Share金沢 (シェア金沢) | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2020年10月後半に行った北陸旅行のお話、第4弾。

金沢駅からすぐに氷見市へ向かったが、そこから七尾市へ移動。

以後は帰るまでずっと石川県となる。

 

旅行記でいつもやる、ここまでの行程。

 

指崎温泉 民宿いけもり

氷見 魚市場食堂 (食事)

湯川温泉 龍王閣

 

湯川温泉のある七尾市の崎山エリアから能登半島を横断し、羽咋市へ。

とあるお寺にある相方筋のお墓参りその1を済ませ、千里浜の方へ移動。

すでに夕方、日本海に落ちる夕日がとても美しい。

 

 

未湯だった千里浜なぎさ温泉に立寄ろうとするが、その日は設備点検で臨時休業ショック!

例によってまたピンポイントでフラれてしまう(^-^;

もうあちこち巡ってる時間はないため、宿のある金沢市内へ向かう。

夕食は金沢在住の知人と一緒にする予定だったが、金沢市内ならもう1湯は行けそうだにひひ

兼六園あたりから南東へ車で10分ぐらいのところにある、Share金沢へ。

 

Share金沢(シェア金沢)をご存じであろうか。

ぼくは今回の立寄り湯を調べるまで知らなかったのだが、これから向かうShare金沢の温泉施設はShare金沢という街の1施設

小松市にある「三草二木 西圓寺」(未湯)と同じ、社会福祉法人「佛子園」による運営。

障害者だけではなく健常者も、また若者も高齢者も分け隔てなく一緒に暮らせる街を創るという壮大な試みがShare金沢

詳しくはサイトをご覧あれ。

 

 

2013年にオープン。

元サナトリウムの跡地であり、金沢刑務所の向かいにあるのだが、駐車スペースに車をとめても広がるのは美しい街並み。

 

 

目的地の温泉施設がしばらくわからずにウロウロしてしまったが、そのおかげで次第に様子が分かってきたニコニコ

 

 

これ↓は浴場のある棟に掲げてあった街の全体図。

 

 

住居だけでなく福祉施設、自然学校、商店、工房、ライブのできる会場もある。

温泉施設はSOUTH棟。

 

 

日暮れジャストぐらいで何とか到着した。

 

 

到着半顔写真を撮る看板を探すが適当なのが見つからない(^-^;

ガラスの文字をバックに。

 

 

Share金沢 (シェア金沢)
 

 

 

この棟も温泉だけでなく、レストランやギャラリーなどもある。

 

 

10月末ということでハロウィンの飾りつけがたくさんあったが、いくつか施設内の写真を。

 

 

ウッディな館内は調度品のセンスも素敵で、かなり居心地がよい。

 

 

廊下もとても広く、車椅子なども楽にすれ違えるであろう。

 

 

広い多目的スペースなどもあり、いろんなイベントが企画されているものと思われる。

 

入浴料はレストラン(蕎麦屋)で支払う。

440円だった。

 

 

地元の特産品なども販売。

 

浴場は男女別に内湯と露天風呂がある。

 

 

浴場の営業時間は11時~21時(最終受付は20時半)。

基本的に第1・第3月曜日が定休日とのこと。

 

脱衣所には音楽ライブの案内が貼ってあった。

 

 

いいなぁ、ライブやったらお風呂に入れさせてくれるかなぁ。

 

 

なお時間的に入浴客はそれなりに多く、浴場内写真はあまり撮れず。

内湯はこの1枚のみ。

 

 

露天風呂で後程よく見ていくが、湯はしっかりモール泉である。

洗い場(写真なし)のカラン・シャワーからは源泉は出ず、真湯・真水だった。

シャンプー類の設置あり。

 

湯使いは内湯、露天ともに加温循環併用のかけ流し

分析書では塩素消毒ありになっていたが、湯からは嫌な塩素臭は全くしなかった。

 

露天エリアはしばし独り占めができた。

どれも暗くいのはご容赦を。

 

 

なかなかの濃さがある茶褐色透明な湯は、源泉名が「Share金沢温泉」。

源泉温度31.0度pH8.7ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉

成分総計1.237g/kg

600m掘削して動力揚湯、湧出量は52.8リットル/分

 

 

先述通り、加温循環併用かけ流し

 

 

湯口の他に浴槽内にも加温された源泉が投入されていた。

 

 

僅かなモール臭僅かなタマゴ臭がした。

甘味あり。

内湯の方が若干タマゴやモールの風味が強いような気がしたが、ニュアンスレベル。

 

 

しっかりとしたツルスベ感はさすがモール泉。

ぬるぬる感もあるニコニコ

 

成分の内訳を少し見ていくと、陽イオンではナトリウムが356.3mg、95.03ミリバル%とほとんど。

カリウムイオンが14.2mgと続く。

陰イオンでは塩化物イオンが288.4mg、49.18ミリバル%、炭酸水素イオンが459.9mg、45.61ミリバル%と、この2要素でほとんど。

ただし炭酸イオンも20.3mgあり、ぬるぬる感に貢献してそう。
メタケイ酸は74.1mgと規定値越えぐらい。

 

 

金沢のモール泉の中でもなかなか充実した源泉ではなかろうか。

湯使いは完璧ではないものの源泉の魅力は存分に味わえる。

夏に非加熱源泉にかけ流しで入れるイベントとかやってもらえればとても嬉しい。

 

相方の撮った女湯の露天風呂も1枚。

 

 

新たな街のあり方を発信しているShare金沢

温泉以外の視点からもまた行ってみたいところとなった。

 

 

 

Share金沢 (シェア金沢)

 

石川県金沢市若松町セ104-1
076-256-1014

入浴料 440円

11:00~11:00(最終受付 20:30)

第1・第3月曜が定休日(月によって変更あり)

 

<源泉名:Share金沢温泉>

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 (低張性・アルカリ性・低温泉)

31.0度

pH8.7

成分総計 1.237g/kg

600m掘削・動力揚湯

52.8リットル/分

茶褐色透明

微~淡モール臭、微~淡タマゴ臭あり

モール泉らしい甘味あり

しっかりとしたツルスベ感、ぬるぬる感あり

加温循環併用かけ流し

 

2020年10月入湯

※数値はH24の分析書より