こんにちは。
横浜鎌倉のお産トラブル予防トレーナー英子こと川崎英治です。
※２０１６年２月１４日より女装セラピスト『英子』として活動しています。
今年１月に起きた無痛分娩中の麻酔ミスによって妊婦さんが死亡した衝撃的なニュース。
事故を起こした大阪府和泉市の『老木レディスクリニック』についての続報は度々入って来ていました。
今回の続報ではまた新たな事実が判明しています。
当初のニュースでは、亡くなられた妊婦さんが『無痛分娩』出産を選択する際に事前によく調べる事も無く医療体制が整っていないクリニックを選ばれてしまったのかという印象でした。
現在とても需要が多い無痛分娩ではありますがまだまだ無痛分娩を行っているクリニックは限られているので近所であるからなど安易な判断基準であったのかなと残念に思いました。
ですが、それは違っていました。
今回の続報によると亡くなられた妊婦さんは『老木レディスクリニック』が、
●インターネットの評判も良い。
●麻酔科医が立ち合う体制を取っている。
●高度な医療体制を取っている。
という理由でこのクリニックでの無痛分娩を決められたという事です。
この女性は事前にしっかりと下調べをされていたのです。
事実『老木レディスクリニック』のホームページには、無痛分娩に対する医院の体制が書かれていたそうです。
「麻酔科医専門医や産科麻酔の熟練された医師の配置が必要です」
「複数名麻酔科の在籍、産科医、スタッフなどが体制を整えております」
ＨＰに書かれたこれらの文言に信頼を寄せたのでしょう。
ＨＰには院長や小児科医のほかに麻酔科医２人の名前もしっかり載っていたそうです。
ここでならば大丈夫であろうと院長や病院を信頼して安心して自身とお腹の子の身を任せられたであろう女性。
ところが今回の続報によると、
「警察の捜査で無痛分娩の麻酔は院長が１人でやっていたことが判明しました。そして事故後、ホームページには麻酔科医の名前の後に『非常勤』の文言が加えられました。実は２人は無痛分娩の麻酔にほとんど関わっていなかったのです。」
との事です。
僕は亡くなられた妊婦さんの身内でも知人でもありませんが、この院長に対して怒りが込み上げて来ました。
酷すぎる。
事実と反した信頼を得られる情報をＨＰに掲載しお客を集める行為。
そのあげくに未熟な技術で医療事故を起こし、その後の処置にも失敗をする始末。
きちっとした医療体勢を敷いて無痛分娩に望まれていれば回避できたであろう今回の妊婦さんの死亡事故。
赤ちゃんの命はなんとか助かったとの事ですが、待ちに待った最愛の我が子との対面、これから始まる家族三人での明るい未来、こうした機会をことごとく奪う卑劣な行為。
院長は人の命、人の人生をなんだと思っているのか。
そして事故後の院長の処置についてご遺族に語った下手な言い訳まで明らかになっています。
「太っておられたんでお宅のお嬢さんに気管内挿管をしますとのどを傷つける恐れがありますので。」
と言われたそうです。
のどと命とどちらが大事なのか。
そんな誤った判断をされる医師などいる訳がない。
現に警察の調べに対し院長は、
「パニックになってしまい対応が間に合わなかった。」
と説明したそうです。
ご遺族への説明とは明らかに食い違います。
そして更に驚くのはこの死亡事故以降も変わりなく業務を続けられていたという事。
ようやく当目の間無痛分娩を中止すると発表したのは今年の４月１７日です。
こちらをご覧頂ければわかりますが、明かな医療体制の不備による事故を起こしていながらＨＰには自らが起こした事故に関しての事は一切書かれていません。
無痛分娩に関する重要なお知らせ（老木レディスクリニック２）
自身で死亡事故を起こしていながらまるで他人事。
院長やこのクリニックの体質がよくわかります。
ご遺族はどんな気持ちでこのお知らせを読まれたのか。
本当にやるせない。
ＨＰによるとこの院長は今現在も無痛分娩以外の産婦人科業務は行われている様子。
ニュースが全て本当であるならばこんな輩に産科医療を任せて良いのか。
『老木レディスクリニック』のネットでの評判・口コミを調べてみました。
いくつかのサイトがありましたが評判は悪くありません。
むしろ評判は良いです。
ただ、ネットの評判などいくらでも偽造できるモノ。
『老木レディスクリニック』はＨＰにデタラメを載せていただけに逆に悪い評価が殆んど見られない事に疑問が湧きます。
ヤラセのサクラ投稿か？
投稿内容が真実かどうかはわかりませんが悪い評価だらけのサイトも見つけました。
子育てに関する情報満載！ママ向けコミュニティ ママスタジアム
老木レディスクリニックで出産されたというママさんや身内がクリニックで働いていたという方、クリニックの近所に住まわれているといった方々からの投稿が多くありました。
「近くに住んでいますが以前から救急車が多過ぎないかと噂になっていました。」
「ここで無痛処置したけど、運良く無事に生きてます。
報道にはびっくり。
ただ、産院には疑問なことばっかりだったので、どうして人気があるのかさっぱり。
次は絶対違う病院にしようと思っていたところでの事故報道でした。
無痛の説明はサラッとで同意書なんて書いてません。
無痛処置中に、急変用のセットも置いてある気配もありませんでした。
今思えば産院選び、安易過ぎたなと心底思います。
でも、分娩予約してしまっていたら簡単には産院の変更なんて出来ないし、院長を信頼していたのでまさかこんな内容だとは思わずでした。
あまり触れられていませんが、院長よりも看護師助産師さんたちも大概でしたよ。
語り出したらキリがないくらい酷かった…。」
「身内がここで働いています。
事故当時、麻酔医(院長の姉妹)は院内にいませんでした。
院長は蘇生処置をしたと言ってはいるものの麻酔医が行うもののそれとではやはり違いがでてくるので十分だったかどうかは疑わしいとのこと。
また院長には少し精神疾患の気があるため抗不安薬を常用している。
このせいかはわかりませんが小児医の妻にDVをはたらいています(院内で行われることは稀ですがゼロではありません)」
「私も10年以上前に婦人科でかかったことあるけど、院長感じ悪すぎ。3時間ぐらい待たされたあげく、で、診察するの？みたいな態度とられたから帰った。」
「だからこの病院の問題は無痛どうこうじゃないよ。近くに住んでる。」
「老木で出産したが、後日市の助産師訪問の時に、
次産むときは〇〇病院や〇〇病院で出産した方がよいよ、と言われました。」
中には良い評価の投稿もありましたが明らかに悪い評価ばかり。
これらの投稿がどれだけ真実であるのかはわかりませんが、亡くなられた妊婦さんがこのサイトの投稿を読まれていたら『老木レディスクリニック』を選ぶ事は無かったでしょう。
明るい未来がすぐそこに待っていただけに命を落とされた事が残念でなりません。
突然最愛の奥様を亡くされたご主人、お孫さんの誕生を楽しみにしていたであろう妊婦さんのご両親、そして生まれて来た赤ちゃん。
皆さんの大きな悲しみ。
失った命はもう２度と戻っては来ません。
今回の事故を機に日本の無痛分娩の医療体制がしっかりと整えられる事を願います。
これから無痛分娩を選択される方、無痛分娩をされる際はよく考えて後悔の無い選択をされて下さいね。
くれぐれも麻酔科医の立ち合いの無い無痛分娩を選ばれる事の無いように。
皆さんのお産が母子共に健康でより良いお産でありますように。
今日も最後までお読み頂き、ありがとう ありがとう♪
(余談ですが「ありがとう」は声に出して２回言うと磁場と自立神経が整い身体がリセットされるそうです。１回でも３回でもなく２回でないとダメだそうです。お試し下さい♪)
全ての妊婦さん子育てママさんがハッピーでありますように♪
切迫早産妊婦さんが１日でも早く安静生活から解放されますように。
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