ドイツ在住歴約20年
ドイツ就職・キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
ダルムシュタット
夫は少しインターホン越しに
話していましたが、
どういう訳だか出ていきました。
少し空いたドアから、
「eine Reklamation…Frau Buttlar…」
と言う見知らぬ男性の声が
断片的に聞こえてきました。
「え?私にクレーム?」
私はものすごく胸騒ぎを感じながら
待っていると、
夫は数分後に戻ってきて、
事情を話し始めました。
インターホンを押した主は
前回日本からの荷物を届けてくれた
郵便局の配達人。
この時の輸入税が未徴収だった、
と言うのです。
日本からの荷物は今
贈答品でもほとんどのモノに
輸入関税がかかります。
なので11月に彼が
配送に来た時は、
輸入税を徴収していきました。
夫は、この時の
金額や詳細を覚えていました。
19.38ユーロで
20ユーロを渡したけど、
おつりが50セントしかなかった。
それで、この配達の人は、
同僚に電話して
来てもらったそうです。
そして、おつりがあるか聞いたけど、
同僚もなかった。
でも数セント(数10円)なので
夫ももういいですよ、
ということになったようです。
この配達人はその場で
上司に電話して、
夫は彼の上司にも
事情を話したそうです。
そして夫が、
「そもそも税金を支払わないと
荷物は引き渡さないでしょ」
と言うと配達人も上司も
「その通りです」
と納得したそうです。
なんで二人とも、
初めからなんでそこに
気が付かないんでしょう(;'∀')
夫いわく、
この配達人はその後同僚と
しばらくおしゃべりしていたので、
伝票を切り忘れたのでは、とのこと。
ドイツの郵便局はDHLと提携しています
ドイツの郵便局は、
ドイチェ・ポストといいます。
ドイチェは「ドイツの」という意味。
だけど私の中では、
「ドイチェ」が付く会社は
要注意だと思っています。
他には
ドイチェ・バーン(鉄道)
ドイチェ・バンク(銀行)
ドイチェ・テレコム(通信)
このうち郵便と鉄道、
テレコムは元国営。
民営化されて久しいけれど、
なんとなくまだ
顧客サービスがなんだか
分かっていない気がします。
そしてドイチェ・バンクは
元国営ではありませんが、
ドイツ最大手ということで、
知名度が高い。
だから多くの日本人が
とりあえずドイチェ・バンクで
銀行口座を作るけど、
手数料・維持料が高い。
郵便や鉄道はほぼ、
市場を独占している状態なので、
利用はもはや避けられません。
だけど銀行とテレコムに関しては、
他に競合は沢山あるので、
比較するのがおススメです。
少し面倒かもしれませんが、
その先の苦労を考えると
手間をかける価値はあります。
有名企業=優良企業
とは限りません。
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① ドイツ警察に囲まれる
② 空港で呼び出しされる
③ とある女性のドラマのような誤算
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