Ray-Ban Olympianの話 そのご「年代による、II DXの違い」 | Ray-Ban Maniax

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Ray-Ban コレクター入門した俺が書く戯言。

オリンピアンのワンデラツーデラは「1967年」の発売開始から現代のクソレイバンの復刻までおおよそ50年近い歴史、まぁあと二年で50周年だが、正直クソレイバンの「50周年記念モデル」が出たとしても正直「タダでも要らん」のでどうでも良いが、年代に寄る違いで大きく5種類に分けられる。
今回、80年代物と90年代物を入手したので、比較した違いというのを記してみようと思う。
※7月11日追記、基本的には「ワンデラ」も同様の特徴を持ってるので参考になるそうです。

■第一世代「レンズにマーク無し」
最初の発売時67年から70年代初頭に掛けての物、正直コレが本当に出てくる事は無いと言って良い。
つーか、真面目に「40年以上前」の物がそうそうに残ってないって言うのは間違いない所で、オークション界隈では「BL砂打ちが入る前の物です」とか言ってる物は大半が80年代物のレンズ交換品、大して調べても居ない連中が適当に寝言こいてる事が殆どなので、「砂打ちが入る以前の物です」という文言が入ってたらまず嘘だと疑いましょう。
大体に置いて当時に大枚はたいて買った団塊世代のジジイ共がそうそう手放さないし、放したとしても昔の話で、市井で70~80年代の暴走族に使い潰されて消滅してるのが殆どでしょう。

■第二世代「BL砂打ちのみ」
70年代中盤より70年代後半に「偽ブランド品」に辟易したボシュロムの「対策」として始まった「BL砂打ち」ですな。コレって「レイバンの強化ガラスレンズだからこそ出来る」事なので「偽ブランド対策」になったと言う事ですね。
でもまぁ70年代はまだ「砂打ち無し」も混在していたと言う事で、色々めんどくさい時代の物ではある。
この世代の特徴は「BLマークの位置がまちまち」と言う事で、斜め上の位置にあったり、12時の角度真上に有ったりと色々な位置に有る事がポイント、コレは超まれに出て来ますがまぁ大体高値が付く、その気で予算用意して挑まないと買えないだろうね。まぁネットで写真を探してちょーだい、現物入手は正直無理w

第三世代「RayBan白ロゴ+BL砂打ち」
70年代最終盤からは「Ray-Ban」のロゴが右レンズ上にシルク印刷されるようになり、BL砂打ちはレンズの左右両端に固定されるようになった、ここは現物を見ようじゃ無いか。

うむ、クールですな、これぞツーデラなレクタングルのレンズ、チョイ長めの横テンプル、紛う事なき、と言う奴だ、ディティールを見てみよう。

レンズの砂打ちと白ロゴは勿論だが、フレームには「Olympian II DX」と「B&L RAY-BAN」の打刻があるね、でモダンは黒、まぁ敢えて「エボニー」と言いたい所だ。
もうちょっと近年型と違う部分を挙げると、ノーズパッド取付部分、クリングスの太さが近年物に比べて太く、カシメのノーズパッドのカシメ部分が若干弱いので捻ると簡単に取れてしまう点が挙げられるな。
取り敢えず、「皆がイメージするツーデラ」ってのはこの80年代型以前と言う事になる。
実の所90年代のツーデラは色々と違いがありすぎて、90年代型は余り薦められない。

第四世代「RayBan金ロゴ+BL砂打ち」
90年代の現物は「Oldies Collection」になるんだけど、この「Oldies Collection」のケースって脆いのでボロボロに崩れて消滅した物が殆どで、適当に他のケースを付属して売られている中古が殆どだな、レイバンのケースのいい加減さってホント昔から事で、主に販売店が滅茶苦茶な販売をしていた事が大きい訳です、まぁ仕方ないと言えば仕方ないんですが。
と言うのは、大体のレイバンは「日本人の顔に合わせて調整」すると仕舞寸法が厚くなるんです、テンプル部分が膨らむ事が多いので。
そうなると純正そのままのケースでは「仕舞えない」という自体に成り気味な訳ですよ、だから「ちゃんと入る物を在庫から適当に出す」事が多かった、それでぐっちゃぐちゃなケース付けての販売が横行したって訳だ。
じゃ、現物を見てみよう、実の所80年代物と比べると大いに違うんだな。

んんん?と思った方も多いかと思うが、実は玉型のラインが結構違ってて、此方は「レクタングル」というよりも「ウェリントン」に近い印象を受ける、レンズ下の辺が80年代以前型と比べて短い、目元からレンズ下へのラインがこちらの方が急なのでレンズ間の距離が長く感じられるんだな。
更にテンプルに繋がるラインも以前の型に比べると短い、じゃディティールね。

うん、金ロゴと砂打ちはまあ良いとして、打刻が無くなったのは頂けないな、基本的には「デカール仕様」でコレは全部落ちたんだと思うが、まぁ文字は印刷になったんだね、以前持ってた黒のツーデラには残骸レベルでデカールが残ってた、コレが弱いんだ、ちょっと磨きを入れただけでこすれて消えるシロモノだ。
んでモダンはべっ甲調だね、近年の4~6デラックスも同様なので90年代のデラックスの仕様なんだね、ここは俺的には良い。
んで一番の大きな特徴というか、実はモダンに品番があるんだが、コレは従来のLから始まる品番では無くW品番の「W1307」が付けられているんだね、まぁつまり90年代型は同名の別型サングラスと言って良いと思う、因みにワンデラだと黒の90年代ワンデラは「W0646」でW品番なんだね、金は変わらずL0255みたいだけども。
正直この90年代型は「ちょい引っかかるなぁ」という人も多いだろうね。

第五世代「クソレイバン復刻」
どうでも良い。
と言うか、「ストレートテンプル」では無い、「バネ蝶番」なオリンピアンなどただの「精巧なレプリカ」やんけ、デザインが似てるだけの偽ブランド品だよ。タダなら即刻転売するが一銭も払いたくない。
まぁぱっと見で90年代型に近いね、マジで要らない。

とまぁ、簡単な説明だけど、90年代物金ロゴは特に違う事が解ったと思う。
こう言う豆知識は「変な品物を掴まない為の知識」であり、更に「ちゃんと自分が欲しがってる物、持ってる物、売ろうと思う物」の把握に繋がるんだ。
真面目に「お前ちゃんと調べてから物言えやバカメが」って輩が多すぎる。
中には胡乱でいい加減な事を書いてるのに「転載禁止」とか書いてる馬鹿も居る始末。
まぁ基本的に「中古市場ほど出鱈目がまかり通ってる世界は無い」と思うわw



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