ドイツ在住歴約20年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
昨日のドイツは、
最低時給額の引き上げが
議会で可決された、
という話題で持ち切りでした。
ドイツの現在の最低時給額は
9.82ユーロ
(1ユーロ135円換算で約1,326円)。
今日の法案決議を受けて、
10/1からは時給が12ユーロ
(日本円で1,620円)になります。
ドイツ連邦議会議事堂
現在ドイツでの最低時給額を
お給料として貰っているのは、
約600万人と言われています。
職種は主に飲食店の店員や
ホテルなどの清掃業員、
また運送業の倉庫作業員など。
多くの人は現在の時給額では、
フルタイムで働いても
生活がギリギリか足りなくて、
他の仕事を掛け持ちしているそうです。
だから、最低時給額の
お給料をもらっている
人たちにとっては、
なんとも嬉しいニュースです。
そしてサービス業では
現在人手が足りないから、
ドイツにワーホリで来たい人や
学生さんには、追い風です。
ただ、どんなことにも
良い面と悪い面があるように、
この最低賃金引上げにも
懸念点があります。
というのも、
そうすると企業やお店側は、
利益を確保するために
何かの対処が必要になります。
具体的に言うなれば、
商品・サービス代の値上げです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220604/02/kristallzucker/5a/42/j/o0640041515127734944.jpg?caw=800)
経済の専門家は、
今回の引き上げで2年ぐらいは
効果があると予想しています。
だけど、
現在の物価上昇率を見ていると、
果たして2年も効果があるのか
微妙な感もあります。
予測はあくまで予測ですからね。
おまけにドイツ経済は、
徐々に暗雲が
立ち込めてきた気配があります。
フランクフルト
というのも、ドイツでは
経済動向の指標ともなる
機械産業の4月の受注は7%減少。
中でもドイツ国内からの
受注は17%減でした。
機械への投資が減るということは、
各製造業が
来年モノが売れなくなることを
予測している表れです。
生産活動が減れば、
経済全体に悪影響なのは
想像がつきますよね。
今回の最低賃金値上げで
購買意欲が増えて、
経済のプラスになれば
良いのですが(-_-;)
ドイツでの就職を目指す人は
ワーストケースを想定して、
早めに動いていきましょう。
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