道北ヤブ山日記

主に道北の山を中心に登ってます。その理由は情報が極めて少ないからです。 情報過多の現在においても、道北の山はブラックホールのように情報はありません。 だからこそ、この目で確かめてみたいと思って行動しています。ピークを多く踏むよりも、縦走する山行が好きです。 


 


過去の記録を見るには、年度別山行一覧からお宝を発見するのも良いですが、Yahooなどの検索サイトで、


道北ヤブ山日記␣○○山(岳、沢)と打ち込んでダイレクトに検索すると早いです。(␣はスペース)


 


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2011年から2026年までの山行一覧は こちらから

 

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賀呂山(八雲町)ー2026.2.7

賀呂山(八雲町)ー2026.2.7 (単独)

 

先週に引き続き八雲周辺へ。

渡島半島の天候も良く分かってきた。季節風が入ると海側は悪天、噴火湾側は晴れやすい。

今回の目標もせたなの毛無山だったが、冬型が決まって断念。

代替案として噴火湾側にある賀呂山へ。

 

賀呂山は雲石峠の東に位置する山の中の1つ。

地形図で冬季ルートを考えてみれば、八雲町営スキー場からのルートがスキー向きと思える。

記録をネットで検索すると、いずれもスノーシューながら同じルート記録が複数あった。

ならば自分は別のルートからとして、エイリン沢からの北ルートを設定してみた。

エイリン沢から三角山へは2023年10月に登っており、土地勘は十分である。

 

日本海側は降雪だったのに、雲石峠を越えると晴れていた。

エイリン沢入口の毛無山橋に駐車し、鉛川林道を歩く。

数日前の高気温の影響か、数センチ下には氷の層があって深く沈まずに済む。

 

林道途中から見る懐かしき三角山。

入渓ポイントからすぐの10m滝は見事に凍っていた。

 

北ルートはどこから取り付くかがポイントとなろう。

何本かある北西尾根の選択もありだが、若干細いのが気になる。

リスクを考えて、自分は林道終点近くから最短ルートで登ることに決めていた。

 

三角山直登沢を過ぎ地形図上の林道終点手前より、渡渉し尾根に取り付く。

難なく事が運ぶと思ったが、複雑地形と急な斜面、そして弱層上のスリップする雪に手古摺った。

一歩一歩が3割ほどズリ落ちて効率悪い登りだ。

その後も地形図では読み解けない小尾根の処理がチョコチョコと出る。

 

Co500付近で植林地帯を回り込むと、開放的地形となった。

最後の登りで南側の展望がグングンと広がっていく。

 

ピラミダルな三角山。

岩壁にぶち当たって、仕方なしにヤブ尾根を巻いた記憶が蘇る。

 

そして岩子岳のトンガリ。霞んでるのが残念だ。

 

山頂直下は意外にも疎林の良き斜面である。

地形図からの印象では、木の混んだ煩い斜面と勝手に思い込んでいた。

良い意味で裏切られた格好だ。

 

最後の登りは苦労する場面も無いままに150mも高度を稼ぐと平坦な賀呂山山頂に到達する。

三角点は若干下がった位置にあるようだ。

 

南には手前が札幌山からの稜線、そして奥には横山ー砂蘭部岳の一段高い稜線が望まれた。

 

頂上直下のスロープを楽しんでからの下山となる。

 

ルートです。

殆どが林道歩き。

 

 

 

峠丸山-雁毛山(せたな町)ー2026.2.1

峠丸山-雁毛山(せたな町)ー2026.2.1 (単独)

 

せたな町南部、国道229号線の太櫓越峠の西には、名のある山がゴロゴロしている。

前日のトワルタップコップとキムンタップコップはサブ山行。

今回の遠征での主目的は、この山塊の最高峰の毛無山816mだった。

しかししかし、本番前夜、降雪が多かった上、当日も悪天予報となれば、テンションは駄々下がりだ。

毛無山は良い天候の時に再訪することし、転進先として太櫓越峠からの峠丸山としてみた。

 

桧山トンネル北出口に都合良く駐車帯がある。

道路を渡って旧国道を歩き出す。

 

林道の雪は砂のように目が細かくて重く、繰り出す板の抵抗が半端ない。

情けない話、この雪質では雁毛山どころか峠丸山さえも難しいと直感。

まずはシールを外し抵抗を減らした状態で行ける所まで行くことにする。

 

旧道から送電線下を抜けると、峠丸山の基部まで林道が延びていた。

ヤブの見える尾根に突っ込むことも無く、随分と助けられた。

 

峠丸山東面は針葉樹林の植林地。

作業道が縦横無尽につけられており、シール装着後に上手く繋いで楽して登る。

特に針葉樹林帯の雪面は沈まずに、歩きやすい。

 

やがて森林帯を抜けて、名前通りの丸い山頂が現れた。

 

峠丸山山頂に無事到達。

絶望的な重雪はいつの間にか、まずまずの雪質に変化していた。

予報ほど天候は悪くならなかったのが幸いし、最低限のノルマは達成。

 

少し先に様子を見に行くと、重なるコブの向こうに南北に長い丘陵状の雁毛山が見えた。

峠丸山でもう満腹の気分だったが、見た感じ想像していたより近い。

旭川から再び遠いこの地に来る手間を考慮すれば、頑張って踏むしかないか・・・・。

 

完全に落ちていた気持ちを立て直すには時間を要した。

無理に西へとスキーを滑らせて、何とか踏ん切りをつける。

 

386mコブは南側をトラバースし、286mに下ると林道に出る。

山名の分からない南側の山並みを眺めて歩いているうちに、雁毛山基部近くまで達する。

 

雁毛山東面は岩がゴツゴツした急斜面である。

ルンゼは雪が堅ければアイゼンで行けそうに見えるが、この時期にスキーで登るのは厳しいだろう。

 

北側に回り込むと苦労なく登ることができる。

 

細尾根の先入観を持っていたが、南北の頂稜は実は広い。

 

平坦な雁毛山山頂。

北西には今回見送りになった毛無山が見えていた。

悪天予報の割には穏やかで、結果的には毛無山でも十分登れていただろう。

 

山頂からは東面のルンゼ状斜面を使って往路のトレースに合流。

 

滑ったルンゼ状斜面を振り返る。

あとは何も考えずに、黙々とトレースを戻るだけ。

 

ルートです。

 

途中諦めずに二山登れたのは収穫。

 

 

キムンタップコップ岳(今金町)ー2026.1.31

キムンタップコップ岳(今金町)ー2026.1.31 (単独)

 

今金にある面白い山名の二山。

トワルタップコップ岳下山後にキムンタップコップ岳へ。

 

奥沢地区の最終人家の先が除雪終点。

丁度トラクターで除雪作業をしていた。

家の前ではないが、念のため一言断りを入れると、指でOKと示していただき、気持ちよく出発できた。

 

林道から135-242 を抜け山頂に至るシンプルな北ルートである。

トワルタップコップで予想より時間を喰ったため、少し急がねばならない。

 

午後ともなれば気温も上がってこのあり様。

焦る気持ちとは裏腹に、ベタ雪が板にまとわりついて消耗する。

ストックで板をぶっ叩きながらの歩きである。

 

顕著な二つの沢を越えた先で尾根に取り付く。

 

ヤブを踏みつけて強引に上がると送電線下に出る。

旭川から超寝不足で350km移動、そして二山目となると、例え低山でも辛い。

歳なんだから強行軍はそろそろ控えなければ突然死もありそう。

 

242mコブはトドマツの植林地。

この先で予想外の展開となる。

 

何じゃこりゃ!木が無いではないか!

キムンタップ北面は樹林が全て無く、小さい幼木の植林地帯となっていたのだ。

他人の記録を全く見ていないので、余計に驚きは大きかったのかも。

 

山頂はハゲ斜面上ではなく、さらに奥にある。

疎林で良い雰囲気である。

 

キムンタップコップ岳山頂。

山頂からの展望は低山ながらも良い。

それは周囲に高い山が無いからで、道北の山並みに似ていた。

 

特徴の無いトワルタップコップ岳を一発で当てるのは難しい。

低い稜線をじっくり眺めていると、坊主山の手前にある平坦な山がそれと分かった。

周回しての二山登頂は、遠慮して正解だったと思えた。

 

ルートです。

 

距離は短いが足取り重く時間を要した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トワルタップコップ岳(今金町)ー2026.1.31

トワルタップコップ岳(今金町)ー2026.1.31 (単独)

 

トワルタップコップ岳とキムンタップコップ岳は今金町と八雲町の境界稜線にある山。

興味を惹く山名とは裏腹に、地形図で見る山容は冴えず、三角点すら無い山である。

 

両山を周回する手もあるが、ダラダラとアップダウンを繰り返す稜線歩きは面白みに欠ける。

昔は平気でやっていたものだが、歳を重ねると意欲が低下するのは仕方ない。

一山ずつ登った方が良いと思え、まずはトワルタップコップから。

 

旭川を未明に出発して仮眠を取りながらのグダグダ運転、夜が明ける頃には今金に到達となった。

いつも思うが、旭川からは遠い!!

予定ルートはホンシブンナイ川沿いの林道からの北ルートとする。

 

志文内橋を渡って少し行ったところにボロい謎のコンクリート製建物。

古く錆び付いた銘板には「北大理学部地震地殻変動観測施設」と記されていた。

今も使われているのだろうか??

 

林道は平坦で全く標高が上がらない上に蛇行を繰り返す。

通行止の看板が途中にあり、夏場でも名勝オオシュブンナイの滝までは行けなさそう。

 

本峰西側の地形は尾根がグチャグチャで、ルート取りが問題となる。

自分は極力シンプルに行きたいので、林道を長めに歩き、・246に向かう尾根を選択。

標高は低いながらも積雪は十分だった。

 

 

・246を過ぎると展望が一気に広がる。北にはカニカン岳をはじめとした山並み。

 

東には坊主山からルコツの稜線。

山頂までの標高差はすでに100mを切っているが、アップダウンを繰り返すので一筋縄ではいかない。

 

弧を描くように、ルートは東へ東へとずれていく。

 

天候に恵まれた山行は、本当に幸せな気分だ。

自分のトレースを眺めてマッタリする時間。

 

ようやくトワルタップコップの山容を捉える。

平坦、平凡、タダの台地。なぜあれに山名が??

 

・274の東で境界稜線に合流、一度下っていよいよ最後の登りとなる。

本峰西面はトドマツの植林地になっていた。

 

山頂付近は平坦でだだっ広いハゲ台地である。

 

トワルタップコップ岳山頂。

標高の割に時間を食ってしまった。

平坦すぎて山頂からの展望はイマイチである。

 

少し西に移動すると、雄鉾岳ペンケ岳が良く見えていた。

 

ルートです。

名前は面白いが、山行としては正直印象が薄い。

 

下山後、キムンタップコップ岳へ。

 

 

 

 

 

国縫・坊主山(長万部町)ー2026.1.25

国縫・坊主山(長万部町)ー2026.1.25 (単独)

 

国縫にある坊主山は標高僅か125m、IC脇にあり、送電線がそばを抜け、そして三角点も無く標高点だけ。

三拍子も四拍子も揃った山で、これまで素通りしていた。

地図を見て一番興味が湧くのは、山よりも国縫漁港の形かもしれない(笑)。

 

ジムニーから見る特徴に欠けた山容。

旭川への帰路、時間があるので遂に登ってみることに・・・・。

 

国道脇に良い駐車スペースがあった。

スキーでの登頂は未知の為、ヤブ覚悟の捨て板で出発する。

 

噴火湾沿いの低山ながら、積雪はまずまずで、ホッと胸を撫で下ろす。

 

59mの△四等三角点「円通寺」を抜けると、送電線の管理道路が現れ助けられる。

 

見晴らしの良い電線下。

 


懐かしい坊主山からルコツ岳の山並み。

 

笹や蔓植物を引っかけながら早くも最後の登りである。

どうせ展望もない頂上だろうと勝手に決めつけていたが・・・・。

 

国縫坊主山の山頂は意外にもスッキリしていて驚いた。

 

噴火湾も一望。

 

そして面白い形の国縫漁港も良く見えていた。

 

ルートです。南ルート。

 

帰りは千歳空港から長沼を抜けて岩見沢経由で難なく旭川に戻ったが、この日の札幌周辺は大雪で大変なことになったらしい。千歳空港から札幌までの交通はJRもバスも運休し、7000人も空港に泊まったとのことだ。

 

 

 

 

 

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