この多彩な症状に対応するには、
まずは本人や家族が
【起立性調節障害】という病気を
ちゃんと知ることが大切です。
そんなにメジャーな病気ではありませんし、
病院で診断されてはじめて
起立性調節障害の存在を知る人も多いです。
朝起きられないけど夜になれば元気という症状は
どうしても怠けている、サボっている、
やる気が足りないなどと捉えてしまいがちなので
本人も家族も
焦りや不安でいっぱいになっています。
この焦りや不安によって自律神経のバランスがさらに狂う・・
という悪循環に陥ってしまい
症状を悪化させてしまいかねません。
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起立性調節障害がどのようにして起こるのか、
どんな症状が出ているのかなど
正しい知識を持つことが
不安を軽くすることに役立ちます。
本人や家族だけでなく、
学校の先生など
起立性調節障害のお子さんと関わるすべての人が
正しい知識をもつことが大切。
場合によっては、
主治医の先生から学校の担任の先生や保健室の先生、校長先生などに
病気の説明をしてもらいましょう。
クラスメートにも理解してもらえる機会が持てれば
さらに良いと思います
起立性調節障害の回復には、
まわりの人が病気を理解してくれて、
回復を信じて見守ってくれることが
絶対に必要なんです。
本人はただでさえ、
体のだるさや学校に思うように行けないこと、
また勉強が遅れていくことに対して
不安や焦りを感じています。
まわりが症状を理解してくれず、
責められたり怒られたり、ということが続くと
周囲への不信感や孤独感が募ります。
そして、
精神が不安定になったり、
家族関係が悪化してしまったり・・
という
二次障害に発展してしまうのです。
症状のある程度重い、中等症以上のお子さんでは
特に二次障害のリスクが高いです。
それだけ、まわりに理解してもらうのが大変だと
いうことなんですよね。
参考:『やさしくわかる子どもの起立性調節障害』田中大介著
回復を信じて見守る、というのは
なかなか大変なことです。
ご家族の方は、
つらい気持ちをそのまま表現できて、
見守りをねぎらって認めてもらえるような
時間をもつことが大切ですよ
ぜひカウンセリングをご利用くださいね!
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