カニカン岳(今金町)ー2023.5.27
カニカン岳(今金町)ー2023.5.27 (単独)
狩場周辺の1000m前後の山で唯一残っていたのがカニカン岳だった。
2023.5.5長万部岳から初めて見た山容。
寿都の母衣月山を下山後、今金にある登山口までやってきた。
ピリカ湖からの道路上には熊糞が点在し、恐怖感はすでに高い。
登山口の立派な看板は地形図入りで好感が持てる。
寿都から意外に遠かった。
自分以外に登山者は誰もおらず、相変わらず静かな登山である。
5月とは思えない陽気の中、セミの大合唱を聞きながらスタートする。
暑い、とにかく暑い。
気温が高い上に虫も多く、防虫ネットを被った歩きで不快指数は高い。
それでも暫くは森林帯の中の歩きとなるので直射日光が避けられる。
今頃咲いていたチシマ桜。
登山道は良く整備されて歩きやすい。
最初の取り付きだけは急斜面だが、その後は緩い傾斜が続いた。
途中何度か小沢地形を横断しては尾根をずれていく。
自分が登山道を開削するとしたら、登山口を298付近にして、568-636のラインか、463-773のラインだろう。
・773の先で初めて本峰が姿を現した。
左手の沢から吹き上げる風が心地よく、脱水気味の体が癒された。
山腹にある金鉱坑道遺跡。
こんな山奥に歴史があるとは・・・・。
雪渓に座り込んでクーリング。東に見えるのは長万部岳。
最後の200mの登りに耐えるとカニカン岳山頂となった。
今シーズン何度となく見てきた狩場山。
次第に黒さを増して行く様子が良く分かる。
遠くは大平山。
手前の1021m峰(通称利別岳)も気になる存在で、機会があれば・・・・・。
下山後はクアプラザピリカでマッタリした後、翌日の狩場・天狗岳に備えて島牧に移動する。