでも「～っぽい」ですので、他の地域のミュージシャンや英国出身のミュージシャンの曲も。

アメリカンは日本にはないサッパリ感。「深いコクのユーロ」、「軽快で明るいアメリカ」、というのは血がなせる技なのか？　自然環境がなせる技か？

カラオケにはない名曲の数々。カラオケで歌いたいが全然ない不満だらけの不満ストレス・ファノン。贅沢言うなー！　て、いやー、贅沢って、こんな名曲は必須でしょう～ ^^) 

★Take A Little Rhythm / Ali Thomson

この曲好きでしたね～。アメリカで昔スマッシュヒットし、最近もこの曲の新バージョンが録音されたアルバムが出ています。この人、スーパートランプの主要メンバーのひとりリック・デイビスの弟です。（ので、曲調はウェストコースト風ですが英国人ではないかな？　なぜ苗字が違うのかはわかりません）

声質も良く、声質・歌い方が兄貴に少し似ていて心地良いです。(兄の歌唱もYouTube載せたので聴き比べると面白いです）しかし、曲調はどちらかというと兄貴の相棒だったロジャー・ホジソンの作った「ギヴ・ア・リトル・ビット」に似てる感じがします。軽快なアコースティックギターのシャカシャカストローク系な曲。

面白いですね。有名グレートバンドの弟が、声質や歌唱法は兄に似ていて、曲調はその兄貴バンドの相棒に似てるなんて。 ^^) 　でも、もろにスーパートランプ風という程ではなく、この人独特の爽やかキャッチー個性がちゃんと表現されています。こういう毒のない爽やかポップスってホントに好きなんですよね。

◆チョイ寄り道コーナー！

●Another Man's Woman / Supertramp  (Live)

上記しましたように兄の歌唱参考です。スーパートランプはウェストコーストではなく英ポップなので、ちょっと音楽性は違いますが、この動画の兄リック・デイビスと上記の弟の声質と歌唱を比べると面白いかと。兄はちょっとブルージーなんですが、発声の感じや歌い回しが似ているのがお分かり

頂けるでしょうか？ (^^)

ｄ

★Indian Summer / Poco

「ウエストコーストと言えばイーグルス！」ばかりではない。イーグルスの兄弟バンド？であるポコを忘れたらあかん！

ポコは爽やかウェストコーストを語る上では欠かせない最重要バンド。ポコには「ホテル・カリフォルニア」みたいな目立つアルバムは確かにない。イーグルスは偉大なバンドですね。でも私はポコの方が好きだなあ。独特のほのぼの感（ぼのぼのではない　笑）とか親しみやすいメロディとか。単純にポコの方が好きだと感じる曲が多い。

ポコの爽やか爽快感は半端ない。キャッチーでメロディアス。一緒に歌いたくなる曲が多数あります。でもカラオケにポコの曲は１曲もない。日本での大ヒットシングル曲がないからでしょう。　「オケ選曲責任者出て来い！」　こんなん言ったらクレーマーかな・・　いい音楽を聴こうよ日本人！私も日本人ですが、いい音楽聴きまくってます。

なぜ、イーグルスの兄弟バンドかと言いますと、イーグルスのメンバーはポコのメンバーから引き抜いたりするからです。引き抜くって言い方悪い。

メンバーを見たら驚く方もいるかも？

ポコに在籍した歴代メンバー‥‥ランディ・マイズナー、リッチー・フュ―レイ、ジム・メッシーナ、ティモシー・B・シュミット、ラスティ―ヤング‥‥　　

どうです？　このゴージャスな面々。もう足の先から頭まで、全身ウェストコースト人でしょ？（この方々の正確な出身地は知りませんが・・音楽的に）

ジム・メッシーナは、ケニー・ロギンスと組んでいたロギンス＆メッシーナ―その人。ランディ・マイズナーにティモシー・B・シュミットと言ったら泣く子も黙るイーグルスの人気メンバーじゃあないですか！　みんな声が良くて歌が上手くてコーラスハーモニーが完璧で爽やかでメロディアスな音楽性。　こんなメンバーがいるバンドが良くない訳がない。

この曲はサビがメチャ爽やかソング。サビがメチャ心地いいのに繰り返し回数が少ないのがやや不満ではありますが、みなさん如何でしょう？

★ Love takes time / Orleans　

オーリアンズと言えば、日本では「ダンス・ウィズ・ミー」ばかりが取り上げられますが、いい曲は他にもあります。カラオケにも「ダンス・ウィズ・ミー」はあるが、この曲はない。この曲がオーリアンズの中で１番好きなのに。不満不満不満・・・・

この爽やかさは、ある意味、ジョイ・スキャベリーの「アメリカンヒーローのテーマ」（1981）やロビー・デュプリーの「スティル・アウェイ」（1980）などに共通するものを感じます。というより、もしかしたらそれらもこの曲（1979年作）の影響を受けているのかも？　

哀愁があるのに爽やかで湿ってはいない。この感じが最高！と感じます。昔も今も。　CMなんかで使えば企業の好感度アップにつながると思うけどなあ・・・いい曲があまり流れないニッポン・・・

★Houston / Chris Christian

この曲は若い頃、レンタルレコードでジャケ買いならぬ、ジャケ借りした（下YouTubeに見れらる輸入盤の顏ジャケではなく、一面白いジャケの真ん中に海辺の写真が載ってたような・・日本盤仕様盤のジャケです）。「ジャケ借り？」って・・・で、聴いたら、「大吉！大当たりおめでとうございます！」って感じ。笑　あまり知られていないアーティストで、こんな爽やかでクオリティの高いレコードあるのか！とビックリ！大学生の頃だったかなあ。

この曲が入っているアルバムは、今でも AORの頂点・見本のようなクオリティだと思っていて、自分的には、ある意味フォスター＆グレイドンの超名作「エアプレイ」級の楽曲の良さ。いや、自分にフィットするという意味では、むしろこちらの方が好きなくらいです。ほぼ全曲素晴らしい。

この爽やかさと哀愁は一生モノの真名曲。こんないい曲。毎日FMで流れててもいいと思うマジで。

★ I Will Still Love You / Stonebolt

甘い曲が続きますよ。甘い曲でアマアマづくし作戦どす。なんのこっちゃ‥笑　汗

子供の頃、この曲がビルボードでヒットしてた頃、いい曲だなあって。日本の曲にこういう爽やかな曲あったらいいのになあ～って。思ってた。

今聴いてもいいなあ。タイプ的にはエアサプライ タイプか？でもエアサプライがヒットするもっと前、既にこんな爽やかな曲がヒットしてました。自分的にはエアサプライはちょっとスタイリッシュヒット狙い過ぎに感じてしまって、この自然体の透明美を感じるストーンボルトの方が好きだなあ。

そういう意味では、エアサプライよりも Leblanc and Carr の「Falling」 という曲に近いニュアンスかも。底知れぬ純粋さというか清々しさ。（結局、エアサプライの曲もいい曲だと評価はしてます。）

で、結局、そういう系等の曲でこの曲が１番好きだという・・・ ^^) 

そういう自身の感性の確からしさを裏付けられた事が後で起きた。ストーンボルトのレコードを大人になってから３枚位買ったら、ファンキーっぽい曲やツインリードでメロディアスなロック調の曲など・・・売れ線狙いと言うよりも「バンドメンバーが伸び伸びと好き放題に音楽をやってる感」が凄く伝わってくる自分好みの音楽性・楽曲陣とバンドの姿勢に惚れ込んだ経験が。凄く豊かさを感じる音楽。

★Here Comes The Rain / Stonebolt

もう１曲、ストーンボルト。この曲は少し違う系等。ツインリードも爽やかな爽快感を感じる明るいハードポップ調の名曲。この曲、レコードを買った当時めちゃ気に入った。よく歌いましたね。今となっては世間ではニッチポップ扱いか？　私はこれこそ正統ハードポップと感じる。よく練られた曲ですよ。リズムの取り方といい、、メロディアスな曲調といい。

意外とこういう感じのバンドや曲って、有りそうでない。日本で言えばトランザムのコカコーラのCM曲ようなイメージ？ ^^) トランザムって知ってます？　あのバンドのヴォーカルの感じが好きだったなあ。ストーンボルトのような曲があれば大ファンになってた可能性もあった…

私的には、「アメリカの青空の下で爽やかに過ごす」とはこういうイメージですね。超気持ちいい～～～　この音源ちょっと音質が…　自分が持ってるレコードはもっといい音がしますが・・しかし、「紹介したいが誰も知らないような曲がYouTubeにあっただけでもありがたい」とも言える。この曲１度聴くと何度もリフレインしてしまう。この内容を書きながらもう何回も聴いています。(^^)

※ 音量が小さいので大きくして聴くと魅力がアップするかと

★I NEED YOU BAD  / Randy Meisner

イーグルスのメンバーでは、やはりリーダー格のドン・ヘンリーとグレン・フライの人気が高いと思いますが、私が１番好きな元メンバーはランディ・マイズナーです。というよりもウェストコースト系で最も好きなミュージシャンかな。

ランディ・マイズナーのソロ２ndである「ワン・モア・ソング」はウェストコースト系では最も好きなアルバムの１つ。このアルバムは本当にいい曲ばかりで、中にはイーグルスのアルバムに含まれていてもおかしくない位の存在感の高い良曲が何曲もあります。

この人の声質や歌い方は好きだなあ。勿論曲調も。メロディアスなロマンチストで平和主義（イメージ的に）みたいな感じの洋楽アーティストって好きなんだよね。クリス・クリスチャン、ダンヒル（カナダ）…のような人々。性格いいんだろうなあ・・みたいな。 私、基本的に思いやりのないイヤな奴が嫌いなので。 ^^) 人格は大事ですよね。

あの超名曲「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」をドン・ヘンリー、グレン・フライと共に共作したのがランディ・マイズナーであり、リード・ヴォーカルも担当してた。また、ホテル・カリフォルニアでは「Try and Love Again」を歌っています。（この曲も後程YouTubeどうぞ）この曲も大好きな曲で、ホテル・カリフォルニア内のアルバムだけでなく、イーグルスの中で最も好きな曲の１つ。

イーグルスは恐ろしくいいバンドですが、ヘンリー＆フライの主導権が強過ぎたと感じる事もあります。私は、イーグルスのアルバムにランディ・マイズナーの作った曲をもっと多く採用していれば、もっと豊かで大らかで爽やかなバンドになっていたと思いますね。ポコに於いてもイーグルスに於いても、もっと活躍して欲しいミュージシャンだった。（残念ながら他界しております）

いい曲だなあ。この曲は大抵のイーグルスの曲よりも好きですね。この曲と並ぶイーグルスの名曲は数曲しかないと感じます。ランディ・マイズナーは才能ある有能なミュージシャンなのに、過小評価されてる感が・・・・

★Try and love again / Eagles（Randy Meisner）

ランディ・マイズナー作。この曲は大好きな曲で、ホテル・カリフォルニア 内のアルバムだけでなく、イーグルスの中で最も好きな曲の１つ。いい曲ですねー。なんて爽やかなんだろう。爽やか世界１ですね。(^^)

★You'll Think of Me （live) / Keith Urban

上記とは時代が変わります。知ってます？私は全然知りませんでした（ガクッ）。向こうでは結構な人気があるようです。このアーティストは比較的最近知りました（７～8年位前か？）。バンドメンバー募集の過程で、20歳代の若者（男性キーボーディスト）と会う機会があり、喫茶店で話した際に教えて貰ったんです。（私は若くないが、若者とは比較的自然体でコミュニケーションが取れる）

彼は「カントリーが好きなんですよ。今風のカントリーポップ」と言うのでユーチューヴで観たら、確かにイケ面でカッコいいステージングは昔のカントリー風とはイメージが違いましたが、音楽的には「いかにもメロディアスなカントリーポップス」であり、あくまでも往来のカントリーポップの良さを含んだ正統派でしたね。こういう音楽も彼のお蔭で知る事が出来た訳で若者との交流もたまには有意義だと感じましたね。

いい曲です。いまだに、このような人間味のあるメロディアスな曲を歌うセンスある若手アーティストが出て来るのは嬉しいですね。動画の下にも「 Best Live Performance」と書いてある通り、スタジオバージョンよりもこのライヴテイクがいいですね。躍動感があり、適度な緊張感と穏やかさや爽やかさが満喫できます。アコースティックギターの音もいいなあ。非常にバランスの取れた豊かなライヴパフォーマンスといった感じ。この人、ライヴで本領発揮するタイプかも ^^) 

★He thinks he'll keep her（live)  / Mary Chapin Carpenter

この曲もスタジオ盤よりもライヴがいい。このアーティストは何も知識がなかったのですが、アマゾンに８年位前か？やけに爽やかなCDジャケットが気になり、自分の「お気に入り」にしてそのままになっていたアルバムを８年越しにYouTubeで聴いてみたんです。

そしたら声質や歌い方は気に入ったのですが、どうもそのアルバムの曲は今一か？と思ったけど、もう少し他の曲も聴いてみたら、この曲のライヴに偶然出会い「キター！」となった次第です。笑

基本、カントリーポップスで爽やかさ・爽快感が強いと共鳴します。タニア・タッカー然り、クリスタル・ゲイル然り、テイラー・スイフトも少し前のカントリーポップなら聴きやすいですね。こういう曲が自然にいいと感じる所が洋楽好きの原点にあるのかな？　あまりこういう曲って日本人は聴かないですよね。そうは言ってもさすがにバンジョー全開のド・カントリーは聴かないですけどね。(^^)　ポップなメロディーに躍動感が心地よい。

爽快感MAX！！　いいなあ、この「ほのぼのとした空気感」。「ぼのぼの」ではない・・・汗　ぼのぼのは面白い漫画

★Something's Always Wrong / Toad The Wet Sprocket

このアーティストのCDは、昔日本盤帯付きCDの宣伝文句を信じて中身を知らずに買ったら当たりだった。これは「ジャクソン・ブラウン風？」なんてイメージを感じた。歌い方がさり気なく自然体。曲調も軽やかでキャッチーでいながら、大衆に媚びを売るような誇張もなく自然体。

こんないい曲をやるアーティストが1970年代でもないのに出てくるんだなあ　とアメリカンロック、ポップスの良心を遺伝子的に感じましたね。これがアメリカンポップス・ロックだと。

このサッパリ感・爽やかさがアメリカン。何も考えずにドライヴのお供に最適。特に天気のいい晴れた日に。

またお楽しみにーーー 　　^^)