HSP/HSC専門 国家資格キャリアコンサルタント
皆川公美子です。
今日は
完璧じゃない、
曖昧な状況や曖昧な人間関係を受け入れて
あいまいなままでいるのって得意ですか?
をテーマに書いてみたいと思います。
HSPさんは、もともと完璧主義者だっていわれることが多いですよね。
完璧主義というのは
100%120%の精度でクオリティが良い、
間違いがない、ミスがない、
すべてがスムーズに滞りなく進んでいる、
チームが100%機能している、等々。
物事をもっとこうしたらいいのに、もっと完璧になるのに。。。
という思考をもってらっしゃるかたがHSPさんには多いのではないでしょうか?
これらはもちろん、扁桃体が強いことによって
不安察知、リスク察知が上手だっていうのが
HSPさんのもともとの特質ですので
それが原因で起こっている、ということもできます。
ですので、
それがよくないものであるとか
完璧主義を捨てろとかいう論理ではないのですが
(完璧主義が良い結果になることも多いですし。)
職業現場においても、
その丁寧な仕事に太鼓判をおされているHSPさんというのは
私がお話を場でもとても多くうかがいます。
なのですが
完璧主義と、人間の白黒、
例えば
あの人はいい人だor悪い人だ
あの人は好きだor嫌いだ
など。
どちらでもないという状態には居にくい
というお話もHSPさんからはよく聞きます。
どうしても白黒つけてしまう、というような。
物事の全部、人間関係の全部に何らかの白黒がある、という状況です。
これはもちろん悪いことではないという前提の上で
この視点があると、
ものごとや人間関係がうまくいきやすいかもしれません
ということをお伝えしたいと思います。
こういう行動にしたほうが、というのではなくて
こういう視点をもつと楽にうまくいくかもよという内面的な物事なんです。
ですので少し抽象的でわかりにくいかもしれませんが
もし良かったらお付き合いください。
まず、完璧な物事を求める心理というのは
やっぱり幼少期の逆境体験があった人に起こることが多いです。
世の中にでると社会の人達はそれほど完璧を求めていない
ということに気づきませんか?
例えば、公的機関や大きな企業のやっていることだって
やれ失敗しただの、やれ上手くいかなかっただのっていうことって
世の中にすっごく多いですよね。
ええ?!大企業の責任者がそんなことしちゃうの?!
って思いながらテレビの前にいるHSPさんは実は多いのではないでしょうか。笑
「え?『できなかった』でOKなの?!」
「『ごめんなさい』で終わり?!」
まあ、公的機関のミスは完璧主義でなければという話とは
ずれるとは思うのですが、
例えばのはなし
そういうリスクやアラが見えるということは
よくあることですね。
完璧主義っていうのは、頑張るエンジンがかかる良いことである反面
例えば小さいころ親御さんに「本当にあなたはのろいね」とか
「もっと早くしなさい」と言われていたり
テストで高い点数をとったとしても
「ここができなかったのかあ・・・」「もっとがんばれるんじゃない」
とか言われたり。
親御さんからしてみれば励ましの言葉だったのかもしれませんが
子どもにとっては、がんばったことが一回も認められたことがない、褒められた記憶がない、という状態はつらいです。
お母さんが
「わぁ~!!」と満足している顔が見たいのですよね、子どもは。
なのに、いつも
「もっと頑張れもっと頑張れ!!」と言われてしまうような状態。
これは結果として、いつも交感神経優位に子どもを追いやっているという状態になりがちです。
または、助けて欲しい状況、分からない、とか、どうしたらいいの?大丈夫かな?って
ハラハラどきどきしているというときに
お母さんに「大丈夫だよ、これで大丈夫なんだよ」って言ってもらえてなかった、という状況。
これも、あるあるですよね。日本人ってガンバレガンバレ文化なので。
「まぁいいじゃない。なんとかなる、大丈夫だよ」っていう感覚からは遠い遠い教育を受けていることが多いですよね。
完璧主義になろうとしたわけじゃないけど
一回も満足してもらえなかった、または責められていた、みたいな状況の時
潜在意識としては(自律神経としては、と言ってもよいのかもしれませんが)
完璧にしていないと攻撃される
または
完璧にしていないと相手を喜ばせることができない
または
完璧じゃないと存在しちゃだめ
っていう擦り込が生じますよね。
そうやって心の防衛のニーズが生まれます。
そしてもう一つの。
人間関係にすぐ白黒をつけてしまう。
これもHSPさんあるあるですかね。どうでしょうか?
出あってしばらくした瞬間にはもう、
この人はいいか悪いか、好きか嫌いか、自分の敵か味方か、
みたいなことをすごく感じているっていうことがありませんか?
これは回避型の愛着パターンを持っている人に多いかなと思われるのですが
頭では
人間てファジーな動物だとわかている、
どの人も良い面も悪い面も両方持っているとわかっている
だけれども、自分のとって敵か味方かという発想をしてしまう。
これもやはり幼少期に安全がなかった人、
特にお母さんとの関係構築がうまくいかなかった人が陥りやすいかもしれません。
例えば、お母さんが「あんたセンスが最悪だね」「あなたが神経質なせいで疲れる」など自分を攻撃していたとか、あるいは興味を持ってもらえなかったというネグレクトに近い状態=放っておかれたとか。
何をきいてもお母さんはふわふわした答えや「わかんない」って言う答えしかかえってこなかったとか
全然頼りにならなかったとか。
お母さんとの相性やマッチングの問題で
お母さんが自分のことを一ミリも理解してくれてると思えない、とか。
これも関係性をあきらめる、関係性を求めたら自分が傷つく、
要するに人とのつながりを深くもとうとした時に恐怖感がでるというものです。
そういうパターンに陥りやすいっていうことがあるかもしれません。
でも今日お伝えしたいのはそこではなくて
完璧主義や、人への白黒つけることには
いいところも悪いところもありますよね。
でももう一つ進んで
人との関係のファジーさ
や
物事の精度に関しての曖昧さ
をもてていったほうがHSPさんは成功しやすいというか、うまくいきやすい
ということなんです。
転職した時や
個人事業主として新しいステージに行く時というのは
必ずなにか古い物事とおわかれして、または古い部署の人達とお別れして
新しい状況に飛び込むっていうことがでてきます。
必ず社会との状況によってうまれることです。
例えば 転部してみんなが知らない状況でグループの中で自分はどんなポジションなのかなとか
どういう存在感としてやっていくのかなとか。
そういう人間関係の不安定さがあるときには
私たちはそれを否が応でも受け入れなければな状況もありますよね。
そういう時にわたしたちは安心感をもって
ファジーな状況だけれども、自分が曖昧さの中で安心していられるとか
その状況を受け入れていられるという精神状態があると
とても安定しますし、それによってパフォーマンスが上がったり、いい結果を出せたり
いい感じで自分を進めることができるという仕組みがあります。
今日の話はちょっと抽象的で、伝わりましたでしょうか?
曖昧さを受け入れる
人や物事がまだら状態で在って
いい とか 悪い とかの一色じゃない
ということを深く腹落ちさせる、受け入れるということ。
このスタンスを持てると
HSPが安定して
成果を出せたりパフォーマンスがあがったりということが
でやすいな。
そういうセッティングなんだなと思っています。
今日もお読みくださりありがとうございました。
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