語学力×職歴でヨーロッパ就職を叶える♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
今週も雨がちの日が多かった
ドイツですが、
今日は今のところ青空が。
とはいえ、またぐずつくようなので、
貴重な晴れ間を
楽しみたいと思います。
Rochlitz
さて、今週は会社の仕事は
結構ストレスフルでした(-_-;)
何が悩ましかったのかというと、
「お客様との意思疎通」。
私はドイツ企業で
海外のお客様を担当しています。
だから
「お客様との意思疎通が難しい」
と書くと言葉の問題のように
聞こえるかもしれません。
だけど意思疎通が難しいのは、
時として
言葉だけの問題ではありません。
うちの会社の支払いルールは
請求書の日付から
１０日以内に支払えば2％割引
（「Skonto」というドイツでは
一般的な支払い割引条件）です。
１０日以降に支払う場合は
請求書の全額を支払う義務が生じます。
だけど、例えばスイスの代理店は
社内で支払いのルールがあって、
毎回のように割引の日付を過ぎても
割引額を支払ってくる。
シンプルな言葉で説明しているけれど、
向こうは「当社の支払いルールは…」を
繰り返すだけで
話が堂々巡り(-_-;)
他にもフランスのお客様と
お互いの立場の違いからくる
意見の食い違いがあって、
私は何度も説明を繰り返しました。
こうなってくると
言葉の問題ではありません。
よくクライアント様から
「外国語で仕事をするのは
自信がありません」
とご相談をいただきます。
だけど、海外で仕事をするに
大事なのは言葉だけではありません。
言葉と同じように
・いかに相手の立場に立って
物事を考えられるか
・何が求められているか見極めること
が必要だったりします。
そこを考えると、必然的に
するべきことが
見えてくることが多い。
だから話の筋道が通っていれば、
少し語彙が足りなくても
文法に間違いがあっても
言いたいことは通じたりするものです。
だけど、それを見極めるための
語学力が足りないと感じるのなら
それは補っていくしかありません。
私だって今では
ドイツ語や英語でこういった
交渉などをしていますが、
２０年前には考えられない事。
働きながら語学力を
身に付けていきました。
だけど語学力以上に
考える力や理論性は大切だと
感じています。
もちろん職種によって
求められるものは異なるでしょう。
なので、それを見極められる
客観性も必要かもしれません。
スイスの代理店とは
お互いにこのままでは話が平行線
のままだと思うので、
打開策の提案が必要になりそう。
とはいっても
こちらが譲歩できる部分は少ないので、
以下に先方を納得させるか
というのが課題です。
営業職としての
交渉力の見せどころですね。
こういう時にこそ
相手の立場を汲みながら
でも理論的に
解決していきたいと思います。
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