ドイツ在住歴約20年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
「MOSは海外就職で
有利になりますか」
というご質問を頂いたので
今日はこのことについて
お伝えしていきますね。
リューデスハイム
まずMOSとは、
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」
のこと。
MOSの公式サイトの説明によると、
「Word、Excel、PowerPointなどの
利用スキルを証明する国際資格」
となっています。
マイクロソフト社の
これらのソフトは、
もちろん世界各国で利用されています。
事務職だけでなく、
営業職などPCを使って
仕事をする職種なら、
こういったソフトはよく使います。
だから実際に、ソフトを使いこなす
スキルを身に付けていれば、
仕事で作業の効率化などに
大いに役立つでしょう。
だけどスキルではなく、
資格はどうでしょうか。
MOSは、「国際資格」と
謳(うた)っているので、
なんだか海外での就職にも
有利そうな印象を与えますよね。
けれども、資格の知名度も
例えばドイツでは高くありません。
それに、こういったソフトを
ある程度使いこなせるのは、
もはや前提条件。
実際に多くの人が、
ある程度のスキルを身に付けています。
だから持っているからといって、
残念ながら、
海外就職には有利にはなりません。
だけどすでに書いた通り、
ある程度使いこなせることは、
営業、事務職では前提条件です。
だからスキルを身に付けるために、
学習をするのなら
大いに意味はあります。
そしてもしこの資格を
既に受験して持っているなら、
履歴書の所有資格欄に
ただ「MOS」を書くのでは勿体ない。
なんせ知名度が低いですからね。
それよりは、
PCスキルなどの欄に例えば
「Excel: very well」
などとアピールする。
もしくは「professional」と
さらに高いスキルがあると、
明確に書くのもいいですね。
ちなみに海外にも、就職に
有利になる資格は存在します。
むしろ資格がないと、
パン作りのマイスター資格のように
就けない職種だってあります。
だけど、実務経験がなければ
資格だけでは意味はありません。
つまり職務経験があるからこそ、
資格という客観的な
評価方法が活きてくるのです。
例えば私は今、
オンラインマーケティングを
勉強しています。
だけれどこの資格だけでは
やはりあまり意味がなくて、
実務経験があって始めて、
転職に有利になります。
だから実際に転職するかは別としても、
今後有利に活かせるように
今の会社で実際に
経験を積むつもりです。
という訳で、
「国際資格」とか
「海外就職に有利」とか
謳っている資格があっても
まず次のことを考えてみましょう
・今の職務経験との関連性はある?
・実務経験が積める?
・海外で資格がないと就けない職業?
日本では資格取得が
かなりビジネスになっていますが、
ヨーロッパでは
事情が異なります。
だから海外で就職を目指すなら、
ちょっと「資格信仰」を
忘れてみませんか。
海外での就職・転職では、
日本のの常識や概念の枠と
異なるということを
意識してみましょう。
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