ミドリムシ: 微細藻バイオプラスチック
先週、産総研、NEC、宮崎大学の共同開発成果である、
微細藻の一種ミドリムシから抽出される成分を主原料とした
微細藻バイオプラスチックについて新聞に記事が掲載されていた。
水中で生活するミドリムシ
は、光合成により自らの体内で
エネルギー源としてグルコースの集合体である多糖類を生成している。
この多糖類(パラミロン
)は木材を形成するセルロースと同じ組成で
あるが、平面的なセルロースに対して三重らせん構造を特徴としている。
私たちの生活に馴染みの深いセロファンやレーヨンは、木材を出発原料とする
セルロースを強アルカリと二硫化炭素で溶かして成形し酸で中和したもの。
今回プレスリリースされた微細藻バイオプラスチックは、この多糖類(パラミロン)に
柔軟性を付与する目的でミドリムシ由来の油脂成分(ワックスエステル
)から
得られる長鎖脂肪酸のミスチリン酸や、長い鎖状部位と剛直な六角形状部位を
併せもつカルダノール を付加し、さらに無水酢酸で多糖類中の水酸基
を変成させた、いわゆるセルロースアセテート(酢酸セルロース)誘導体。
セロファンはセルロース中に存在する水酸基に基づく強固な水素結合により
熱可塑性(熱を加えると柔らかくなる)を持たないが、無水酢酸によるアセチル化、
可塑化成分の結合により熱可塑性を持ったセルロース誘導体が生み出される。
今回発表された微細藻バイオプラスチックは、アセチル化そして長鎖脂肪酸による
可塑化を図ったアセチルセルロース誘導体であり、先行している(株)カネカの
100%微生物由来のバイオポリエステルとは異なる構造を持った新規バイオポリマーと
言えよう。
昨日の二子玉川の朝焼け
「スノーホワイト」(Snow White & the Huntsman)
日進月歩で進化し、虚構としての映像の面白さ、
そして迫真性の強力なツールとなっている
コンピューター・グラフィックス(CG)技術。
本作「スノーホワイト」は、虐げられし者の反撃、
美しい自然の奪還と、多くの人が期待する勧善懲悪の展開を
踏襲し、卓越したCG技術を駆使して、薄幸な美女白雪姫と
邪悪の権化である不老不死の女王との対決を描くことで、
人間の生き方としての持続する“勇気”の美しさを
描いている。
“魔女”であり、白雪姫の継母の座を奪いとった女王
ラヴェンアを演じるシャーリーズ・セロン。
どんな役でも監督の意向通りに演じ切るシャーリーズの
鋭い眼光が、哀しい過去を背負い、自分の美貌を永遠に
追い求めることを生きる源としている“女”の内面を表現する。
愛する妻を殺され、束縛されない一匹狼の生き方をする中で
刺客として送られたが、白雪姫を助けることになる狩人、
愛する父親を殺して継母となる女王ラヴェンナを殺害し、
暗く荒廃した領土を明るく実り豊かな土地に戻すことを
誓う白雪姫、そして白雪姫を助ける7人の小さな森の狩人達。
海の生物、山の生物が共存する、幻想と恐怖に満ちた暗い森、
黒曜石をイメージした黒い兵士達、カラスの群生からなるラヴェンアの黒いマント、
海に面した黒い城、そして監督がイメージしたシルクの光沢をもつ黄金色の
ミラーマンと続編が楽しみな一作。






