2024年10月に鳴子温泉郷の未訪宿を独りでひたすら巡った湯修行旅シリーズ、その32。
今回でこの旅最後の立寄り湯です。
その前にまいど恒例、これまでの行程リンク集からどうぞ。
【1日目】
伊藤商店 古川店
鳴子温泉 旅館 岡崎荘
新鳴子温泉 まつばら山荘
川渡温泉 湯宿 ぬまくら
東鳴子温泉 ホテルニューあらお
鳴子温泉 扇屋 <内湯編>
鳴子温泉 扇屋 <貸切露天編>
鳴子温泉 ホテル亀屋
東鳴子温泉 旅館なんぶ屋
川渡温泉 民宿旅館 二宮荘 <到着編>
川渡温泉 民宿旅館 二宮荘 <温泉編>
川渡温泉 民宿旅館 二宮荘 <食事編>
【2日目】
中山平温泉 あすか旅館
中山平温泉 四季の宿 花渕荘
中山平温泉 仙庄館 <前編>
中山平温泉 仙庄館 <後編>
鳴子温泉 旅館すがわら
鳴子温泉 旅館 弁天閣
鳴子温泉 鳴子旅館
鳴子温泉 そば処 小花(食事)
川渡温泉 旅館ゆさ
中山平温泉 鳴子やすらぎ荘
鬼首温泉 大新館 <到着編>
鬼首温泉 大新館 <食事編>
鬼首温泉 大新館 <温泉編>
【3日目】
鬼首温泉 とどろき旅館
鬼首温泉 せんとう 目の湯
鬼首温泉 吹上温泉 峯雲閣
鬼首温泉 すぱ鬼首の湯
鬼首温泉 リゾートパーク ホテルオニコウベ
鳴子温泉 鳴子ホテル
戻ってきた鳴子温泉には未湯の宿もまだあるものの、最後の1湯に選んだのは東鳴子温泉。
実は初日、二日目と訪れて臨時休業らしかった宿「久田旅館」。「ひさだ」でなく「きゅうでん」。
地図イラスト↓の赤枠、初日に行った「まつばら山荘(晴れ温泉)」と以前に訪れた「阿部旅館」の間。

江合川を挟んで国道47号と並行に走る道からこの看板↓のある細道を曲がった先にある宿。

最終日に訪れたらしっかり営業していてホッとした次第。

14時半過ぎに到着。

地名の久田というのは宮殿からきているそうな。
源義経にまつわる言い伝えからとのことで、詳しくはオフィシャルサイト↓をどうぞ。
東鳴子温泉 久田旅館
こちらの立寄り営業時間はサイトによると11時~18時。
ただし外にあった営業案内↓には11時半からとなっいるので、実際のところは要確認でお願いします。
それでは最後の立寄り湯、「ごめんください~」。
立寄り入浴料は500円。
フロントの奥にウイスキーやら焼酎が並べてあるのが気になりますなぁ

5人ぐらいが並んで座れるソファ↑を横目に浴場へ。

浴場は男女別にそれぞれ内湯と露天風呂が1つずつ。
そしてその内湯と露天風呂では源泉が違うのですよ
しかも泉質も違う
よって写真は多めになるものの、まとめてお送りします。

2源泉の分析書はいくつかの場所にしっかり掲げられておりました。

では男湯へ。

出るお客と入れ違いに入ったので、ほぼ独り占め状態。
毎朝8時~10時半までは湯の入れ替えと掃除のために入れないとの表記。
そしてガラス戸にも2源泉の分析書が貼られておりました。

内湯は大きな窓が開放的。
露天エリアにもそのまま行ける構造。

浴槽は数人がゆったり入れるサイズ。

カランから出る湯の写真を撮っているのだけれども、源泉そのものでは無さそう。

色は無色透明、でも少し甘味を感じたとメモがあり、真湯に源泉が混じっている状況なのかどうか。未確認。
では内湯の源泉のお話を。

淡い黄褐色透明な湯は、源泉名が「久田2号」。
源泉温度56.5度、pH7.4のナトリウムー炭酸水素塩泉。いわゆる純重曹泉。
溶存物質総量(ガス成分を除く)は1.2852g/kg。
この湯を少量の加水ありでのかけ流し使用。

浴槽の温度を測ってみると。。。

41.3度と入りやすい適温。
湯の色味は浴槽底の沈着とかによってわかりにくいと思われるので、この写真↓を。

やや黄褐色な感じはお分かりいただけるかと。
ではこちら久田2号の源泉成分数値を簡単に抜粋。

陽イオンはナトリウムが289.7mg、カリウムが11.8mg、カルシウム6.6mg、アンモニウム2.8mg、マグネシウム2.6mg、鉄Ⅱ0.3mg、リチウム0.2mg、マンガンⅡ0.1mgなど。
陰イオンは炭酸水素が607.2mg、塩化物が80.4mg、硫酸が35.4mg、リン酸1水素5.8mg、ふっ化物0.3mg、チオ硫酸0.3mg、臭化物0.1mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸が236.5mg、メタホウ酸4.1mg、メタ亜ヒ酸1.0mg。
溶存ガス成分は遊離二酸化炭素が79.8mgなど。
湯口あたりは黒っぽい沈着が顕著。

見た通りのモール泉系の風味がありましたよ

モール泉っぽい甘い香りあり。
僅かにタマゴの香りと味わいも。
湯口の温度を測ってみると。。。

44.9度あり、投入手前で若干加水しているということでしょう。
投入量を絞って加水なしにするか、加水してしっかり投入して新鮮な状態を保つか、難しいところ。

浴感は膜を張るようなツルスベ感がしっかり
とはいえハシゴ湯を続けてきたので膜張りに関しては自信ありませぬ。










ではこのまま外に出て露天風呂へ。
露天風呂は小さく、また開放感はあまりなし。
2~3人ぐらいの規模の浴槽。

色味はわかりにくいと思うけれどもほぼ無色透明。
使用されている源泉名が「久田1号」。
源泉温度67.1度、pH7.3の、含硫黄-ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。
溶存物質総量(ガス成分を除く)は2.934g/kg。
この湯をやはり加水してかけ流しにて使用。

全体的に黒茶色っぽい沈着あり。
浴槽の温度を測ってみると。。。

40.0度と源泉温度が高い露天にしてはややぬるめに感じた。
わかりづらい色味はこちらで判断願います。

ほぼ無色透明がお分かりいただけるかと。
似たような写真だけれども、こちらに乗せて源泉の成分数値を抜粋。

陽イオンはナトリウムが917.6mg、カルシウムが13.1mg、カリウムが10.2mg、アンモニウム2.0mg、マグネシウム0.8mg、リチウム0.3mg、ストロンチウム0.2mg、鉄Ⅱ0.1mgなど。
陰イオンは炭酸水素が926.9mg、塩化物が767.8mg、硫酸が111.2mg、チオ硫酸8.4mg、ふっ化物4.9mg、硫化水素2.0mg、臭化物0.9mg、リン酸1水素0.4mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸が111.7mg、メタホウ酸が54.6mg、メタ亜ヒ酸0.9mg。
溶存ガス成分は遊離二酸化炭素が221.6mg、遊離二酸化炭素1.2mg。
総硫黄を計算すると、約7.87mg。
湯口の存在感が素晴らしい

カラフルな沈着に真っ白な湯口ロード。
ここだけ昔の東川原湯旅館みたい

淡いコク硫黄臭と僅かなアブラ臭あり。
僅かなアブラ味と淡いタマゴ味、淡い塩味も感知。
湯口の温度を測ってみると。。。

47.3度と源泉温度から20度ほど下がっているので、投入手前でそれなりに加水しているのかな。
加水してない源泉を完全かけ流しの状況で入りたいと思ったことは間違いない。

こちらもツルスベしっかりに感じたものの、浴感については肌コーティングのためよくわからなくなっておりました(^^;
数値的にはそれで合っているとは思われ。
全く違う泉質の湯を交互に楽しめるのは鳴子ならではなのかも。

モール泉と硫黄泉の贅沢な交互入浴をしばらく楽しませてもらいました
昨秋の鳴子温泉郷界隈の湯めぐりはこちらで終了。
次回は少し移動して旅の最後に食べたラーメンのお話を。

東鳴子温泉 久田旅館
宮城県大崎市鳴子温泉字久田67
0229-84-7639
立寄り入浴料 500円
立寄り可能時間 11時~18時
ただし訪れた際は11時半以降になっていたので要確認
【内湯】
<源泉名:久田2号>
ナトリウムー炭酸水素塩泉 (低張性・中性・高温泉)
56.5度
pH7.4
溶存物質総量(ガス成分を除く) 1.2852g/kg
淡黄褐色透明
モール泉らしい甘い香りあり
微タマゴ臭あり
淡甘味、微タマゴ味あり
膜を張るようなツルスベ感あり
黒っぽい沈着あり
加水かけ流し
【露天風呂】
<源泉名:久田1号>
含硫黄-ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉 (低張性・中性・高温泉)
67.1度
pH7.3
溶存物質総量(ガス成分を除く) 2.934g/kg
ほぼ無色透明
淡コク硫黄臭、微アブラ臭あり
淡タマゴ味、淡塩味、微アブラ味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
浴槽に茶~黒っぽい沈着、湯口にカラフルな沈着と白い湯の花的な付着あり
加水かけ流し
2024年10月入湯
※数値はR1の分析表より