ドイツ会社員歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
ドイツに戻ってきて
ほぼ1週間が経ちますが、
どういう訳か
未だに時差ぼけです。
ドイツは日本より
夏は７時間遅いので、
夜は早く眠くなるのですが
朝は目が覚めません。
ドイツにしては湿度が高く、
よく眠れないと言う
ドイツ人が多い中、
一体なぜなんでしょう？(;'∀')
さて、今週は
３週間の休暇を経て久しぶりに
会社に出勤しました。
初日の朝、製造部の同僚たちが
私を見つけて、笑顔で
「おかえりー！」」
と、大きく手を振ってくれました。
そしてオフィスでも、
同じように皆から
笑顔で迎えてもらいました。
しかも同僚たちは仕事も
できるだけ終わらせようと
頑張ってくれた上、
デスクの掃除までしてくれたようです。
こうやって、今でこそ
楽しく会社に行けるように
なりましたが、
実はこれもここ数年のこと。
私が以前勤めていた会社は、
入社前は自由な社風に思えたけど
実際は日本本社から
ガチガチに管理されていました。
もちろん製造や商品については
日本の本社の方が
ノウハウがあります。
だけど、ヨーロッパの事情や
お客様に関しては、
直接やりとりをしている
ドイツ支社の方が詳しい。
だから、本当は
お互いに意見を尊重しながら
仕事ができれば良かったのですが、
実際は、本社が指示を押し付けるだけ。
なので、お客様と調整した件は
どれもこれも却下で
一番大切なはずのお客様が
不満を抱える状況に度々なりました。
そして、ただでさえ
残業が多いのに加え、
理不尽なコトで怒鳴られる環境。
メンタルも身体もダウンしました。
もちろん今の会社だって、
上司に腹が立ったり
同僚の機嫌が悪くて
気を遣ったり、色々あります。
だから、やっぱり
転職を考えたことがあるけど(;'∀')
この会社には
私にとって一番重要なものがあります。
それは、自分の裁量で仕事が出来る事。
つまり自由です。
もちろん、必要な時には
きちんと上司に相談します。
だけど上司も
「自分の思うとおりに
やっていいですよ」
と任せてくれることが多い。
もちろん色んな国のお客様と
仕事をするのは面白い。
だけどそれ以上に、
自分の責任で仕事を進めて
それが上手くいくと
楽しいし、やりがいを感じます。
たまにセッションで
クライアント様から、
よい企業の見分け方について
ご質問を頂きます。
だけど、何を持って
良しとするかは
本人の価値観によるから、
そこをクリアにする必要があります。
例えば、
・最新技術の商品を扱っている会社がいい
・成長性のある企業がいい
・一緒に働く人が優しい会社がいい
などです。
給料などの「好待遇」も
確かに大切ですが、
モチベーションの材料としては
長続きしないと言われています。
だから、それ以外の自分に必要なことが
クリアになっていないと、
入社してから
苦しくなるかもしれません。
私は、前の会社での
経験があったから
自分に必要なモノが何かを
知ることができました。
そしてそれを知ることで、
自分にとって「いい会社」を
見つけることが出来ました。
海外でも国内でも
「内定をもらったから」
という理由だけで入社すると
後悔するかもしれません。
だから、転職をする前に
自分にとって何が大事なのか
把握しておきましょう。
そうすれば、
あなたにとって「良い」
会社が見つかりますよ。
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