川越style「食彩処 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)」霞ヶ関から発信 日替わりランチ 創作料理 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

春、夏、秋、冬。

季節を感じながら、食事の彩りを楽しむ。

常に変化していき、常に新しいものを生み出していく情熱。

 

2019年7月にオープンしたのが、「食彩処 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)」さん。
東武東上線霞ケ関駅南口から徒歩7分ほど。かすみ北通りを進み、東京国際大学を過ぎて右手に見えてきます。七光商事さんのちょうど向かいにあります。


「食彩処 春夏秋冬(しょくさいどころ しゅんかしゅうとう)」
川越市的場北1ー16ー6ー105
11:30~19:00
定休日 月曜日

049ー298ー6835
東武東上線霞ケ関駅南口から徒歩7分ほど

春夏秋冬さんは、日替わりランチをメインに、様々な創作料理を提供しているお店。

料理は、ホテルを中心にシェフ歴40年の佐々木シェフが手作りした料理を提供しています。

お店は佐々木さん一家が運営してい創作料理を提供しているお店。

料理は、ホテルを中心にシェフ歴40年の佐々木シェフが手作りした料理を提供しています。

お店は佐々木さん一家が運営しています。

 

ランチでは、日替わりランチや定期的に替わるメニュー合わせて3種類ほど用意。

日替わり以外は時期により定期的に変更になります。

(ある日のランチメニュー)

地域の人を中心に、週に何度も通う人がいるのがこのお店の特徴。

通いたくなるのは、その日のメニューが気になるから。
「日替わりランチ」は、その名の通り、和洋織り交ぜながら毎日メニューが替わるもので、お店の入口にも毎日その日の内容が掲示されています。それを見るのを楽しみにしている人も多い。

メインのおかずは肉と魚のコンビネーション。

メインを真ん中にして、ご飯に味噌汁又はスープ、小鉢が数種類。

これぞ和食という日もあれば、和に洋を取り入れた日もあり、毎日の変化が楽しい。

週替わり、月替わりなどでスパンでランチの内容をを替えて提供しているお店は多いですが、本当に毎日違うメニューを提供しているお店というのは実は少ない。

日替わりを提供するのはお店にとって大変なこと。

毎日違うメニューを考える必要があるし、そのための素材を確保しなければならない。

だが、お客さんの側に立つと、毎日違うメニューがあるのはやはり魅力的。

 

「日替わりで毎日違う楽しみを提供したい」

 

と春夏秋冬さんでは、オープン以来、本当に意味での日替わりを維持している。

根底にある、佐々木シェフの料理に対する情熱が為せることなのだ。

これまでの日替わりランチを見ると、それはまさに食彩処と言うにふさわしい食彩。

 

ランチは予約も可。また、弁当の持ち帰りにも対応しており、日替わりランチをそのまま弁当として持ち帰ることもできます。

 

春夏秋冬さんは日替わりランチの定食が売りではありますが、ただ。

このお店を和の定食屋さんとだけ見るのは早計。

よく見ると、和食に洋食ソースを使っている日もあり(例えば魚料理にトマトソースやチーズを使ってピザのようなテイストにしたり、お肉を赤ワインで煮る洋食スタイルの日も)、洋食の存在がちらりと覗き見えるのだ。

和洋折衷の創作が、春夏秋冬の真骨頂。

日替わりランチの定食を売りにしながら、洋食が??

春夏秋冬にある洋食の話し、佐々木シェフのこれまでのお話しは後述。

このお店の根底にある魂、洋食にも目を向けたい。

 

ランチでは日替わりの他に、洋食メニューも用意しており、そちらも根強い人気があります。

ブラックカレーも定番人気で、ブラックカレー店でも働いていた経験が如何なく発揮されています。

春夏秋冬の佐々木シェフは、ゆくゆくは構想として・・・

3000円ほどで洋食のフルコースを提供したい、という想いも胸に抱いています。

普段使いのお店でありながら、ハレの日にも対応できる、それが春夏秋冬の強み。

 

夜メニューは夜の営業時間から提供・・・というのが一般的ですが、春夏秋冬さんでは午後13時を過ぎれば通常のランチメニュー以外に夜メニューの注文も受けており、午後から昼吞みタイムに入るのもあり。

13時からのメニュー(参考)

・食事

本日の晩御飯、本日のパスタ、石焼きラーメン(旨辛)、ブラックカレー、冷しゃぶ雑炊、石焼き豆腐チゲ(旨辛、ご飯付き)
・おつまみ

味噌漬け卵、枝豆、冷奴(食べるラー油乗せ)、もろきゅー、ガーリックトースト、チーズ3種盛り、ねぎメンマチャーシュー

 

シェフの料理に舌鼓を打ちながら、霞ヶ関の話しはどこまでも深く、広く、続いていく。
川越の霞ケ関。

川越において、川越で最も地元愛が強い地域はどこかという話題には、今も変わらず答えは変わっていません。

霞ヶ関です。

いや、市街地における川越まつりを見れば、中心部の人の方が地元愛が強いと思われますが、もちろん強いことは間違いないですが、地元意識に濃淡が入り混じる市街地と違い、霞ヶ関の人の土着感、みんなやっぱり霞ヶ関が一番落ち着くし、一番好きという感覚を持っている感じが、川越ではここ以外に見られない。

近年の霞ヶ関の変化は目覚ましい。

かつて日本の高度経済成長と共に発展してきたかすみ商店街・角栄商店街の栄華のリアルは、そこで生活していた人の口でしか伝えられませんが、通りに人がごったがえし、前に進んで行くことも一苦労という状況だったなんて、今どんなに想像力を駆使しても困難である。。。

高度経済成長期がひと段落すると、まるで潮が引くように経済の活気が収まり、商店街ではぽつりぽつりと閉店するお店が出てきて、下りたままのシャッターが増えていった。そんな状況が固定化して、それが霞ヶ関のイメージにもなりかけていたところ・・・

しかし。

再び街は息を吹き返したいったのだ。

近年になり、かすみ商店街・角栄商店街に新しい感性のお店が誕生して、これまでとは違う霞ヶ関の姿に変わりつつある。

中心部から離れた周辺地域だと人の繋がりが薄くなったりしますが、霞ヶ関は全くの逆、周辺地域だからこそ人の人の繋がりが濃くなり、地元意識が強くなりという地。

(今でこそ周辺地域とされていますが、河越太郎重頼の例を引くまでもなく、川越的歴史の根が今の市街地以上に深い地域であることも関係しているかもしれない)

「霞ヶ関で何かやりたいな」、「お店を開くなら霞ヶ関」、「霞ヶ関でお店を開いて盛り上げたい」

霞ヶ関でこのような動きが見られることに、霞ヶ関の街がどういうものか伝わるのではないでしょうか。

 

春夏秋冬は、佐々木シェフのシェフとしてのキャリアの集大成の場。

「食彩処 春夏秋冬」の佐々木シェフが活躍してきた経歴は?

そして、霞ヶ関にお店を構えるまでの軌跡とは??

春夏秋冬佐々木シェフのこれまでに迫ります。

春夏秋冬の佐々木さんは、宮城県出身。

20歳の時に飲食の世界に足を踏み入れ、以来、ホテルを中心に40年ずっと飲食業で腕をふるってきました。

最初に働いたのが、錦糸町の結婚式場にあるレストラン。

その後、22歳の時に丸の内にある丸ノ内ホテルに移り、5年ほど働いたのち、池袋のホテルメトロポリタンのレストランで5年働く。この時料理長を務めていた。

飲食の世界に飛び込んだ時から、

 

「いつかは独立したい」

 

と考え、そのために色んな経験を積んでいこうと働いた。

色んな経験を積むならホテルという職場は打ってつけだった。

レストランは和食から中華、フレンチ、イタリアンなど様々あり、結婚式場もあって一つの場所で幅広い経験を積むことができた。

大きなホテルで働いてきて、佐々木さんは、

 

「大きなホテルの以外の経験も積みたい」

 

と移ったのが、磯子の横浜プリンスホテル。

磯子の高台にそびえ立つ建物は、東伏見宮邦英(ひがしふしみのみやくにひで)伯爵の保養のための別邸として、1937年(昭和12年)に建てられたものです。
戦前の横浜の別荘建築の代表として貴重な存在で、1993年(平成5年)に横浜市の歴史的建造物に認定されました。
皇族の別邸として、終戦連絡事務局長官邸として、また、GHQやフランスの調査委員会も使用したといわれる、威風堂々した姿の歴史ある建物です。

例えばフレンチのシェフは、フランス修行帰りのシェフが多いような職場で、佐々木さんは大きな刺激を受ける。

その後は新横浜プリンスホテルのイタリアンレストランで料理長として腕をふるっていました。

この時のレストランが今の春夏秋冬に通じるものがあり、当時、日替わりメニューが売りで本当に日替わりで料理を提供していました。
新横浜から抜擢され、品川プリンスホテルへ異動し10年以上働いていた。振り返れば、プリンスホテルは計22年いたことになります。

ホテルシェフとしてのキャリアを十分積み、独立するために町場のお店の経験を積もうと、各地の飲食店で働いていた。所沢の焼肉店では現場を任されて運営していました。

そして、満を持して自身のお店をオープンさせようと決意。

縁あって、川越の霞ヶ関ゆかりの人たちと繋がり、この場所に辿り着く。

 

霞ヶ関でお店を開こうと決意し、角栄商店街・かすみ商店街などで場所を探していた。

川越のまちづくりの動きにも興味を持ち、川越市主催の「エリアリノベーションシンポジウム」&「かわごえデザイン会議」にも参加していた。

この時の会には、同じく霞ヶ関、角栄商店街で同時期にオープンした合同会社オンドの「38℃」のプレゼンも行われていました。

(川越style「エリアリノベーションシンポジウム」&「かわごえデザイン会議」

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12440702573.html

 

そして、2019年7月にオープンしたのが、「食彩処 春夏秋冬」でした。

料理はもちろん佐々木シェフが手作りしているものですが、接客や広報などの面は家族が担当し、一家で切り盛りしているアットホームなお店です。

まちづくりの意識を持つ春夏秋冬さんでは、今後はお店の展開のみならず地域とも連携していこうとしている。

地域の一大祭、「霞北祭&ナイトフェア」では店先でイベント限定のメニューを提供。

 

今後は、霞ヶ関を盛り上げているかすみがせき昭和レトロすとりーと実行委員会主催による「かすみがせき100円商店街」にも参加していこうとしている。

(川越style「かすみがせき100円商店街」かすみがせき昭和レトロすとりーと実行委員会

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12417146114.html

 

また、地域を飛び出し、中心市街地のイベントにも出店する予定で、春夏秋冬としてお店を飛び出しての初めてイベント出店となるのが、12月8日(日)にウェスタ川越・ウニクス川越で開催するくらしをいろどるFarmer's Marketです。

(川越style「くらしをいろどるFarmer’s Market」2018年12月2日ウェスタ川越

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12431300862.html

 

霞ヶ関の魅力をお店から発信する。

 

春夏秋冬、季節により食事の彩りに惹き込まれていく。

春夏秋冬、巡るごとに、地域に根付き、地域に愛されながら、地域に欠かせないお店になっていく。

その名にふさわしい、季節を味わうお店なのだ。

 

「食彩処 春夏秋冬(しょくさいどころ しゅんかしゅうとう)」

川越市的場北1ー16ー6ー105
11:30~19:00
定休日 月曜日

049ー298ー6835
東武東上線霞ケ関駅南口から徒歩7分ほど