ドイツ会社員歴約20年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
今日のフランクフルト周辺は
雨が降っているのに
日が差すという
ちょっと不思議なお天気です。
さて、先週のニュースですがIMFによると
日本のGDP(国内総生産)が
55年ぶりにドイツに抜かれ
4位に転落する予測を発表しました。
国内総生産はその国の物価や
経済成長の割合だけではなく
給料や収入の
水準をするための指標です。
国内総生産は1位がアメリカで
2010年に中国が
日本を抜いて2位になりました。
そして今年日本の
3分の2しか人口のいない
ドイツに日本は
抜かれて4位になる訳です。
私はいくら長年ドイツに
住んでいるといえ
日本人なのでちょっと
複雑な心境です(-_-;)
国内総生産はドル計算なので
円安による影響が
大きいのは確かですが
それはユーロも同じ。
ただドイツは
エネルギー代の高騰や経済はマイナス成長中。
それでもドイツの
GDPが3位になるのは
昨年からの大幅なインフレが
直接の理由でしょう。
日本は、よく言われている通り
20年以上も
給与も物価水準が
変わっていませんからね。
私も今年日本に一時帰国した時に
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231105/05/kristallzucker/1d/50/j/o0640042715360248583.jpg?caw=800)
ではなぜドイツ人は
日本のように残業しないのに
生産性が高いのか。
実はこの質問が答えなんですよね。
残業をしないように
または休みを取るために
それぞれが作業を効率化しようと
心がけてることが大きいようです。
うちの会社は製造部がありますが
規模が小さいこともあって
個々が考えながら
製造に取り掛かっています。
そして何かを良くするためなら
対立を恐れず
意見を言うのをためらいません。
今週は、仕事ではありませんが
日本の忘年会にあたる
クリスマス会の場所で
かなり議論になりました。
日本なら一人が提案したら
大抵はそこで決まるとか
多数決で決まりますよね。
だけどドイツ人は違います(;'∀')
オフィスの同僚が提案した
レストランは遠すぎる
という理由で製造部の同僚が
別のレストランを提案。
そのレストランのメニューを
見たオフィスの同僚は
「絶対いやだ」
とまた別のレストランを検索。
結局何年か目に
行ったことがある会社近くの
レストランで決まりました(-_-;)
日本人の私としては
「みんなが一緒に食べることに
意義があるから、レストランは
そんなにこだわらなくても」かなり面倒でした(-_-;)
でも確かに仕事でもこうやって
意見を出し合っていけば
自然と効率的な工夫や
アイディアが出てきますよね。
熱い議論だったけどね(;'∀'))
IMFは2026年にインドが
日本の国内総生産を
抜くと予測しています。
日本は人口の数では到底
インドにはかなわないから
やっぱり効率を
上げるしか方法はありません。
それには長時間労働ではなく
いかに短い時間で
成果を出すかを考えるべき。
日本は今こそ本格的に
働き方改革を実行に
移すべき時なのかもしれません。
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