私の大好きなソフィアは、サイドビジネスとして、外国人向けに出張マッサージ嬢を始めていた。
私の脳だけなのか？
人の脳の仕組みがこうなのか？
その辺は分からないんだけど、こういう「認めたくない現実に直面した場合の思考」は、みんなどうなんだろう？
以前書いた
「もしかしたら今まさに自分が好意を寄せている嬢が客を取っているかもしれない時間」
なんかも、それに近いんじゃないだろうか？
こういう時？ 私の脳は・・・
自己防衛本能が働き、自分の都合の良いように強制書き換え をする。
そこまで言うのなら、本当に大丈夫なんだろう。
俺の考えすぎだよね？
と、自分が傷つかない様に？悪く考えない様に？
無理やり「俺がネガティブなだけだよね」という設定にしてしまう。
しかし。。。。
日中はソフィアは商社勤務。
私も仕事をしているため、明るい時間はその事を忘れる（考えない）事ができるんだけど、夜になると、不安で気になって仕方がない。
もしかして今晩。。。。
マッサージに行くんじゃ？
経験のある方もいると思うんだけど、恋愛において不安要素が出てくると、何故かメール（LINE）のレスポンスを気にし始める。
それまでは、全く気にしていないこの「返信のレスポンス」。
・いつ【既読】になる？
・【既読】になってから返信までの時間は？
今まではどうでもよかった、たったこれだけの事で、毎日（毎晩）心を振り回されるのだ。
とはいえ、私が「ただ女々しいだけの男」と言っちゃえばそうなんだけど、似た経験をしてきた方、もしかしたら今同じ心境で悩んでいる方がいらっしゃるかと思い、恥を忍んでオープンな心境を書かせていただいた。
ん？
まだ既読が付かないぞ？
もしかして・・・・
しかしながら、動揺している自分を見せるわけにはいかないため、軽いメールを打った後には何もアクションを起こせない。
なぜなら、それが普通なのだから。。。
本当に何もなくて、信じてるなら返信のレスポンスなんてまったく気にしないよね。
一言メールを打つ度に「どうかした？」「何かあった？」なんて入れるヤツはいないし、そんなメールを打ってくる奴と一緒にいたくないってかウザイ。
不安になると、自分が一番嫌いなタイプの人間に変わっていってしまうのだ。
しかし、そんなある日。。。。
再びデリバリーマッサージの話になり、恐る恐るだが近況を聞いてみる事にした。
私）： で？結局マッサージには行ってるの？
ソフィア）： なかなかお客さんが見つからなくてね。（本当かどうかは不明）
私）： しかし危なくない？ 部屋に二人っきりってさ。
ソフィア）： 大丈夫大丈夫。 もしそうなるようなら、怒って帰るわ。
私の心理： イヤイヤ。
男相手に勝てるわけないだろ？
その気になったら、無理やりやられちゃうよ。
ここで私は意地悪？というか、聞きたくないのに彼女の心理を覗いてみたくなった。
以前も書いたが、私は「言葉の裏側を読む癖」があるため、会話で「心の中」をいつも想像している。
で、私はこう聞いてみた。
私）： もし？だよ。 もし相手の人がお金を払うからって言ったらどうする？
ソフィア： それっていくら？
私の心理： ええ！ 値段？
続く。。。
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■ド.ストライク女は危険（ソフィア編）
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■自立できない自己中女 全21話
■第二の故郷大阪 全46話
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