2023年10月に湯友と二人、東京下町で昼飲みハシゴやら湯やらのお話、その3。
ここまでの行程はこちら↓。
錦糸町の温泉施設と言えば駅前の「楽天地スパ」や、少し離れているけれども温泉銭湯「御谷湯」などを思い浮かべる方は多いでしょう。※御谷湯はこのシリーズ最後にまた登場します
その他にもう一つ、自家源泉を持つ施設があります。
それが「サウナ錦糸町」。
1970年代からやっているサウナ施設の老舗。
こちらの水風呂等で使用している井水を分析したら令和2年に温泉認定が受けられたのでした。
到着したのはお昼時の12時過ぎ。
入口前ではお弁当販売をやっておりました。
近隣に需要はしっかりありそう。
サウナ錦糸町(カプセルイン錦糸町)
こちらの前は何度となく通っていたものの、立寄るのは初めて。
男が「錦糸サウナ」、女が「ゆずりはの湯」。
男性がサウナと水風呂、加温浴槽。
女性が岩盤浴と加温浴槽。
料金体系は男女で違い、男は1時間1300円、2時間1600円、6時間2300円。
女は2時間1600円、3時間1900円。
24時間営業
その他に男女とも宿泊でカプセルホテルが利用できる。
錦糸町で何か?あった時、とても有用な施設
そのほか平日は朝サウナ↑が800円で利用できる。
我々は1時間1300円コースを選択。
タオルは大小レンタル料込。
セルフでタオルを手にし、フロアを離れます。
女性「ゆずりはの湯」は地階↓。
もちろん確認してないので、詳細は書けませぬ。
男性は階上。
ロッカーは縦長。
先客は仕事途中で立寄ったっぽいサラリーマン系が少し。
他は全身がカラフルなそちら系と思われる方々が何人か。全然問題なし。
それでは浴室内へ。
真ん中にドーンとあるメイン浴槽は水風呂。
そう、こちらのメインは水風呂、加温浴槽は脇役
その向こうにサウナがあり本来はサウナこそがメインなのだけれども、件の先客さんたちで賑わっていたので隙を見て少し入っただけでほとんど利用せず。
120度の高温サウナだそう。
ここにきてサウナをおざなりにする客も普通いないでしょうねぇ
無色透明な水は源泉名が「カプセルイン錦糸町・サウナ錦糸町・ゆずりはの湯」。
源泉温度18.0度、pH8.2の温泉法第二条の別表に規定するメタケイ酸の項目により温泉に適合。
成分総計は0.89g/kg。
この源泉をこの浴槽では非加熱の完全かけ流しにて使用している。
洗い場のカランなどを含め、使用しているのは全てこの源泉ということになる。
浴槽の温度を測ってみると。。。
20.1度と入りやすい水風呂。
我々は基本、加温浴槽(後述)との交互入浴で楽しんだのでした。
掘削動力揚湯の源泉、その成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウム123mg、カルシウム75.7mg、マグネシウム41.1mg、カリウム15.1mg、鉄(Ⅱ+Ⅲ)0.2mg。
陰イオンは塩化物328mg、炭酸水素212mg、硫酸0.1mg。
非乖離成分はメタケイ酸が67.0mgで、この数値が50mg以上なので温泉法の温泉となった。
溶存ガスは遊離二酸化炭素が29.9mg。
浴槽内投入や湯口投入の他、天井からの打たせ湯的な投入もあった。
源泉はほぼ無味無臭。
自然なスベスベ感があった(入浴写真なし)。
では脇にある加温浴槽へ。
奥の壁はもちろん窓ではなく写真パネル。
こちらは加温循環で使用されているが、嫌な消毒臭などは無し。
浴槽の温度を測ってみると。。。
44.2度と熱めの設定。
その分、サウナに入らなくても水風呂との交互入浴が楽しくなるのでありました
さて、この浴場からさらに階上へ行くことができる。
源泉を使った施設はもうなく、外気浴とトレーニングジム。
ジムも無料で使えるのならかなりお得な値段設定になるのでは。未確認。使用してません。
外気浴も見学だけ。
1時間の滞在ならこんなものだけれども、長く滞在しても色々過ごせる内容の施設。
サウナ界では老舗であり、源泉マニアとしても水風呂ながら完全かけ流しで楽しめるので、皆さんもご利用を。
サウナ錦糸町(カプセルイン錦糸町)
東京都墨田区錦糸2-6-3
03-5637-7738
入浴料 1時間1300円 他に色々設定あり
24時間営業
<源泉名:カプセルイン錦糸町・サウナ錦糸町・ゆずりはの湯>
温泉法第二条の別表に規定するメタケイ酸の項目により温泉に適合
18.0℃
pH8.2
成分総計 0.89g/kg
無色透明
ほぼ無味無臭
自然なスベスベ感あり
水風呂で完全かけ流し
2023年10月入湯
※数値はR2の分析表より