ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
さて月曜の朝のことですが、
会社に着いて仕事を始めようと
と思った矢先、受付けをしている
同僚の電話が鳴りました。
同僚が不在だったため、代わりに
電話を取るとドイツ人の男性が
「○○社ですか？」
と聞き返してきました。
そうだと答えると
「X※△☆の担当者と話したい」
と先方。
私はその「X※△☆」が聞き取れず
聞き返すと、相手は突然！
「Sie sollen Deutsch lernen！
（ドイツ語を勉強すべきだ！）」
と怒りだしました。
明らかに何かセールスのはずなのに、
意外過ぎる展開。「そちらがハッキリしゃべらないから…」
と切り返したところ、相手は、
「私は『IT』と言ったんだ！
ドイツ語を勉強しろ！」
と再び怒鳴り、一方的に電話を切りました。
あまりにも予想外の展開過ぎて
ビックリやら腹が立つやら。
「ITは英語です！」って
言い返したかったけど
それすらできませんでした(-_-;)
月曜の朝から
こんな難癖をつけてくるのは、
よほど機嫌が悪かったか、
アンチ・外国人に違いない。
だから同僚や上司は
「そんな変な人は
気にしない、気にしない」
と言ってくれたし、
それは私も分かる。
だけど、やはりその日はずっと
嫌な気持ちでした。
そして、そんな１日が
用件は値段や納期の問い合わせでした。
待ってくださって、とても親切。
帰宅して夫に、
「短気なセールスマン」の話をしたら、
「もう電話に出ない訳にはいかないの？」
と気遣って聞いてくれました。
でも、そう言われて
気が付いたのですが、
嫌な思いをしたからと止めたら、
そこで何事もおしまいなんですよね。
嫌だな、と思っても
２回目の電話に出たから
親切なお客様と話ができた。
そして私のドイツ語学力は、
普通はコミュニケーションを
取るのに十分だと再確認できた。
外国人に批判的な人ばかりではないと、
改めて思い出せたし、
もっとドイツ語が上達するよう
頑張ろうと思えた。
こんな風に海外生活も海外就職も
言葉や文化の違いから、
嫌な思いをすることも
時としてあるかもしれません。
でもそこで止めてしまったら、
その国での就職も生活も
上手くいかないままだし、
言葉も上達しないままです。
嫌な思いをしても
乗り越えるからこそ、
語学力にも自分にも自信がつくし、
自分の夢が叶えらえる。
なので今就活や転職活動、
海外生活が上手くいかなくても、
諦めずに進んでいきましょう。
そうすればきっと、
夢は叶うはずだし、
嫌なことも忘れるぐらい
楽しい日々が待っているはずですよ♡
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⑤ ドイツで解雇された話と解雇手当
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