道北ヤブ山日記

主に道北の山を中心に登ってます。その理由は情報が極めて少ないからです。 情報過多の現在においても、道北の山はブラックホールのように情報はありません。 だからこそ、この目で確かめてみたいと思って行動しています。ピークを多く踏むよりも、縦走する山行が好きです。 

 

過去の記録を見るには、年度別山行一覧からお宝を発見するのも良いですが、Yahooなどの検索サイトで、

道北ヤブ山日記␣○○山(岳、沢)と打ち込んでダイレクトに検索すると早いです。(␣はスペース)


 

<<最近の山行>>

6月13日 742m峰/点名・庶路山(白糠町)

6月14日 871m峰/点名・志賀山(芽室町)

 

2011年から2026年までの山行一覧は こちらから


 


 

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871m峰/点名・志賀山(芽室町)ー2026.6.14

871m峰/点名・志賀山(芽室町)ー2026.6.14 (2名)

 

871m峰は美生ダムの東に位置する山で、点名は志賀山である。

ヤブ仲間I氏が未踏リストの挙げていた山だが、自分にはその名を聞くのも初めてだった。

地形図を眺めると、等高線はなかなか険しく、登高意欲をかき立てられる山容をしている。

当初は別の山を予定していたものの、前日一緒に飲みながらルートをあれこれ検討しているうちにすっかり気持ちが傾いてしまった。気が付けば予定を変更し、急遽この山へ向かうことになった。

 

剣二号橋へ向かう畑作地帯から望む871m峰。左奥は伏美岳。

南西の沢ルートは急でヤバそうなので、少し緩い北東ルートを取ることにした。

 

剣二号橋から先で左に分かれる林道「剣山線」は、運良く終点まで入ることができた。

これで長い林道歩きは回避でき、登頂に全力を注ぐことができる。

予定ルートは北東面直登沢であるが、駐車地点から見る沢筋は想像以上に急峻で、とても登れるように思えない。

 

初っ端のヤブが最も濃い。

渋山川を渡渉し、向かいの直登沢に入ると、沢はやや荒れた渓相を見せていた。

 

途中からは蕗のブッシュが支配する。

6月という季節柄、これは致し方ない。

 

次第に沢幅が狭まり、周囲の雰囲気も怪しくなって、何か出そうな気配が漂っていた。

本音を言えば最後まで直登沢に拘りたかったが、I氏とは装備の違いがあり、無理を押して進む状況ではない。

ここは潔く諦めて、尾根ルートへ切り替えることにした。何事も安全第一である。

 

610m二股から斜面に取り付く。

薄ヤブ斜面の急傾斜を、時には四つん這いになりながらグイグイと登ってゆく。

 

尾根途中から切り株が多く見られるようになり、稜線上の作業道の存在を確信。

 

762の西で西尾根にポンと飛び出すと、想像通りに作業道跡がある。

山頂までは登山道と見紛うような獣道が続いていた。

 

北側には剣山ー久山岳ー芽室岳の稜線が時折見られる。

 

足元には十勝平野。

気温が上がり、霞がちなのが残念である。

 

稜線に出てからは、これといった苦労も無く、山頂到達。

三等三角点「志賀山」は地面からひょっこり顔を出していた。

 

南西側には樹木の向こうに青い水をたたえた美生湖がチラチラ見えていた。

 

伏美岳から続く先には、まだ雪の残るピパイロ岳が印象的だ。

 

下山ルートは最後まで尾根を使うと容易である。

 

ルートはこんな感じ

 

 

 

742m峰/点名・庶路山(白糠町)ー2026.6.13

742m峰/点名・庶路山(白糠町)ー2026.6.13 (2名)

 

742m峰/点名・庶路山は、雌阿寒岳の南西に位置する無名峰。

なお、「庶路山」の点名は白糠町市街地北にある標高309mの一等三角点にも用いられている。

 

この山を登った物好きはいないだろうと勝手に思っていたが、ネットで一件ヒットしてびっくり。、oyoyoさんが螺湾からの北ルートで登っていた。

ならば別ルートでと、庶路ダムからの南ルートを検討する。

しかし、山を提案していただいたヤブ仲間I氏の話では、庶路川沿いの林道が崩壊しており、入山地点まで7kmほど歩かなければならないとのこと。

歩くのは平気とは言え、当日朝に旭川を出発する身としては、南に回り込むまでの移動距離が長い。

結局はoyoyoさんと同じ北ルートを選択し、足寄町へと車を走らせた。

 

I氏と足寄町道の駅で合流後、上螺湾の奥へと進む。

同じ北ルートでも先人記録とは敢えてルートを変え、420m標高点手前の林道から歩き出す。

 

林道は廃道状態で車での通行は無理だ。

林道終点から沢を詰めて薄ヤブの尾根を容易に乗越し、白糠町側に入る。

 

コイボクショコツ川沿いの林道を南下する。
所々に広い土場跡が現れ、往時の林業の活況を物語っていた。

 

数は少なそうだが、いるにはいるらしい。

 

瑞々しい足跡。

怖いもの見たさなのだろうか、泥濘ではつい熊の足跡を探しをしてしまう。

見つければ緊張するは分かっているのに・・・。 

 

適当な所から・659に上がる尾根に取り付く。

 

西斜面には作業道が何本も横断している。
しかし、いずれも古く、幼木や倒木が行く手を阻んで、かえって歩きづらい。

 

Co620で尾根に上がると、登山道と間違うほどの明瞭な獣道が山頂まで続いていた。

 

742m峰/点名・庶路山山頂。

三等三角点の標石は苔がついていた。

 

山頂は樹林に覆われて展望はイマイチ。

場所を移動すると阿寒富士と噴火警戒レベル2の雌阿寒が割と近くに望まれた。

 

下りは林道までの最短ルートとなる627を通る西尾根とした。

しかし倒木や急斜面が現れたりと、予想以上に苦労する。

 

素直に登りで使った尾根を引き返した方が、よほど楽だったかもしれない。

 

午後となって気温も上がり、車までの引き返しが長い長い・・・・・。

 

ルートです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羽黒山(山形県)ー2026.6.7

羽黒山(山形県)ー2026.6.7

 

奥様を連れて山形県酒田市で法事。

親戚が集まり久しぶりに御先祖様のお墓を巡った。

 

翌日は実姉と奥様、そして従兄弟と共に鶴岡にある羽黒山へ。

 

実は羽黒山を訪れるのは45年ぶりである。

中学生の頃にも登ったはずだが、ひたすら長い石段を登ったことくらいしか思い出せない。

 

しかし歳を重ねて再び歩いてみると、印象はまるで違っていた。

北海道では見られない歴史の重みをただただ強く感じさせられた。

 

山中にひっそりと佇む国宝の五重塔は圧巻の存在感。

 

樹齢数百年を超える杉の巨木に見守られながら、二千段を超える石段を一歩ずつ登る。

歳取ると歴史モノに感動しっぱなしである。

 

「急な階段の後は一度平坦になります。」

「あ、ホントだ、何でわかるの?」

「地形図を見て登っているので・・・・・」

「地形図??」

多くの登山者とすれ違ったが、この山で地形図を見ながら登っているのは自分だけだった。(笑)

 

全員無事に標高差270m、2446段の石段を登り切った!

山頂にある月山神社、湯殿山神社、出羽神社の三神を祀る三神合祭殿。

厚さ2mを超える日本最大級の茅葺き屋根が圧巻だった。

 

山頂には多くの神社が並び、これまた驚き。

北海道の山々とは異なる、歴史の奥深さを肌で感じられる場所である。

 

下山後、湯殿山注連寺に移動し、鉄門海上人の即身仏を拝観。

完全予約制を知らずに訪れたが、特別のご配慮で住職にご案内頂いた。

 

最後は湯殿山神社本宮へ。

ここに社殿は無く、山中から湧き出る温泉と巨岩そのものが御神体とのことだ。

裸足になって参拝する特別な聖地で、撮影は禁止であった。

 

自分だけは4月19日に月山山頂で月山神社本宮を参拝しているので、出羽三山神社をコンプリート。

 

歴史を感じる良い旅だった。

 

 

 

 

 

突符山(乙部町)-突符川ー2026.5.31 

突符山(乙部町)-突符川ー2026.5.31 (2名)

 

八雲・乙部周辺の未踏峰で、やや深い山としては、元小屋、沖沢、突符がある。

今回はその中でも容易そうな突符山に登る計画とした。

 

無雪期のルートとしては、先人たちの記録どおり、突符川を遡行する南ルートが最も現実的である。

前日に引き続き、地元の岳友M氏と合流。彼は突符山に3回も登っているとのことで心強い。

 

突符川沿いの林道はしっかり整備されている。

幸い日曜日でダンプの往来もなく、気兼ねなく奥へと進むことができた。

林道分岐手前に駐車し、細くなった林道を歩き出す。

 

林道は路盤流失などの大きな崩壊はなく、春先らしく落石が散見される程度。

簡単な整備で再び車で入ることができるレベルである。

 

足跡が無い訳ではないが、熊糞も殆ど見られず、生息密度は薄い印象だ。

 

40分程度の歩きで林道終点から沢に降り立つ。

規模は小さいながらも、ナメが現れ楽しめる。

 

途中にある雪渓の残骸。

今年は気温が高く、例年よりも少ないのかもしれない。

 

Co600で10m滝が出る。右岸の急斜面を高巻いて滝上に出た。

 

沢が尽きても草地が続きヤブは無い。

Co800で岩に行く手を塞がれたため、右手の植生豊富な小尾根にトラバった。

 

ほぼ苦労することなくく山頂に到着となった。

複数回登っている岳友のお陰もあって、効率良いルートを取ることができた。

三等三角点探しに精を出したが、腐葉土が厚く堆積しており、見つけることはできなかった。

残念!

 

山頂からの展望は良い。

北東には砂蘭部ー横山の稜線と、右には小鉾岳のトンガリ。

 

北西にはスルカイ岳。遠くは白水、遊楽部。

 

南東にはレーダードームのある乙部岳と九郎岳。

 

山頂から沢へ下る途中、ズルズルの草付き斜面で足を滑らせ、あわや滑落しかける。

危ない、危ない。油断禁物である。

 

さらに沢を下っている途中、今度はヒグマと遭遇した。

沢中の足を置く石ばかり気にして視線が下がっていたため、発見が遅れてしまったのだ。

ふと顔を上げると、目の前には岩と勘違いするような大きな黒い塊。危うくオカマ掘るくらいの距離だった。

あまりの唐突さに転倒して背中を向けてしまう。

過去22回ヒグマに会っているが、背を向けたのは初めてで、今回ほど動揺したことはない。

ヒグマは足元の植物をほじっていたようで、転倒の音で顔を上げた。

向こうにとっても予期せね鉢合わせだろうから、「万事休す」かと思われたが、幸いにも熊は驚く様子はない。

自分とは正反対に、極めて冷静で、じっと見つめた後に、ゆっくりとその場を立ち去ってくれた。

助かった、ありがとう。

 

特に難しさの無いルート。

 

行程全般ではヒグマの雰囲気は殆ど感じなかったのだが、生息を実証済み。

 

丸山334m(せたな町鵜泊)ー2026.5.30 

丸山334m(せたな町鵜泊)ー2026.5.30 (単独)

 

せたな町鵜泊地区にある丸山は標高334mで三角点は無い。

地形図を眺めてもこれといった特徴は見当たらない山である。

 

平凡な山容を見ながら鵜泊団地の68m標高点に駐車し、破線の林道を歩き出す。

 

相泊山を下山後、その足での二座目。
気温も上がり切った時間帯で、歩き始めから汗が噴き出す。

ヤブ被りの林道を進み、古い建物が現れた辺りで北西尾根に入る。

 

基本は薄いヤブだ。鹿の足跡がある以上、ダニもソコソコつく。

 

Co290で尾根が南向きに変わると、平坦な地形に加え、ヤブも濃くなった。

 

Co300で古い作業道が左手から現れ、山頂近くまで楽ができた。

 

作業道から少し入ると、ピンテのある丸山山頂となった。

展望なし、山頂感もなし、二山目で疲労感はあり(笑)。

 

ただ引き返すのも芸がないので、下りは一本西の尾根を使おうと思ったのが大間違い。

酷いヤブで下降尾根の頭に行くだけでも大変だった。

尾根の中腹では落ち着いたものの、暑さも手伝い、激しく消耗して帰還する。

 

ルートです。

 

周回などと余計な考えは起こさず、往路を素直に引き返す方が楽。

 

 

 

 

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