NO.2983 中型の低床車・移籍車も見られています、今回撮影、長崎県営バス諫早地区路線バスの姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 長崎県営バスの長崎県諫早地区は、諫早市内を中心に複数の路線が存在しておりまして、そのほとんどが上の画像にあります諫早駅構内にあります諫早バスターミナルより運行されておりまして、多くの方々が利用される姿が見られております。

 

 その路線も、最も運行されております諌早~長崎間の路線や、諫早~大村ターミナル・長崎空港間の路線、また、貝津団地・喜々津方面、江の浦・有喜方面、東厚生町・唐比方面、そして湯江・小長井方面など、合併によりまして諫早市となりました区間も含めまして運行される姿が見られてもいます。

 

 そんな各地へ運行されております路線バスも、当ブログでもご紹介しましたように、以前は諫早駅前に諫早バスターミナルが存在しておりまして、ここから諌早市内を含めました各地へと運行されておりましたが、現在は姿を消してもいまして、面影も見られなくなっております。

 

 (令和4年5月最終日撮影)~NO.2977参照(過去の使用車両も見られます)

 

 (現在)

 

 また、使用車両に関しましても、かつてはトップドア車も運行されておりましたが、現在は中型の低床車両が中心となっておりますし、それに並行しまして長崎市内乗り入れ向けなどで大型の車両も運行されてもいまして、中には同じ公営事業者でもあります東京都交通局(都営バス)からの移籍車も見られているのが現状でもあります。

 

 

 さて、今回私は1月に諌早営業所に訪問しておりましたし、諫早バスターミナルでも撮影を行っておりました。今回は、その撮影しました画像を使用しました路線車両に関しまして、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回は、分類別にご紹介してまいりますが、まずは西日本車体(西工)96MCB-I架装車の日産ディーゼルスペースランナーRM(いずれもPDG-RM820GAN)からご紹介します。

 

 (0M52)

 

 (0M54)

 

 今回ご紹介します車の中では唯一の西工架装車のタイプではありますが、これら車はいずれも平成20年に導入された車でありまして、8台(0M51~0M58)導入されたうちの2台でありまして、ワンステップバスでもあります。

 

 この車の大きな特徴と言いますと、三菱ふそう製のエンジンを搭載していたのが特徴でありまして、当時日産ディーゼルが三菱ふそうとバス製造事業において業務提携を行っていた名残が見られております。したがって、この頃は既に日産ディーゼルが西工でバス架装を行っておりましたので、日産ディーゼル名目でも三菱ふそうと西工の3メーカーが入った車でもあったのが特徴でもありました。

 

 そのため、リアはエアロミディで見られるようなリアでもありますので、一見三菱ふそうの車か?と思わせる所が面白かったのではないかとも思います。

 

 

 次は、その三菱エアロミディ(三菱自動車バス製造→三菱ふそうバス製造架装)をご紹介しますが、まずは平成14年式の車からご紹介します。

 

 (4F51・KK-MK25HJ)

 

 この車は、平成14年に導入されました車でありまして、3台(4F51~4F53)導入されたうちの1台でもあります。それでも、画像の車椅子マークからもわかりますように、ワンステップバスであるのが特徴でもありまして、諫早市内各地の路線におきまして運行されております。

 

 

 一方、こちらは平成25年に導入された車(いずれもTKG-MK27FH)でありまして、導入されました全6台が諌早営業所に導入されておりまして、いずれもノンステップバスで導入されております。

 

 (F351)

 

 (F352)

 

 (F353)~最後の画像

 

 (F355)

 

 今回は、上の画像・最後の画像にもありますように、計4台を収めておりましたが、やはりノンステップバスでもありますので、上の画像のワンステップバスとしますと窓自体も大きい事もお分かりいただけるのではないかと思います。それにしても、後述のジェイバス架装車でありますいすゞエルガミオ・日野レインボーIIと言い、集中的に入れてもいますので、諌早営業所所属車が中型車両の割合が増えてしまうのもわからなくはないでしょうか。

 

 

 次は、いすゞエルガミオをご紹介してまいります。今回は、以下画像のように7台を収める事ができておりました。

 

 (3T51・KK-LR233J1)

 

 (3T54・KK-LR233J1)

 

 (8T51・PA-LR234J1)

 

 (T252・SDG-LR290J1)

 

 (T253・SDG-LR290J1)

 

 (T255・SDG-LR290J1)

 

 (T451・SDG-LR290J3)

 

 今回収めました車は、3T51・3T54が平成13年式、8T51が平成18年式、T252~T255が平成24年式、そしてT451が平成26年式でありまして、3Tがワンステップバスである以外はノンステップバスを収めておりました。それにしても、よく局番を見ますと〇Tが平成の下1桁、T〇が西暦の下1桁となっておりまして、長く導入されている中で局番にも変化が見られている事がお分かりいただけます(西暦に変わったのは平成21年式(T9**)より)

 

 

 一方、こちらは同じジェイバス架装の日野レインボーIIであります。こちらに関しましては3台を収めておりました。

 

 (7B52・PA-KR234J1)

 

 (7B53・PA-KR234J1)

 

 (B052・PDG-KR234J1)

 

 長崎県営バスでは、いすゞエルガミオとともに日野レインボーIIも導入されておりましたが、7Bの2台に関しましてはまだ日野レインボーII自体が角目1灯でなかった頃に製造されていたタイプでもありましたので、一見しますといすゞエルガミオか?と思わせるような印象でもあったのではないかと思います。尚、いすゞエルガミオ・日野レインボーIIと同年でかぶっての導入はなく、その年でそれぞれいすゞエルガミオ・日野レインボーIIのみの導入でもありました。

 

 

 次は、小型車両の日野リエッセであります。今回は3台を収める事ができておりました。

 

 (8C15・KC-RX4FJAA)

 

 (9C12・KC-RX4JFAA)~リアのみ

 

 (7C54・PB-RX6JFAA)

 

 このうち、8C15は平成8年式、9C12は平成9年式でありますが、これら2台はいずれも「あ」ナンバーでの登録となってはいますが、9C12に関しましては元は長崎22か31-03と言う事で大型・中型の登録ナンバーでもありましたが、仕様変更によりまして現ナンバーの長崎200あ・163に改番されております。

 

 一方、7C54は元は長崎自動車(長崎バス)で導入されていたものでありまして、元は長崎市内の循環バスでありました「らんらん」の専用車でもありました。しかし、廃止に伴いまして長崎県営バスに移籍、塗装も旧路線塗装をまといまして、長崎市内で運行されておりました「お買い物バス」として使用されてもいましたが、7C53とともに諌早営業所に転属、諫早市内の路線で活躍を行っております。

 

 (長崎バス時代)
イメージ 4

 

 

 次は、自社発注の大型車両です。中型車両はこれまでのように収めておりましたが、大型車両はわずか2台のみでありました。

 

 (5E56・三菱KL-MP35JM)

 

 (3S51・いすゞKL-LV280N1)

 

 今回は、三菱エアロスターの5E56、いすゞエルガの3S51のみを収めておりましたが、諫早営業所所属車は3S51のみでありまして、5E56は長与営業所所属車との事でありましたので、検査のためにやってきていたようでした。それにしても、それだけ大型の割合が少ないとは、それだけ諫早地区が中型車両がメインである事を伺わせているようにも思います。

 

 

 ここからは移籍車であります。まずご紹介しますのは元は横浜市交通局(横浜市営バス)からの移籍車であります、いすゞLVキュービック(いずれもKC-LV280L)であります。

 

 (0S14)

 

 (1S54)

 

 これら車は、0S14が平成22年、1S54が平成24年にそれぞれ導入されておりまして、いずれもワンステップバスでもあります。このいすゞLVも、このいすゞバス製造(←IKコーチ)架装車あれば富士重工架装車も存在しておりますが、これらも富士重工架装車を中心に数が減ってきている中で健在ぶりを見せておりますので、低床車両であるのが功を奏した結果でもありましょうか。

 

 

 次は、日野レインボー(1B52・KC-RJ1JJCK)であります。今回このタイプはこの1台のみを収める事ができておりましたが、他の1B51・1B53とともに元はこちらも横浜市営バスからの移籍車でありまして、ワンステップバスでもあります。しかもAT車であるのが特徴でもありまして、現在も諫早市内の路線を中心に運行されております。

 

 

 そして、最後にご紹介しますのは日野レインボーHR(いずれもKL-HR1JNEE)であります。これらはいずれも東京都交通局(都営バス)からの移籍車でもありまして、このタイプの特徴通りノンステップバスでもあります。

 

 (3B52)

 

 (4B54)

 

 (4B59)

 

 (4B61)

 

 これらレインボーHRは、いずれも平成27年に導入されておりまして、東京時代は都心部の路線で使用されておりました。現在は、諫早市内の路線や大村市内、長崎市内までも乗り入れる運用でも見られておりまして、移籍車両の中心的な存在でもあります。それにしても、赤の塗装が色あせている車も見られてもいまして、それぞれが様々な姿を見せている事が伺わせてもいます。

 

 

 今回は、今回訪問時に長崎県営バスの諫早営業所・諫早バスターミナルで収めておりました路線車両をご紹介しましたが、長崎市内となりますと大型車両も見られる中、諫早市内では中型車両が中心となっている事が伺わせております。それほど需要に合った形が見られておりますが、それとともに低床車両の割合が移籍車を含めまして多い訳でもありますので、以前営業所も訪問もしておりました10年前後前の姿としますと本当に様変わりしているようにも感じさせられます。それほど古参車両の割合も少なくなっている事も伺えますが、とにかくこれからも利用されます方々のために安全に運行していただきたいものではあります。