川越style「coworking & shareoffice ダイクマチ」新しい働く形 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

~名も無き交差点を川越の新たな交流拠点に 2~

 

新しい働く形の提案。

働き方の形は一つではない、人本意でそれぞれの形があってもいいはず。新しい時代の働き方を、古い長屋を再利用した場で提案する。この組み合わせの発想のなんという斬新さ、面白さ。

ここは職場。

そしてここは、人が集まり交流する場でもあり、新しいものが生まれていく楽しい場であった。

働き方が変われば仕事の捉え方だって変わり、ひいては人生が変わっていく、かもしれない。

仕事の固定観念を変え得る提案になるだろう場。

 

2017年に川越で大きな話題になった家守会社「株式会社 80%(エイティーパーセント)」による長屋リノベーション事業。

「株式会社 80%」
Facebook ページ:

https://www.facebook.com/80per/ ;
『空き家・空き店舗問題に関心を持つ方が増えています。しかし、実際にその対策について何をどうしたら良いのかわからない、一人では行動に移しづらいといった現状もあります。そうした中、今年、平成30年をピークに人口減少に転じることが予測され、年々増え続ける空き店舗への対策を進める川越市が、2017 年 11 月より毎年開催を続けているエリアリノベーションに向けた「まちづくりキャンプ」 。弊社はこの第1回で誕生した株式会社ですが、私たちはこのキャンプで知り合った4名が自ら出資して民間まちづくり会社を設立し、事業の舞台となった空き店舗を、補助金に頼らず仲間の協力を得てリノベーションしていく事業を続けております。 
 眠っていた長屋の一角が、多様な人が集まる共に働く場所に生まれ変わる。』
 

80%がリノベーションした県道川越日高線沿いの連雀町の長屋に入る「すずのや」、「glin coffee」の二つの飲食店は見事に街に溶け込み、地域の風景を変え、活気を蘇らせました。

まさに、名も無き交差点を川越の新たな交流拠点に、を実現した場です。

リノベーションした長屋のことは以前伝えました。

(「株式会社80%(エイティーパーセント)」連雀町の交差点長屋のリノベーション

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12288585222.html

株式会社80%の4人を改めて紹介します。
・荒木牧人(あらきまきと)
株式会社80パーセント 代表取締役(事業統括、工事担当)
荒木牧人建築設計事務所代表
一級建築士 一級建築施工管理技士、埼玉県被災建築物応急危険度判定士、
福祉住環境コーディネーター2級、省エネ建築診断士(パッシブハウスジャパン)
現場監督、設計事務所勤務を経て自分の設計事務所を構えた途端、地域の自治会長や小学校のPTA会長になることで地域とつながり、偶然知った設計コンペの受賞を機にリノベーションに興味を持ち、現在に至る。川越市在住。
趣味は読書・献血・子どもたちと遊ぶこと・新河岸川でのカヌー&SUP。

・鈴木豪(すずきごう)
株式会社80パーセント 取締役(飲食事業担当)
すずのや 店主
1993年より、飲食業界に従事。新橋の人気立ち飲み店の店長を務めるなど、飲食業界で多くの経験を積む。今回、その豊富な経験と知識、人脈などを活かして、川越市連雀町に「すずのや おやさいとくだものとお酒と」を開業予定。特に日本酒の選定にはこだわりと自信有り。秋田県出身。川越市在住。
趣味はまち歩き、居酒屋探訪、デパ地下めぐり

・松ヶ角尚人(まつがすみなおと)
株式会社80パーセント 取締役(不動産、財務・経理担当)
有限会社川越ホーム(http://www.kawagoehome.com/)取締役社長
公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、マンション管理士
普通の町の不動産屋さんだったはずが、なぜか個性的な人・物件が周りに集まり、そのような案件も多数手掛けることに・・・。ユニークな案件たちを実現化すべく、日々、楽しみながら悪戦苦闘中。川越市在住。
趣味は読書、ランニング、まち歩き、山歩き

・田中明裕(たなかあきひろ)
株式会社80パーセント デザイン部長(リノベーション、デザイン担当)
中目黒のリノベーション会社 株式会社coto(http://coto-inc.net/) 代表取締役
中目黒のコワーキングスペース knot 運営
一級建築士 日高市生まれ、日高市育ち、日高市在住、ただ会社は中目黒・・。
地元に街に愛される場を作りたいと東上線を行ったり来たり。 
趣味 サッカー。古い建物を見て妄想すること。

 

すずのや、glin coffee共に人気店となり、日々人と人が集う場になっていることは、県道沿いというロケーションで目にすることも多いでしょう。

(「すずのや おやさいとくだものとお酒と」リノベーションによって生まれ変わった長屋

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12290108171.html

あれから半年、80%の疾走は留まることをしらない。

すずのや、glin coffeeのオープンからほどなくして、第二章へ。もう次の行動を起こし始めたのでした。なんというスピード、それでも彼らにとってはなんということもない、これが自分たちのスピード感。

株式会社80%による次なる展開は・・・ここにもまた、これからの川越へ、新たな川越象を示す可能性を秘めた提案だった。

すずのや、glin coffeeで示した飲食店から一転、眠っていた長屋を利活用し、様々な人が集い共に「働く場」を創ろう。新しい形の「働く形」を提案しよう。

80%が生み出したのが、コワーキングスペースという場でした。

~名も無き交差点を川越の新たな交流拠点に 2~

2018年2月にオープンしたのが、「coworking space ダイクマチ(コワーキングスペース ダイクマチ)」。

coworking space ダイクマチがあるのが、本川越駅からだと歩いて10分ほど。駅前交差点から分かりやすい大通りから行くと、一番街方面へ北に進み、連雀町交差点を左折。県道川越日高線を西に進んですぐに右手に見えてくるのが、ひと際時代性を感じさせる雰囲気を纏った建物。

その長屋の一角にあります。

「coworking & shareoffice ダイクマチ(コワーキング&シェアオフィス ダイクマチ)」
株式会社 80%(エイティーパーセント)

〒350-0066 

川越市連雀町 27-1 
連絡先:080-5543-2491 担当者:荒木牧人(アラキマキト) 
E-mail:80p.2016@gmail.com 
HP:

https://80per.net/coworking/

Facebook ページ:

https://www.facebook.com/80per/ ;

 

ダイクマチというのは、連雀町の旧町名大工町から。

この場所ですぐにピンとくるのではないでしょうか。このルートで辿り着くのは、そうです、並びにはすずのやさん、glin cooffeeさんがあり、80%が手掛けた長屋がすぐ隣なのです。

すずのや、glin coffeeの並びの長屋の一角、ここでコワーキングスペースという提案をしています。

ダイクマチの場所は、すずのや、glin coffeeの並びということで80%の面々はずっと気になっていた長屋だったという。次にアクションを起こすならここだろうと自然と定まっていった場所だった。

すずのや、glin coffeeの隣ということで、お互いの相乗効果も生まれやすく、点ではなく面でまちづくりを考えることも利点だった。連雀町界隈という地域のまちづくりを推し進める80%。

この一角は、古い建物が残っているなと、普段から目にすることも多いと思います。

連雀町交差点から進むと「魚定」さんがあり、「ひかり飯店」さんがあり、そして「coworking space ダイクマチ」がある。なんという並びなんでしょう。

この老舗と今のミックス感がなんとも言えず惹き込まれていく。。。


コワーキングスペースとして一般的な説明としては、コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。
コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方であり、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持つ。

 

・・・と、ここで。一般的なコワーキングスペースの説明だと、間違いなくcoworking space ダイクマチの真意は伝わらない。

駅近にあることが多いコワーキングスペースは、やはり、ビジネスパーソンを対象にしているからで、ビジネスする人が多い場所に作ることがまず前提となる。

それに比べてcoworking space ダイクマチは・・・

そもそも川越にはコワーキングスペースがほとんどない状況で(なぜ誰も発想しないのか・・・)、駅から若干離れている立地で、周りはマンションなど住宅が多い地域、しかも古い長屋を再利用しているということの斬新さ、面白さが伝わるでしょうか。地域の中に働く場を創る、まさに80%らしい挑戦でありました。

川越に生まれたコワーキングスペースが、このような形であることが川越的だとも言えます。

coworking space ダイクマチは、コワーキングスペースだけれどいかにも「オフィス」という雰囲気ではなく(もちろんオフィスですが)、既存のものとは異なり、全く新しい言葉で表現しなくては伝わらないような場。

ダイクマチの室内の真ん中に置かれた大きな机。

これをみんなでシェアして、それぞれのスペースにして仕事をする。12,3人くらいは入れるとのこと。誰がどこに座るなど決まりはありません。来た時に空いている椅子とスぺースがその日の職場空間。

とはいえ、一人あたりのスペース自体も厳格に面積が決まっているわけでもなく、人がいなかったら広く使うことができるし、他の人が入って来れば調整すればいい。融通し合い。

仕事とは全てにおいてきっちり決まっているもの、という仕事の固定観念が覆され、もっと柔軟に、もっと流合的に、もっと楽しい職場がcoworking space ダイクマチでした。

一般的にコワーキングスペースは、様々な業種の人との交流が生まれるとされていますが、しかし実際にはやはり、それぞれの仕事に集中して横の繋がりが生まれにくいこともある中で、ダイクマチの一体感はなんなんだろう。

みんなのオフィスであり、みんなでオフィスであり、さらに言えば、coworking space ダイクマチという共同住宅に住む同居人的な繋がりを感じさせる。

「coworking space ダイクマチ」は、月額8,000円(税別)の基本利用料で入居できます。

※基本利用料には、共益費(電気・水道・Wi-Fi・ミーティングスペース等共用部分利用料)も含みます。
オプションとして、住所利用・郵便物預かり、法人登記・住所利用・郵便物預かり、専用ロッカー利用(W38㎝×D42㎝×H33.5㎝)、複合機利用
※入会時には、入会手数料・保証金及び、契約開始日が属する月の日割り利用料と翌月分の利用料を一括でお支払い頂きます。
入会から3ヶ月以内は中途解約できません。利用されなくなった場合でも、入会から3ヶ月分の利用料はお支払い頂きます。
入会から3ヶ月を経過した後は、1ヶ月以上前迄に通知することにより中途解約できます。
※施設内は禁煙です。
※ご利用者には当施設の「利用規約」を遵守して頂きます。

コワーキングスペースでよくある一日いくら、数時間いくらという1Day利用は今のところありません。

年中無休、24時間オープンで、好きな時に来て仕事をすることができます。入口にミーティングスペースあり。

 

一ヵ所に集まって何時から何時まで就業という形ではなく、もっと自由に、自分の都合良いタイミングで職場に来て、仕事をする。

その時隣にいるのはその日たまたま居合わせた人で、その日によって変わっていく。それもまた、コワーキングスペースならではの刺激かもしれません。

この場だったら面白い人が集まってきそうという予感の通り、ダイクマチに入居が決まっている面々もまた、業種は様々、個性溢れる人たちがここを職場にしようと申し込み始めています。(残席わずか)

働く人がcoworking space ダイクマチに期待しているのは、自分の仕事をこなす場だけでなく、横の繋がりも求めているのでしょう。仕事においてその時居合わせた面々に話しを振ってみたり、相談することだってできるだろうし、自分の仕事がみんなの仕事になっていたり、誰かの仕事が自分の仕事にもなったりする、かもしれない。

もっと深まるなら、入居する面々が一緒になって新ビジネスなど何かを生み出すことだってあるかもしれない。


「coworking space ダイクマチ」を生み出した株式会社 80%の取り組み。

ここで、coworking space ダイクマチ完成までの工事などの軌跡が、80%代表の荒木さんが、2017年9月から「ダイクマチ作業日報」に記録や思いを書き残しているので紹介します。


(「ダイクマチ作業日報」
https://daikumachi.tumblr.com/

80%のリノベーションは、外から建物をパッと見ても工事前と完了後に変わってないように見えるのが特徴で、建物の前を通る人にはまさかここがコワーキングスペースだとはにわかには信じられないかもしれません。

 

2018年2月3日(土)には完成した「coworking space ダイクマチ」にて、株式会社 80%による本計画の事業説明や、見学会を兼ねた今後の展望についての「事業説明会」が開催されました。
・場所:coworking space ダイクマチ(埼玉県川越市連雀町 27-1)  
・ 日時:2018 年2月3日(土) 13:30 開場 14:00 説明会 15:00-16:00 自由見学 


80%の事業に興味がある人、「coworking space ダイクマチ」に入居を考えて来た人、完成したダイクマチを見てみたいと見学に来た人、様々な人が完成したばかりの新たなスポットに集っていました。みな一様に、古い建物をそのまま活かした雰囲気がいいと口々に話していました。ここが、コワーキングスペースだなんて、と。
80%の荒木さんから、スライドを使ってcoworking space ダイクマチの説明がなされる。


この日に入居を決めた人もいて、もうすぐ定員に達しそうな勢い。

ちなみに一階部分は、コワーキングスペースとして使われる部分と、一番奥がウェブ制作やイベント企画運営などのプロモーション会社「Eighted(エイテッド)」さんの固定スペース。

「Eighted(エイテッド)」

http://eighted.jp/

そして二階は、一室が80%の荒木さんの事務所「maao(=荒木牧人建築設計事務所)」が入り、もう一室には「株式会社 山中建材」さんが入ることになりました。
つまり、coworking space ダイクマチには三社が事務所を構え、コワーキングスペースとして12,3人ほどの入居者が入る場になります。

「maao」

https://www.facebook.com/MAAO-154960078043856/

 

「株式会社山中建材」

http://yamanakakenzai.com/

 

coworking space ダイクマチは、基本入居者しか入れないものですが、80%が考えるコワーキングスペースは閉鎖的な場ではなく、もっと地域に開かれた場でありたいと願い、 街の人の交流拠点でありたいという思いから、外に向けた発信も積極的に行おうとしています。

具体的に、月に一度、誰でも参加できるトークイベントを開催していくことを予定している。

既にゲストで呼ぶ人も決まっており、各地で新しい場、面白い事を起こしている人をゲストに呼んで、話しを聴こうという内容で開催します。こうしたイベントも川越にはなかった新しい視点。どんなイベントになるか楽しみなところです。

お店という場を使って何かをやるというのは、ずずのやさんでもお味噌づくりワークショップなどが開催されたりしていて、それとは方向を変えたイベントをダイクマチでは行い、お互い角度を変えて色んな発信をしていこうとしています。

また、80%主催ではなく、入居者が外の人に向けたイベントやセミナー、パーティーを企画することも今後あるでしょう。
ダイクマチの真ん中に鎮座する机は、実は上げ下げができるので、イベント時には上空に上げ、室内をイベント会場として目一杯使用することができます。

上記の事業説明会の際も、机を上に上げて場所を作っていました。

上げ下げできるということは、高さの調整をすることもできるということで、下まで下げればコワーキングスペース、頭上まで上げればイベント会場、さらに高さを調整すれば、BAR?にだって早変わりできる。そしてまた、下まで下げれば仕事モードへ。

 

人が集い、働き、交流し、新しいものが生まれる。

ここは職場。

だが。

きっとそれだけじゃない気がする。

その一言では伝わらない何かがここにある。

みんなが働く場で、

みんなで働く場。

仕事は楽しくないと人生が楽しくない。当たり前のようで難問だった問題に向き合おうとしたのが、coworking space ダイクマチだった。

ここの入居者同士の交流から生まれていくものが、楽しくないわけがない。

きっと、80%が示すような楽しい展開を、入居者たちが今度はやっていくに違いありません。

新しい仕事の形。

coworking space ダイクマチが、これからの仕事の形を提案します。

 

「coworking & shareoffice ダイクマチ(コワーキング&シェアオフィス ダイクマチ)」
株式会社 80%(エイティーパーセント)

〒350-0066 

川越市連雀町 27-1 
連絡先:080-5543-2491 担当者:荒木牧人(アラキマキト) 
E-mail:80p.2016@gmail.com 
HP:

https://80per.net/coworking/

Facebook ページ:

https://www.facebook.com/80per/ ;