ドイツで日本人は差別ではなく「特別視」される？ | ブットラー惠子 グローバルパーソン向け キャリアコーチング
語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
ニュルンベルク
先週南ドイツへ旅行に行って、
街中で何度か日本語を
目にする機会がありました。
市内に入る所に立てられた
「ようこそ」という看板や
市内のお土産の案内。
短期間借りてた宿泊先の
大家さんからは、
「あなた日本人でしょ」
と日本に住む友人の話を
嬉しそうにしてくれました。
極めつけは（？）
レストランで、
ハーブティーを注文したら
緑茶が出てきました(;'∀')
それだけ日本人の
観光客が多く来ている
証拠でしょう。
色んな意味で
「日本パワー」を感じました。
ローテンブルク
セッションでは、
ドイツに人種差別があるか
どうかについて、
ご質問をいただくことがあります。
私がドイツに来た当時、
アジアからのスリ集団による
犯罪がテレビでよく
報道されていました。
多くのドイツ人は、外見では
何人かは判断が付きません。
だから私と通りすぎる時に
ズボンのポケットに手をあて、
財布をすられないように
警戒している人も多くいました。
今ではそういうことも減りましたが、
当時は訳もなく
犯罪者扱いされているようで、
とても不快でした。
おまけにドイツには
戦後から移民が増え続けて、
移民流入に反感を持っている
人たちもいるのも事実。
特に旧東ドイツでは、
右翼政党が近年支持力を伸ばし、
地方議会で議席数を増やす
勢いもありました。
フランスのように、
外国人排他を掲げる右翼政党が
大統領候補者になるということは
避けたいものです。
だけれど、多くのドイツ人は
日本人に好意的です。
古典文化や現代文化に興味を
持ってくれる人も多い。
日本にいるとあまり
感じないと思いますが、
歴史的背景から仲間意識を
持っている人もいる。
２年前にアジア人差別が
他の国に広まった時も、
ドイツではあまり
そういう話は聞きませんでした。
実際、私自身や周りの日本人も
幸いイヤな目にはあっていません。
だから、日本人は
少なくてもドイツでは、
ちょっと特別な存在だと
感じています。
日本で生活していれば、
確かに差別に
遭うことはないでしょう。
でもドイツで
生活しているからこそ、
日本人であることが
特別のように感じるのも事実です。
だからこれからドイツ生活を
目指す人は、心配は不要。
日本人だと胸を張って
ドイツ生活を送りましょう。
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