思考力＆行動力をアップして
自分の枠を超えていく♡
ドイツ会社員歴約２０年
グローバルキャリア＆ビジネスコーチ
ブットラー惠子です。
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さて、海外で働く
クライアント様から
度々頂くお悩みがあります。
それは現地人の同僚や
後輩などが
「働かない」
というお悩み。
やはり世界的に見ると
日本人と言うのは働き者だし
器用な人が多い。
だからつい
他の人の仕事もしてしまう
ことがあったり
頼まれたりしたり。
すると自分だけが
多くの仕事を抱えて
場合によっては他の人以上に
残業ということに。
そして負担や疲れが溜まってくると
「なんで私だけ」
と思うように場合もあるでしょう。
だけど案外周りの同僚なども
別の理由で不満に
感じているかもしれません。
私が前の会社に勤めていた時ですが
ドイツ人同僚の休暇中に
とある仕事が回ってきたので
処理をしました。
ところが同僚の休暇明け後も
忙しかったのか
その仕事にあまり
手を付けられない様子。
なので私は
「手が回らないなら
引き続きやりましょうか」
と笑顔で
サポートを申し出ました。
ところが言葉が少なかったせいか
彼はむっとして
「何がおかしいんだい？」
と一言。
それで私は彼の心証を害した
ことに気が付きました。
「僕がこの仕事を
終わらせられないのが
おかしいのかい？」
と聞かれて慌てて
そうでないことを伝えました。
単に忙しそうに見えたから
親切心から聞いたんですよ
と伝えると
苛立ちは収まったよう。
最終的には引き続き
私がこの仕事を引き受ける
ことになりましたが
しばらくギクシャクしました(-_-;)
決して彼が特殊という訳ではなく
ドイツ人やヨーロッパ人は
「自分の仕事」
という意識が高い。
だから自分の仕事を
取られることを嫌がる傾向があります。
逆に自分の仕事でないと
例えば顧客が困っていても
「自分の担当ではない」
という態度の時もあります。
だから日本人のように
業務担当の変更には
フレキシブルではないんですよね。
この違いを知っていないと
グローバルな職場では
自分も周りも
ストレスを感じかねません。
私も今の職場では
同僚に一度任せた仕事は
自分がやった方が早いと思っても
最後までやってもらいます。
代わりに
「ヘルプが必要な時には
遠慮なく言って」
と声をかけるように。
そして仕事ぶりが
足りない時は
私がやるのではなく
本人たちに修正させます。
そうすれば現地人たちの
モチベーションを挫くことなく
サポートができます。
ヨーロッパでは
こんな風に同僚たちだけでなく
後輩や部下の担当業も
尊重することが重要です。
なので
「現地人の働きぶりが不満」
と思ったら
その原因はどこにあるか
考えてみましょう。
良かれと思ってしたことが
彼らのモチベーションを
奪っている可能性もあります。
日本的な働き方に
ならないよう気をつけましょう。
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