語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約２０年
海外フリーライフ・アドバイザー
ブットラー惠子です。
Paderborn
以前も少し書きましたが、
世界的に
原材料費や中国からの
輸送費が高騰中です。
私の勤務先は製造業なので、
原材料が値上げすれば、
製品も値上げします。
そういう訳で3月に入り、
大手のお客様と
値段交渉が続いています。
相手はアメリカ2社、
スウェーデン、スイス、
フランスに1社ずつ。
アメリカ2社とスイスは
こちらの条件で合意に
持ち込みました♡
スウェーデンは一度
交渉の掛け合いがありましたが、
おそらく別のサプライヤーを
探しているのでしょう。
その後回答がなく保留。
大変なのは、フランスの顧客です(-_-;)
実はこのお客様とは、
2年前も値段交渉がありました。
この時は2か月ほど
お互いに条件を譲らない状況が
続き、膠着状態に。
最終的には先方が上手で
こちらが譲歩しました。
私としては、苦い思い出です。
そのお客様と、改めて
値段交渉になったのですが、
今回はこちらの
スタンスが異なります。
値上げをしなければ、
販売しても利益が出ない。
だから
先方が値上げに応じなければ、
販売中止もやむを得ない、
というスタンスです。
このお客様を確保しつつ、
だけれど大幅値上げを
受け入れてもらわなければダメ、
というスタンスよりラクです。
先方の担当者女性は
フランス人ですが、英語が達者。
なのでメールで数日に渡り
英語で交渉が続いています。
私のドイツ人上司も、
この件はメールのコピーを
入れているので、
状況を把握しています。
そんな上司と先日
ランチの際に、
この交渉の話になりました。
「交渉は母国語の方が
やりやすいでしょう。」
と上司。
メールであれこれやり合うより、
電話で話せばお互いすぐに
納得できるから、
と彼は続けました。
交渉は母国語がラク。
それはそうかもしれません。
でも私が外国語で
交渉する方が楽しいと
思っています。
日本ではお客様が
「絶対」の場合が多いから、
一方的。
ドイツは逆に販売側が
強かったりするので(;'∀')
これまた一方的。
でも海外のお客様とは
落としどころがどこになるか、
交渉次第の場合が多い。
それに今回は
お互い外国語なので、
同じ土俵で交渉できます。
さらに日本語ではないから、
ダイレクトにモノも言える、
というメリットも感じています。
なので上司には、こう答えました。
「私はフランス語が出来なくて、
また先方が日本語が出来なくて
良かったと思っています」
外国語で仕事をするのが
難しいかは
もちろん職種によりますが、
外国語であることを
メリットとして活かせるかがポイント。
母国語で仕事をするのが
容易だとは限りません。
交渉はまだ続いています。
相手はとても
厳しいお客様なので、
まだまだ道は長そうです。
予想外の展開に
なるかもしれません。
でも楽しむ心を忘れずに
交渉に臨みたいと思います。
４月のメール相談は
早くも残り１席です。
ご興味がある方はお早めに
お問合せくださいね♡
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