・国家資格キャリアコンサルタント
・Gallup認定ストレングスコーチ
・TRE(トラウマ&テンション・リリース・エクササイズ)国際認定アドバンスプロバイダー
・自我状態セラピー(パーツ心理学)セラピスト
皆川公美子です。
生きづらさひっくり返し仕掛け人です、これまでにのべ7,100名ほどの方のご相談を伺ってきました。
最近HSPの彼女がめんどくさい、という記述をよく見かけるので、今日はそれに対して書いてみようと思います。
彼女がと言っている時点で、この声の主は男性だと思われますね。
彼女が繊細で
音がうるさいカフェにはいられないとか、
すぐ疲れてしまうから、すぐ帰りたくなるとか。
何かとご自分の面倒を見て欲しいような文言を言っている(ように感じている)
または神経質すぎて、人間関係やちょっとしたことに不平不満を言い続けている。
などなど
どのようなパターンでこの言葉が出ているのか、もう少し伺わないとわからないところなんですが
彼がとれる手段はシンプルに考えて次の2つです。
①おめ〜めんどくさいよ、と言ってどこがめんどくさく感じたのか、それをちゃんと彼女と話し合う。
→この話し方、が鍵を握りますので今日はそこを!
②そういう風に彼女と対話するのもめんどくさいと言う場合は、そこにはもうつながりの可能性はないので「あなたといても全く心地よくないので、お別れしたい」ときちんと言う。
そもそもこの男性は、彼女の事は好きだけれども…と言う前提で
でも繊細さを訴えてこられた時にどうしていいかわからないから困る、
と言うことをおっしゃっているのではないかと思います。
その場合は①に当たりますよね。
まず彼女を観察してみて欲しいです。
◆環境音や匂い、人混みに対して、ただ単に高ぶるし疲れるので、早めに帰りたいと言っているのなら、
神経処理が深くて長時間音のうるさいところにいたり、臭いのきついところにいるのは神経への刺激と圧倒が強すぎるため、それは彼女の特性として理解して、少し彼女にとっての神経負荷の少ない生活やお出かけ、デートを考えてあげるのがいい。
彼女さんは、きっと感激して
あなたに別のところで心からの優しさを向けてくれるでしょう。
◆そうではなくて、人間関係に神経質さを感じるとき
なんだかいつも自分に依存しているなと感じたり、
私のことを面倒見てくれるのは当たり前でしょと言わんばかりに聞こえるとき、
それとも何か自分を試してるような気がするのか。
(いろいろな予定に細かく気づいて細かくチェックを入れてくるとか、
とても些細な生活の齟齬や違いに文句を言いがちであるとか
または合わせてきすぎ、もっと自分がどうしたいのか言ってくれよという場合)
彼女がなんとなく子供っぽく自分で自律していなくて、
八つ当たりしたり気持ち的に、もたれかかったり頼りすぎたりしてくると感じるときは、
もうちょっと根っこが深いかもしれません。
彼女に長期性(発達性)トラウマがある時、
(親との関係がうまくいかなかったとか、不適切養育によって自己肯定感が育まれなかったとか)
彼女は、自分のせいでは無いけれども、とても依存の強い神経パターンにいらっしゃる可能性があります。
この場合彼女にそれをきちんと伝えることが大事です。
自分はあなたのこういう言動に対してわずらわしく感じるの、ということです。
そして「あなたを受け入れない」という問題じゃなくて
一緒に心地いい関係になれるように努力したい、ということを一緒に伝えることです。
その時、一瞬彼女はひるむと思いますし、
ショックを受けると思いますが、
それでも彼女が普通に絶対自分が正しい、これが常識だと思って言っていることが
彼との間でずれている、と認識してもらったほうが良い。
幼少期に作られた人間パターンと言うのは、親との関係の中で作られます。
親が心配症で過度に過干渉だと、自分は何もできない愚かな人間だという概念がついてしまう場合がありますし、
=不安型愛着
親が無関心すぎたりお世話できなかったりだと、自分は何も理解してもらえない。どのようにしても親と関係を持つことができないと言うような根っこの概念(潜在意識)が形成されてしまいますので
=回避型愛着
この場合は、あなたとではなくて
その神経パターンと付き合うのをやめたいと伝える必要があります。
ただ優しくしていても、この神経パターンは絶対に変わりません。
いつかかわってくれるだろう
いつか気づいてくれるだろう
は絶対に来ないのです。
なぜかと言うと彼女の持つ深いイノチの防衛だからです。
要するに、そういう神経パターンさんが
言動をコントロールし
命をかけて彼女を守っているのです。
恋人を攻撃するのに、
自分を守っているわけないじゃんと思われるかもしれませんが、
幼少期に親から見捨てられる不安を深く持った子どもは彼氏からも見捨てられるのではないかと深い意識で思って疑り深くなったり、彼氏の行動を監視したりする傾向があります。
逆に怒っぽかったり、何か攻撃を仕掛けてくるような挑戦的な感じの場合もあります。
いずれにしてもこのパターンは本人が気がついて解除しようと思わない限り、
変わりません。命を守っている防衛パターンだから(と神経系は認識しているから)
彼女の人生を一生間違った方法で守ることになります。
幼い頃はそうやって、親の気分の浮き沈みや
親の傷んだ気持ちからくる過干渉や攻撃に
自分が傷つかないように自分を守ったシステムだったのですが、
1人で判断したり、住む場所を選べる大人になった彼女には
もう必要がない防衛パターンなのかもしれません。
いずれにしても
彼女さんと2人同じ夢を見て
同じ方向を見て
並んで歩けるようなそんな時が来ることを願ってやみません。
パートナーシップとは横に並んで歩くこと。
向かい合っている時間よりもともに並んで歩く時間の方が何百倍も長いはずです。
ともに並んで歩く時、お互いを心から信頼し
この人といたら安心で心地良いと思いながら、
幸せに歩いていただけたらと願っています❤️
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愛着障害まではいかない、
愛着不安が
この社会のすべての人間関係です。
自律神経との関係性を見ていくことが
支援家にとってはとても大切な時代かもしれません。
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◆皆川のセッションは4種類です。まずは皆川と話してみたい、という方へ。
HSPさんのなんでも相談室 と 強みを活かして成果を出す相談室、そしてTRE(ボディワーク)です。
必要だなと思われたら、防衛反応解除のワークなども入れています。
◆HSPご本人向け。おしゃべり裏チャンネル の stand. fmやってます。
ながら聞きができるので、車での往復やご飯作りのときに
お風呂のあとのリラックスタイムなどに聞いてくださっている方が多いです。
⏩本の使い方説明動画(約3分)
◆集英社(オンライン)さんに取材していただきました。この記事めっちゃくちゃわかりやすいです!
【自律神経とHSPの関係をとてもわかりやすくまとめてくださいました】
◆HSPが持続可能なサステナワークを手に入れる【
こちらは自分の神経反応を変えて、ラクな働く人生へシフトしたい方向け。
転職や発信にどうしても怖さがでる、という方、
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