〜トレーニング内容〜

・鳥かご(条件付き)

・2対2→4対2

・ゲーム 

 

〜ポイント〜

【試合時間90分の中で、一人がボールを触っている時間は2〜3分程度。よって、残りの約85分間の動きの質を高める必要がある。】

 

・フリーな場所

フリーな場所→ゴールに向かうプレーできる場所。

みんながボールを見ている中で、パスの受け手は常に周りを見てフリーな位置を探し続ける必要がある。

 

・フリーな受け方

受け手側のアイデアが重要。

例えば、出し手の選手とワンツーを狙ってみたり、相手選手がワンツーの中のコースを切ってくるなら、縦のスペースが空く。そのスペースに走り込みゴールに向かったプレー(パラレラ)をする。

~トレーニング内容~

・シュート練習(DF有、無)

・2対2+2

・ゲーム

 

~ポイント~

強いシュートを打つためには【ボールに対して体重をのせる】こと。

その為に意識したい事は、

①ひざ下の振り

②重心の移動

③着地足の位置

 

①ひざ下の振り

強いシュートは、身体全体で大きい反動をつけてシュートする必要がある。

ただ、実際フットサルやサッカーのゴール前では、相手DFのプレッシャーが強くかかるため、なかなか大きく反動をつけてシュートは難しい。

そこで、ひざ下の振りを速くして、よりコンパクトな形でボールに力を伝える必要がある。

練習方法としては、普段のリフティングをひざ下の曲げ伸ばしだけで行う。

コンパクトにしっかりとボールに力を伝える感覚を身に付けよう。

 

②重心の移動

軸足→蹴り足への重心移動

シュートを打つときに取る助走の力をボールにより伝えるためには、軸足から蹴り足へ重心移動をする必要がある。

よくある蹴り方として、軸足に重心をのせたままシュートを打つ。もちろんこれでも強いシュートは打てるが、助走の勢いがほとんど軸足に乗ってしまう。

そこで、シュートの際に軸足→蹴り足に重心移動させることで、助走の勢いを消さずに大きい力をシュートに加えることができる。

 

③着地の位置

主に蹴り足の着地位置を意識してもらいたい。

よくあるあまり良くない蹴り足の着地位置は、蹴ったその場に足を付いてしまったり、足をクロスしてしまう。

両方とも➁のポイントのようにボールに最大の力を伝えられない。

そこで意識して欲しいことは、蹴り足を進行方向に着地すること。

日常の徒歩で考えてみても、前に歩きたければ当然進行方向に着地する。

それと同じように、シュートの際も進行方向に蹴り足を着地することでボールに最大の力を伝える事ができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

~トレーニング内容~

・1対1(条件付き)

・ゲーム

 

~ポイント~

【ディフェンス時の優先順位】※前回の振り返り

①インターセプト

相手がトラップする前にパスカットを狙う。

②トラップの瞬間に取りに行く、前を向かせない。

相手がトラップした瞬間を狙う。取れないなら簡単に前を向かせない。

③対応する

前を向かれた場合の対応。

 

【ディフェンスのタイミング】

まず今回ディフェンスで大切にしてもらったことは、ドリブルしてくる相手に対して抜かれたくないからとズルズルと下がってディフェンスをしないこと。

ズルズル下がったディフェンスをしてしまうと、相手に前進させてしまい自分の守っているゴールに近づかせてしまう。

そこで、ズルズルと下がってしまう前に、相手の利き足から寄せプレーを限定させる。そこから自分の取れる間合いになった時に取りに行くことを心がける。

 

【抜かれた時のディフェンス】

しっかりとディフェンス対応していても、どうしても抜かれてしまうことはある。そのときに相手に振り切られてしまうと、ニアサイドとファーサイド両方のシュートコースを狙われてしまう。

そこで重要な事は、相手に抜かれたら、まずは後追いでも相手に付いていくこと。

さらに相手がシュートを打つ瞬間にファーサイドを切ることでシュートコースを限定し、キーパーに守りやすくすることができる。

 

 

 

 

 

~トレーニング内容~

・1対1(条件付き)

・ゲーム

 

~ポイント~

【ディフェンス時の優先順位】

 

ディフェンス時の優先順位は、

①インターセプト

相手がトラップする前にパスカットを狙う。


②トラップの瞬間に取りに行く、前を向かせない。

相手がトラップした瞬間を狙う。取れないなら簡単に前を向かせない。


③対応する

前を向かれた場合の対応。

 

動画付きで詳しく解説していく。


①で基本の考え方は「パスの移動中にしっかりと寄せる」こと。

また、インターセプトができるのかできないのかを判断する必要がある。

もしできなかった場合、②前を向かせないこと。簡単に前を向かれてしまうと、相手選手に簡単に前進させてしまう。

ただ、実際の試合ではインターセプトも狙えない。寄せ切れず、相手に前を向かれてしまうこともあるだろう。

そんなときは③対応する。インターセプトの勢いのまま前を向いた相手に寄せてしまうと、簡単に抜かれてしまう可能性が高くなる。そのため、相手に前を向かれたときはまず相手の前で止まること。そこから寄せて取りに行く。

ここで大切になってくることは【意識の切り替え】

①の基本の考え方、パスの移動中にしっかりと寄せるとどうしてもボール保持者にのみ向かった矢印になってしまう。それだと、矢印の向かっていない方向にドリブル、パスをされたときに動きに付いていけない。その為、ボール保持者が前を向いた瞬間に頭の中の矢印を多方向に向ける事が大切である。

 

 

 

~トレーニング内容~

・アップ鳥かご(タッチ制限、条件付き) 

・ゲーム

 

~ポイント~

【前線の選手が深さ(裏)を取る重要性】

 

赤の選手がビルドアップする際に、下図1のように頂点の選手(赤)が味方(赤)からパスをもらいに降りてくる。

一見、味方を近い位置でサポートしていて正解に思えるが、これでは頂点以外の3選手の裏のスペースを消してしまっている。

図1.頂点の選手(赤)が深さがない場合
 
 
そこで、下図2のように頂点の選手が深さを取ってサポートしてみる。

頂点の選手のマーク(青)が来なければ、よりゴールに近い位置でボールを受ける事ができる。

図2.頂点の選手(赤)に相手選手(青)が付いてこない場合
 
 
また、下図3のように頂点の選手(赤)に相手選手(青)が付いてくる場合、
味方3選手(赤)に裏のスペースができる。
よって、相手の背後でよりゴールに近い位置でボールを受ける事ができる。
裏を取ると聞くと、相手最終ラインの背後のスペースと連想しがちだが、自陣でも裏のスペースは存在している認識が重要。

図3.頂点の選手(赤)に相手選手(青)が付いてくる場合