こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・カウンセラー
ブットラー惠子です。
今日も昨日に続いて
ドイツでの
お給料の話です。
Dortmund
コロナ渦の最中、
私のお給料は先月から
上がりました♡
その理由は
（今回は）
私の努力の成果ではなく、
労働組合のおかげなんです。
ドイツでも
国内で製造している
会社の場合、
社員の給与は
「タリフ」で決められています。
タリフというのは、
確定賃金率表です。
職務経験や勤務年数
などで分かれています。
労働組合側と
会社側の代表が協議し、
タリフを決定します。
労働組合は労働者の代表。
当然少しでも
お給料を上げてほしい。
一方会社にしてみれば、
賃金はコスト。
だから安く抑えたい。
双方の利害が
対立するのは当然で、
なかなか合意しません。
そうなると
労働側は仕事を放棄して、
ストライキが発生します。
ドイツでも今
公共交通機関が
ストライキしてますね。
ドイツの労働組合
IG MetallやVerdiは
各州に存在しています。
ドイツ以上に
労働組合が強いのは
フランス。
頻繁に、しかも
わりと長期にかけて
ストライキしています。
ストライキするなんて、
ヨーロッパ人は
自分勝手だね、
と日本人の方が言うのを
耳にしたことがあります。
確かにストライキは迷惑。
一方
「会社の言いなりにならない、
もっと社員を評価してほしい」
というヨーロッパ人の考え方も
私には分かります。
さて、私の会社は
準ずる業界の
賃金率を採用しています。
幸い景気が良かった
去年の時点で、
去年と今年の
賃金値上げを会社側と
合意していました。
という訳で、
コロナ渦にも関わらず、
賃上げがあったわけです
（ありがたや）。
ただし、
賃金率が決まっているから
努力しても昇給しない、
ということはありません。
私は去年、タリフとは別に
昇給がありました。
お給料が低いから、
と適当に仕事をしたら
ますます
昇給は見込めません。
会社にタリフがあってもなくても
お給料アップを狙うなら
まずは成果を上げたり、
コツコツ仕事を
こなすことが大切ですよ♡
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