大体に置いて、「紫外線は楽にカット出来る物」です。
言ってしまえばレイバンが80年以上前にUVのAとB共に99%以上の除去に成功している点で解ると思うんだけど、紫外線カットなんて戦前の技術で十分出来ることだって言うのが現実、元々ガラスや透明なプラ樹脂である時点で紫外線は半分以上カットしてるんだな。故に「ちゃんと紫外線カットしてるか心配です」なんて質問疑問は愚の骨頂と言えるな、はっきり言うが、「サングラスである時点でUVカットは出来ている」というのは大前提である。
じゃぁ何を基準に選べば良いんだって言うと、「可視光線の遮断」を目的とする事が大前提。
人間の目に映る「眩しさ」って言うのは、確かに紫外線も要素の一つでは有るんだが、実は殆ど関係が無い。
それを証拠に、今時の自動車の窓ガラスは必ずUVカットガラスで、UV A,B共に99%の除去をしている。
車に乗ってる時には紫外線はカットされてるから「眩しくない」という話には成らんと言うのは全ての人が分かる話だと思う。
西日や朝日が目に刺さればツライし、路面やボンネット、ダッシュボードの照り返しもツライ、対向車や前方の車に反射する光もツライ。
可視光線が非常にツライ物で有るのはこの説明でよく解ったと思う。
このツライ可視光線をどの程度軽減したら楽になるかって言うのは「個人差」があるんで何とも言えない、言えないが可視光線透過率15〜30%ぐらいの間が基本ですな。
色に関して言えば、先ずは「グレー」ありき。
全ての基礎はやはり「グレー」なんですな、俺なんかは周囲の色相が変わると気持ちが悪くなる質なので正直グレーしか使えない、ブラウン系なんかで５分も経ったら辛くて仕方ない。
正直に言ってブラウン系が普通に使える人が羨ましい。
それはそれとして。
「グレー」の特徴としては、ポジティブな面で言うと「周囲の色味が自然」「目線が隠しやすい」等々が挙げられる。
ネガティブを言うと「顔色が暗く見える」「強面に写る」「動体の視認性が落ちる」と言う感じかな。
良くお馬鹿君で「真っ黒なサングラスが欲しい」或いは「黒いサングラスが欲しい」って言う発言が見られますが、チンピラ系タレント（エグなんとかや、三代目なんとか）が愛用するサングラスが「真っ黒」に見えるんでしょうね、はっきり言ってアレは全て「グレー」です。
レンズカラーに「ブラック」は存在しません。
ブラウンは視認性の向上効果があるんで、スポーツ時や運転時なんかに向いてるんですが、色彩が変わるというのが大きなポイント。
グレー系に比べると顔色は明るく写ると言う点も考慮ですね。
女性のファッション目的だとこのブラウン系が基本ですね。
特殊な色としては「黄色」が挙げられる、レイバンで言う「カリクロームレンズ」だな。
黄色は目的が全く逆で、「暗所等で視認性を高める」「霧や雨の時に視認性を高める」為にある物なので、嬉しげに晴天の日中カリクロームのシューターとか付けてドヤ顔な輩はアホとしか言いようが無いｗｗｗ
晴天の日中黄色レンズなジジイを見たことがあるが、アレは「緑内障」とか「白内障」対策で付けてるんだろうな。
まぁアウトドア趣味の人は幾つか持って居ても良いかと思う。
緑、グリーンも優秀なカラーだと言える。
黄色味の視認性効果と青色系の光線遮断が良い感じにバランスの取れた使用感で、釣りやマリンスポーツなんかにも向いているレンズだと言えるな。
赤とかは完全に見た目目的のレンズなので、ファッション的にどうかと言う話になるので俺が話せる事じゃ無いな。
まぁついでに、「サングラスは瞳孔が開くので目に良くない」という戯言の説明もしておこう。
瞳孔が開いて云々は「フィットしないサングラス」を付けている事が前提な訳だ。
つまり、視界のレンズカラーで眼球は「周囲が暗い」と判断するから瞳孔が開く、その状態で上下左右のフィットしていない隙間から光線が直に眼球に当たる、と言う仕組み。
そう言ったサングラスの場合は「運転中や室内なら問題ないが太陽光の下に行くと途端に目に眩しく感じる」んで直ぐ解る。
昔の不良がツーデラでやっていた「斜め45度」や、鼻先で引っ掛けるだけで使うとか、ずり落ちてしまうような未調整のサングラス等は、はっきり言って「愚の骨頂」な訳だな。
その辺りを対策するならば「目の上、眉とフレームの間に隙間が無いように調整する」、「上と左右にもカヴァーの有るタイプのサングラスをしっかり調整して使う」最悪、「キャップ、ハット等の帽子で上からの紫外線をカヴァーする」等々。
大前提として日本人の大多数は「サングラス」を全く理解してない。
「自分の目の為に」サングラスをしている人間は皆無に近い。
まぁそんなもんで、こう言う説明書きは必要かなと思ったんで書いた。
取り敢えず、参考になれば幸いだ。
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