おいたま温泉 賜の湯 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2023年5月に相方と2泊で巡った福島と山形の温泉シリーズ、再開。

ここから最終日、3日目の行程です。

まずはいつものここまで行程のリンク集からどうぞ。

 

<初日>

谷中温泉 旅館 谷中ノ湯

かこい食堂(食事)

新甲子温泉 五峰荘

二岐温泉 旅館ふじや

二岐温泉 柏屋旅館 <到着編>

二岐温泉 柏屋旅館 <食事編>

二岐温泉 柏屋旅館 <自噴巌風呂編>

二岐温泉 柏屋旅館 <滝の湯編>

 

<二日目>

大内宿(観光)

天国茶屋(食事)

小野川温泉 吾妻荘

小野川温泉 やな川屋旅館 <斧川の湯編>

小野川温泉 やな川屋旅館 <露天風呂編>

小野川温泉 湯杜 匠味庵 山川 <到着編>

小野川温泉 湯杜 匠味庵 山川 <良実の湯編>

小野川温泉 湯杜 匠味庵 山川 <小町の湯編>

おしょうし処 しげ坊(食事)

 

 

小野川温泉で泊まった「湯杜 匠味庵 山川」は素泊まりだったので早めにチェックアウト。

適当に朝食をとり(写真もメモも無し)、向かったのは小野川温泉から北東に約13kmほどにある日帰りの温泉施設「(たま)の湯」。

 

 

早朝から営業しているので端からオープンアタックは目指しておりませんでした。

また写真↑右にあるホテル(あちら系)、近いので源泉使用かと思い調べたところそうではありませんにやり

 

 

こちらは公共交通機関からも行きやすく、JR奥羽本線の置賜駅から西へ約0.5kmの距離。

調べたら置賜(おいたま)というのはアイヌ語の「ウキタム」が語源なんだそうな。へぇ~。

貴人が何かを置いてそれを賜ったからなのかと思っておりました。

いずれにせよ地方名からこちらの施設名が生まれたのでしょう。

 

施設内の別棟に飲食処があった。

 

 

写真↑の右。訪れてないので詳細はわかりませぬ。

 

目的地はこちら↓。

 

 

9時20分頃に到着。

 

 

おいたま温泉 賜の湯

 

 

 

駐車場には結構な数の車があったので、もう混んでいることは覚悟。

 

 

営業時間は5時半~22時。さすが湯処、山形。青森みたい。

 

入口の近くに飲泉処もあった。

 

 

詳細は後ほど。こちらは2源泉ある内の熱い方で、浴場内よりも塩味がやや感じられた。

 

入浴料は安いビックリマーク330円!!

 

 

ただしサウナは別料金(入浴+サウナで450円)。

サウナは興味ないので入浴券のみを購入。

砂ぶろも別料金であるらしいが、そちらもパス。

 

 

受付まわりの写真↑はピンボケ・ブレ失礼m(__)m

 

こちら↓はロビーだったか、単なる休憩所か。

 

 

実際はまっすぐ浴場を目指しております。他の写真は帰りに撮影。

 

 

男女別に内湯と露天風呂、寝湯がある。

女湯のみ岩風呂があるらしいがもちろん未確認。

 

 

脱衣所の状況から多数の先客がいることが判明。やはりねぇ。

 

 

そして浴室内は撮影禁止でありました。どっちみち混んでいたのでこれで諦めがつく(^^;

 

お湯自体を自分で撮影できないので、先に源泉使用状況を。

 

 

上の表↑の利用源泉をご覧ください。

すべての浴槽で「上新田源泉と同第2号源泉」となっており、温度の違う2源泉の混合で季節によって調整しながら基本は完全かけ流しで使用している。

先の小野川の4号源泉と5号源泉みたいに。

なおこちらの源泉は二十数年前に井戸水を掘っていると湧出したらしい。

それはぬるい1号源泉のことでしょう。

 

ここからの写真はオフィシャル系や観光紹介系などWEBから拝借したものです。

 

※写真はWEB紹介記事より拝借

 

湯は無色透明

写真↑奥に見える亀の湯口からはぬるい方の源泉、すなわち「上新田1号源泉」をそのまま投入。

源泉温度31.3度pH7.8単純温泉

成分総計の表記はなく、溶存成分(ガス性のものを除く)が0.482g/kg

手前の大きな玉の湯口からは熱い方の源泉、すなわち「上新田2号源泉」をそのまま投入。

源泉温度52.0度pH8.7ナトリウム-塩化物泉

溶存成分(ガス性のものを除く)が1.1212g/kg

 

基本は先述通り完全かけ流し

 

※写真はWEB紹介記事より拝借

 

この写真(女湯かな)↑を見ると玉の中からと、その手前に細い管も見えるが、共に熱い2号源泉と思われる湯が投入されていた。

温度の違う2つの源泉の風味にはあまり違いが見受けられない。

あえて言えば熱い2号源泉の方が湯口で僅かに焦げたニュアンスの香りがあったかも。

基本的には無味無臭に近い

ただし先述したように入口近くにあった2号源泉の飲泉処では塩化物泉らしい塩味(ただしかなり淡い)が感じられた。

 

※写真はオフィシャルサイトより拝借

 

それぞれの湯口に茶色の沈着を観察。

スベスベ感もあったが、小野川コーティングの影響もあるかも。

 

洗い場の写真は無し。

カランは源泉かどうか不明でした。

そして330円ながらシャンプー類の設置あり!

 

 

では露天エリアへ。

 

※写真はWEB紹介記事より拝借

 

開放感はご覧の通り素晴らしいイヒ

田畑、ビニールハウスなどが見え、遠くに山も見える。

 

露天風呂は内湯に比べてややぬるめだった。

内湯ではほぼ見なかった細かな茶色系の湯の花を露天風呂で確認。

 

※写真はオフィシャルサイトより拝借

 

ここで源泉の成分数値を簡単に抜粋。

上新田1号源泉から。

陽イオンはナトリウムが112.5mg、カルシウムが42.6mg、マグネシウムが2.0mg、カリウムが1.8mg、鉄Ⅱとアルミニウムが0.2mg。

陰イオンは塩化物が198.9mg、炭酸水素が79.7mg、硫酸が11.7mg、臭素が1.0mg、フッ素が0.8mg、炭酸が0.5mg、リン酸水素が0.2mg。

遊離成分は非乖離成分がメタケイ酸27.0mg、メタホウ酸2.9mg。溶存ガス成分が遊離二酸化炭素1.7mg。

 

上新田2号源泉はこちら↓。

陽イオンはナトリウムが310.3mg、カルシウムが52.4mg、カリウムが9.3mg、鉄Ⅱとリチウムが0.6mg、マグネシウムとマンガンが0.1mg。

陰イオンは塩化物が510.1mg、硫酸が145.6mg、炭酸水素が36.1mg、炭酸が15.3mg、フッ素が4.7mg、臭素が12mg、硫化水素が0.3mg。

遊離成分は非乖離成分がメタケイ酸32.6mg、メタホウ酸1.9mg。溶存ガス成分が遊離二酸化炭素17.0mg。

 

1号と2号は成分の多少だけでなく、バランスもちょっと違うのが面白い。

1号は炭酸水素が硫酸より多いが、2号はその逆。

また2号は炭酸イオンが15mgほどあり、またアルカリ性なので浴感にも影響してきそう。

 

※写真はオフィシャルサイトより拝借

 

眺望に向かって設置されている寝湯はやや熱め。

 

※写真はWEB紹介記事より拝借

 

その他には水風呂があり、それは1号源泉単独ならよかったがそうではなく真水だった。

 

撮影がままならないことと風味が微妙だっただけに、もう一つはっきりしないレポとなりました、すみません!

撮影受難は次も。。。

 

 

 

おいたま温泉 賜の湯

 

山形県米沢市上新田2300-1
0238-37-4126

入浴料 330円(サウナ・砂風呂は別料金)

5時半~22時(最終受付21時半)

 

2源泉の混合で使用
<源泉名:上新田1号源泉>

単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)

31.3度

pH7.8

溶存成分 0.482g/kg

<源泉名:上新田2号源泉>

ナトリウム-塩化物温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)

52.0度

pH8.7

溶存成分 1.1212g/kg

 

無色透明

ほぼ無味無臭

2号源泉の湯口で僅かに焦げ臭あり

2号源泉の飲泉処で淡塩味あり

スベスベ感あり

細かな茶色の湯の花あり

完全かけ流し


2023年5月入湯

※数値はH22・H27の分析書より