<ここまでの流れ>
3.準備と予行練習
4.いざ!体験入居
5.体験2日目
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体験入居3日目の朝、姉から送られて来たLINE「血圧が高い、どうしよう…」にドキッとしました。
私は姉が体調不良になるのを一番心配していました。体験入居が決まってから本番当日に至るまで、普段以上に体調管理に気をつけたのに。このタイミングでなっちゃったか?!
血圧の数値を聞くと、上150/下100程度で、その他の症状は特に無いとの事。
うむ、確かに少し高めだけど…。自宅でも時々出る値だし、他に症状が無いなら…ひとまずホッ(安堵)。
姉は血圧の数値を普段からとても気にしていて、値が高いと何度も計り直す。それで値が下がるなら良いけど…値に囚われて気持ち的にしんどくなる傾向があるのです。
特に今は体験入居中。このままなし崩し的に体調が悪くなられては困るので、敢えて明るく姉を励ましました。
あまり気にせず、無理しない程度に体をほぐしたり、お散歩したりして過ごせば落ち着くよ。大丈夫!体調が変わったらすぐに職員さんに伝えるんだよ!
その後も血圧はあまり変わらず高いまま。体験入居に入る前、定例の通院で、血圧の薬を少しだけ強めに変更されたはずなのに。それでも高めなのは、グループホーム体験で緊張しているせいかな?
ところが同じ日の午後、姉から「血圧が高い理由が分かった」と再びLINEが。姉の分析?によると、体験入居している部屋の温度が高い(暑い)から血圧が上がっているに違いない。との事。
なるほど、それも一理ある。確かに見学時や体験の荷物入れの時、南向きで日当たり良好な部屋だな〜と感心した覚えがある。
姉には早速部屋のエアコンを入れるように伝えたところ、エアコンが使えないやら、動かないやらとの返事で、どうにも要領を得ない。
つい、こちらからグループホームの職員さんへ連絡して、エアコンをつけてもらうように言ってあげようか?とLINEを返したところ、姉からテレビ電話の着信が。
画面上に出て来たのは姉ではなく、グループホームの職員さんだったのでビックリ!職員さんの話では、グループホームの建物は全館空調で、季節(この時は2月)的に暖房しか入っていない。いくら個室で操作しても冷房は使えないとの事。
室内が暑くて血圧が上がっている可能性があると聞き、ひとまず対策として、窓と扉を少し開けて固定し、風を通すようにしました。とその様子をテレビ電話で見せて下さったのでした。
元々姉はかなりの暑がりですが、まさか2月なのに暑さで悩まされるとは…。日差しが良すぎて部屋が暑くなるとは想定外。当然半袖などの涼しい衣類も持参していませんでした。
もしも本入居できるなら、この南向きの部屋は避けた方が良いな…。と思ったのでした。
つづく