ヨーロッパ建築巡礼記 改 デザインで豊かな生活を -128ページ目

東京散歩

今週は東京日帰り出張が二回あったので、予定以外の空き時間で見たいところに少し寄ってきました。
1回目の方は表参道、青山近辺の建築をさっと見ながら隈研吾氏が設計したパイナップルケーキ屋さんの「サニーヒルズ」を目的に。

サニーヒルズは青山の住宅地内のひっそりした場所に突如木の塊が飛び込んできます。
地獄組と呼ばれる木の組み方で、すごく複雑に見える立体格子です。
完成時の雑誌の写真とは印象が異なり外部はいい具合に色が落ちてきてグレーっぽい色合いです。
表参道のLVMHも木ルーバーがいい感じに風化していました。
尖ってはなくて木の質感が落ち着いた感じです。
内部からも面白く、建具、家具も統一された意匠で完成度の高い建築です。
パイナップルケーキ一種類だけが販売されている建物とは思えない規模です。
写真のパイナップルケーキが五個入りと十個入りの二つだけの商品構成みたいです。
表参道と言えば、昔GAPがあった交差点の角地に中村拓志氏の設計した商業施設「東急プラザ表参道原宿」へ。かねてより実際に空間を体験したかったので行ってきました。特徴的なミラーガラスの入り口と店舗の構成、屋上テラスが見所ですが、屋上の開放感と緑の量に驚きました。
パブリックな空間で誰もが自由に使える空間であそこまで快適なものが都市の一等地に公園でなく商業施設で開放されていることが素晴らしいです。屋上から見える都市の風景や抜け感が気持ちよく、特に交差点に面するコーナーの抜けがダイナミックな都市との関係を感じます。丹下さんの代々木体育館が真正面に見えます。

表参道のケヤキは相変わらず緑の豊かさを感じさせてくれます。
滋賀では普段から琵琶湖や緑などの自然に囲まれていますが、これが普通になってると自然の豊かさも忘れがちです。東京などの都市にある緑からそんな当たり前のことを気付いているようではいけないので、普段の設計デザインから意識高く滋賀での空間と環境の在り方を追求していかなければと思わせてくれました。

生活の空気


鉄骨の倉庫兼作業場の建物から住居にリノベーションした現場の写真が仕上がってきました。

今回は引き渡してからの撮影だったので普段の生活感がそのまま現れた写真になりました。雑貨や小物、観葉植物など好みのテイストで綺麗にまとめられ、楽しんで生活されている様子が感じられます。ご主人と奥様にもモデルになっていただきリアルな写真になりました。

チークとウォールナット


チークの床、天井にウォールナットのキッチン。綺麗に仕上がりました。撮影は来週。

10年


先日、ヨーロッパに建築を見るためバックパッカーの旅を計画中の後輩と話していたので、昔の写真を今のmacに移動させて眺めているとちょうど10年前の今日はコルビュジェのサヴォア邸に行ってたことが写真の日付から分かりました。


10年。長いようであっという間。10年前に大学を卒業して建築家を目指して旅に出た訳ですがその旅でも必ず見たかったサヴォア邸。今写真を見ると当時実際に体感した空間がリアルに思い出されます。この空間体験をどこまで自分に蓄積できているかがその後の創作に効いてくると思います。

音楽でも、芸術でも、物を創る人間にはできるだけ本物を実際に体験することが一番大切だと思います。



コルビュジェのサヴォア邸は20世紀を代表する建築のひとつで、学生時代最初に認識した近代建築のマスターピースのひとつです。

1931年にパリ郊外のポワシーに建設された住宅で20世紀最大の建築家ル・コルビュジェが提唱した近代建築の五原則『自由な平面、ピロティ、自由なファサード(建物正面)、横長連続窓、屋上庭園』全てが実現された記念碑的な傑作です。


改めて昔の写真を見るだけで身が引き締まります。当時の空間体験の感動は勿論ですが、自分の建築へのオモイなど原点を見つめさせてくれます。


朝から閉館までの時間1日じっくり堪能してかなりの枚数の写真を撮りましたが、今の自分だから気になる部分が発見できて面白いですね。
















ちょうど10年前に書いた現地でのスケッチ。


裏を見ると2004.7.22(木)の表記。寸法の実測なども今見ると書いてて良かったなと思えます。

アメリカのwebサイト「Architizer」に掲載されました

Architizer(ニューヨークの建築webサイト)に掲載されました。
江戸時代後期の町家をリノベーションしたプロジェクトです。



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