千三つは千のうち本当のことは三つしか言わない意味で“うそつき”のことを言う慣用句ですが、統計の世界では、いわゆる「3シグマのルール」や「千三ツの法則」と呼ばれるものであり、平均の3標準偏差以外になる確率は3/1,000=0.003となるものです。

 その他、数字が使われた慣用句では万が一、非常にまれであり、めったにないことの意味ですが、1/10,000=0.0001はほぼ4σになります。

 日本では、自然界の全ての物に神様が居ると考えられているおり、八百万の神という呼び名がついています。が1/8,000,000=0.000000125となり、ほぼ5σに相当します。(八百万:やおよろず)

 一か八かは、結果はどうなろうと、運を天に任せてやってみることに意味ですが、1/8=0.69はほぼ0.5σに相当します。(一か八か:いちかばちか)

古来より言われている慣用句ですが、現代統計学の数字とほぼ一致しているのが不思議です。



千三つ 1/1,000=0.003 3σ⇒0.0027  cp=1.00

万が一 1/10,000=0.0001 4σ⇒0.00006 cp=1.33

八百万 1/8,000,000=0.000000125 5σ⇒0.00000057 cp=1.67

(5.29σ⇒0.000000122)

一か八か 1/8=0.69  0.5σ⇒0.62  cp=0.125

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