世田谷区 鎌田南睦会 どんど焼き
今年で24回目となり地域の伝統行事化している
世田谷区鎌田南睦会のどんど焼きが二子玉川緑地公園で
行われた。
町会の有志がボランティアとして、
1月に入ってすぐに多摩川河原のススキを狩り込み、
高さ約10メートルの太い竹の支柱にそって組み込んだ
骨組みの上にススキのドームを造り上げ、
その内外にお正月の松飾や縁起物を飾り付け
焚き上げる。
大根、ごぼう、人参など地元で収穫された野菜類や
昆布、塩、米、日本酒をお供えし、今年1年の無病息災を
祈願した後点火。
風も無く、雲ひとつ無い青空の下、
もくもくと白煙が上がったと思う間もなく
思わず後ずさる、圧倒的な熱を伴った火炎が
ススキの山から顔を出し、あっという間に
燃え上がっていった。
庭で落ち葉を燃やす事が禁じられ、
野焼きも出来なくなった昨今、
セイバンモロコシの繁茂で多摩川河原のススキも減っているが、
どんど焼きは、人類の原始的欲求である火を燃やすという
行為の醍醐味を味わさせてくれる。
鏡開き
1月11日の今日は鏡開きの日。
子供の頃、お正月用に搗く餅の一部を丸めてお供えした
鏡餅の表面がひび割れ、手でも割れるようになってくるのが
今頃で、割った餅を甘く煮た小豆の中で柔らかくして
食べるのが楽しみであった。
乾燥した小豆は100g中に約20gのタンパク質を含み、
(大豆の同じく約37gと比較するとやや少ないが)、
大豆の約2倍の約18gの食物繊維そしてその小豆色の
成分である複数のポリフェノール類(抗酸化物質)を含む
優れた健康食品である。
昨年末は沢山の種類の豆を煮たが、
黒豆(大豆)のほか、金時豆、うずら豆、白花豆等
多くのインゲンマメ類が煮る前に一晩水につけ
乾燥したマメに十分な水を吸わせることが
柔らかく煮るコツであるのに対し、
小豆はその皮自体に水との親和性が低い成分を含むため、
洗ってすぐに火にかけ、熱でその実を柔らかくする。
そしてこの皮の組成が原因で、煮る時間に
注意しないと、たちまち実が割れてしまう小豆達。
週末は柔らかく粒のそろった小豆を使ったぜんざいを
楽しみたい。
1月13日のどんど焼きに備え、高さ約10メートルの
竹の支柱に刈り取られたススキ(カヤ)が巻きつけられていた。
「ヒューゴの不思議な発明」(Hugo)
狂気や暴力を前面に出して“男”の生き様を描いてきたマーティン・スコセッシ監督が
概略180百万ドル(約150億円)の制作費を使って完成させたパラマウント作品
「ヒューゴの不思議な発明」は、監督自身のハリウッド無声映画への愛情が
たっぷり込められた、暴力とは無縁の、子供の想像力を刺激する“おとぎばなし”
として仕上げられていた。
アメリカの絵本作家ブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』
(The Invention of Hugo Cabret)を下敷きに制作された本作は、
1930年代のパリを背景に、父親の死後一人でモンパルナス駅の
時計台に暮らす少年ヒューゴが、父親の遺品である修復半ばの
ゼンマイ仕掛けの機械人形を修理し、人間そっくりの人形が
手に持ったペンで絵が描けるようにしていく過程で出会った人々との
関わり合いの中で、ヒューゴが“家族”を取り戻していく姿を、
透明感に溢れる豊かな色彩と、ダイナミックな映像で描いた
ファンタジー。
孤児となったヒューゴが、ひょんな事から知り合い、
乳児の頃から養父母に育てられ、映画を見ることを
固く禁じられていた美少女イザベルと映画館に忍び込んで
見た映画がハロルド・ロイドが体を張って、はるか眼下にマッチ箱の
ような自動車を見下ろす時計台にぶら下がる「要人無用」。
ゼンマイ仕掛けの機械人形、大時計を動かし続ける大きな歯車、
そして一コマ一コマ手で彩色された人工的な無声映画の数々、
人の英知で産みだされ、人の手で作られた数々の精巧な発明に
魅せられたマーティン・スコセッシ監督が撮影技術の粋を集めて
制作した、何とも言えない魅力をたたえた作品。






