川越style「小江戸蔵里キャラクター祭 Revenge 妖屋河岸(アヤカシ)の逆襲」 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

川越は、〇〇の街。

という言い方は、いろんなフレーズで言われることがあります。

川越は蔵造りの街並みの街、川越は着物の街、川越の和菓子文化の街、、、昔から言われている川越のフレーズに、近年なら川越はキャラクターの街、という言い方もあるでしょう。

キャラクターたちが安心して活動できる場が多くある街、川越。

いつしか全国各地から川越にキャラクターたちが集結するようになり、川越でキャラクターを見ない日はないという今の状況。

中でも一堂に会するという点で、キャラクターたちの特別なイベントがこちら。

2018年2月10日(土)、11日(日)小江戸蔵里で開催されたのが、「小江戸キャラクター祭Revenge
『妖屋河岸(アヤカシ)の逆襲』」。

キャラクターたちに、食に、音楽があり、色んな魅力が詰め込まれているキャラクター祭り。

たくさんの笑顔とほんの少しだけの感動を貴方に。

川越ではお馴染みとなったキャラクターたちの祭典、あのお騒がせ集団がまたまた小江戸蔵里をジャック。今回でなんと9回目の開催となりました。

2018年もキャラクターたちが川越をさらに盛り上げていきそうな勢い。2018年第一弾のキャラクターたち大集結のイベントも会場内は熱気渦巻いていました。

今回のタイトルに、Revenge、と付いているのは何に対しての・・・?と気になるところですが、それはまた後述。

そしてタイトルにある『妖屋河岸(アヤカシ)の逆襲』、川越で活動を始めた妖屋河岸さんとのコラボが今回のイベントの目玉となっていました。

(妖屋河岸の面々)

蔵里の広場には、開演時間前から来場者が待ち構えていました。そうです、キャラクターたちの登場を今か今かと待っている人人人。来場者というより、ファン、と言った方がいいでしょう。キャラクターごとにファンがいて、この日に蔵里に登場するという告知に各地からファンが駆けつけていたのでした。

キャラクターが一体、また一体、と姿を現すと、歓声と共に迎えるファンたち。そして気さくに記念写真に応じるキャラクターたち。
今回はキャラクター祭り初参戦のキャラクターも多く、世の中にはまだまだ知らないキャラクターがこんなにも居るのかと広場を埋め尽くす光景に圧倒される。。。見たことないキャラクターたちと出会えるというのもこのイベントならではです。

11時になるとミケさんの呼びかけにキャラクター一同による集合写真を撮り、この日登場するキャラクターを一体一体紹介していきました。主なキャラクターは・・・

お馴染みウサギ人間さん、フェイズくん、フィーガン、謎の宇宙人さん、モチロボくん、ビセットさん、「てるる君」と「てるる子ちゃん」、アジア住宅販売より「アジアわん」と「アイサちゃん」、いつも可愛い山葵(わさび)ちゃん、イーグルバスからイーグルくんやぱどの「マミー&るーたん」。
浅草から参戦の「あさく侍」さん、そてに東北アニマルファミリーからは、「アオーン」さんやみんなのアイドル「チェルナちゃん」など多数登場。

合成生物マルビナちゃんは初参加。それにあの妖怪三人衆の皆さんが蔵里に颯爽と登場し、周囲の度肝を抜いていた。普段は極悪の限りを尽くす人たちですが、今回ばかりは会場の安全を守る警備担当としても参加していました。

アコーディオンスパイダーマンさんが今回もBGMを担当し、川越と言えばの不動のキャラクター、川越のご当地キャラクター「ときも」が久々に参加したことも大きな話題となりました。

昨年の「矯正展」で来場者を大混乱に陥れたミケさんのお兄さん、ミケ・ランジェロさんもキャラクター祭り初登場です。「あんなのが2匹も!」と思うかもしれませんが、心配ご無用です
弟のミケさんの性格は最低(自称)ですが、お兄さんはとても謙虚な猫ですからご安心ください。

ミケさんの妹の「クロミちゃん」ももちろんキャラクター祭り参加。今年の4月から中学生になることもあり、リアル小学生キャラクターとしては最後のイベントです。

そして、進行役を務めるMCの「天羽 仁」さん。

また、招待キャラクターとして異色だったのは、初参戦となるこのキャラクターだった。。。一般社団法人 日本循環器学会 禁煙推進委員会 から「すわん君」です。

煙草を吸わん、から命名されたすわん君の招聘は、ミケさんの妹のクロミのたっての希望だったのだという。どういうこと??クロミが解説します。

「ミケ兄はいつも煙草ばっかり吸っていて、体がとても心配。すわん君を呼んでミケ兄の喫煙を止めさせたかったの!」ということでした。

ただ呼ぶだけでなく、本気でミケ兄の煙草を止めさせたいクロミは、あるゲームを仕込んでいたのでした。この後行われるお玉レースにおいて、ミケさんとすわん君が対決し、ミケさんが負ければ禁煙する、ということに。ミケさんも、自分を思いやるクロミの気持ちを察して、この勝負を受け入れたのだった。果たして、ミケさんは勝つことができるのか・・・はたまた、禁煙することになるのか。すわん君はミケさんを禁煙の道へと導く事ができるのでしょうか?

司会進行しながら、どこか落ち着かない様子のミケさんなのでした。お玉レーススタートの号砲まであともう少し。

 

蔵里の広場に出店していた食ブースは、NPO法人おとまち小江戸。蓮馨寺の尚美学園大学の「和、かわいい!〜川越のかわいい集めました〜」にも協力していたおとまちですが、キャラクター祭りでもステージ運営に協力。さらに食ブースを担当し、砂生シェフが特製カレーなどを提供していました。

砂生さんは東松山市にある「月見や」の三代目であり、キャラクター祭りでは「さそうくん」というゆるキャラにもなります。特に何かを着ているというわけではないですが、そのままがゆるキャラということで??

さそうくんお手製の料理、これにはキャラクターたちからも「美味しい♪」と絶賛の声でした。


雑貨出店していた、「le tissu(ル ティシュー)」さんは、キャラクター祭りのフライヤー背景のデザインも担当しました。キャラクター祭りの缶バッジのデザインもle tissuさんであり、キャラクター祭りをデザイン面で支えている作家さん。

この日は自身の作品を出品、猫の雑貨も多数販売していました。それはまるでミケさんを思わせるような??雑貨たち。ミケさんもご満悦のような表情を見せていました。
 

キャラクター祭り自体のことをお伝えしましょう。このイベントを中心となってまとめているのが、お馴染み川越のミケさん。

ミケさんと言えば、一番街にあるねこまんま焼きおにぎりが美味しい乾物店「中市本店」さんの飼い猫として裏庭で生活しながら、時にお店の表に出て行列の整理係を務めていることは川越ではよく知られた話し。ねこまんま焼きおにぎりの大人気店ゆえ、毎日のように長蛇の列で、特に休日ともなれば推して知るべしで、列の整理は大事な任務であるのです。ただ、整理係と言いつつかなり目立つ存在なので、通行人と触れ合い、交流に積極的なのもお馴染みですね。単に猫という以上にサービス精神旺盛なエンターテイナーでもある猫なのでした。気軽に一緒に記念写真を撮ってくれるので、ぜひどうぞ。

(一番街中市本店さんにてミケさん)

ちなみに中市本店さんがある一番街は、3月には「春夏冬 二升五合市」があり、3月31日(土)には第三回目となる「小江戸川越 江戸の日」開催を控えています。歩行者天国になる一番街には江戸の格好をした商店の商人たちがおもてなしします。ミケさんも裏方で協力すると思うので、そちらもお楽しみに。

ミケさんは中市本店さんの飼い猫でありますが、それだけの猫でないことも皆さんご存知の通りで、キャラクターたちを集めたキャラクター祭りを開催していることも重要な側面としてあります。

キャラクター祭りの聖地とも言えるのが、本川越駅からほど近くにある「小江戸蔵里」。

ここでは春と秋に「小江戸蔵里キャラクター祭り」を開催しています。

2017年5月のGWにはなんと三日間開催という偉業を成し遂げ、大成功に終えました。

(「小江戸蔵里キャラクター祭り Remember」2017年5月5日~7日川越キャラクター大集合!

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12271686386.html

さらに、別ブランドとして、大人向けの「裏キャラクター祭り」も発足させ、こちらは川越駅西口にあるウニクス川越を会場として開催しています。確かに、裏は、雰囲気が少し変わってよりディープに?より自由に?解放的に動き回っている感のあるキャラクターたち。

(「『裏』キャラクター祭り」2017年6月11日 同時開催にぎわいマルシェ

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12286247063.html

自分たち主催のイベントだけでなく、川越の至るところで色んなイベントを積極的に応援していることでも知られるミケさんはじめキャラクターたちは、川越のどこかで何度も見かけることがあるのではないでしょうか。

ウニクス川越のにぎわいマルシェ、ウニクス南古谷のいろどりマルシェ、矯正展、産業フェス、ついこの前は、2018年1月28日、蓮馨寺で開催された尚美学園大学の「和、かわいい!〜川越のかわいい集めました〜」では、お客さんの誘導や呼び込みでイベントに協力していたばかり。川越style的にはミケさんたちは頻繁に会い過ぎて居るのが自然くらいの感じ。。。

(「和、かわいい!〜川越のかわいい集めました〜」蓮馨寺 尚美学園大学

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12348919860.html

昨年の小江戸蔵里キャラクター祭りは、年前半の開催は無事に開催しましたが、年後半の2017年10月の小江戸蔵里キャラクター祭りは台風直撃に見舞われて、段取りを大幅に変更しても開催に。2017年12月のウニクス川越裏キャラクター祭りは開催しましたが、台風直撃のリベンジを果たしたいという願いを籠め、Revengeと名付けたのでした。
 

ミケさんがキャラクター祭りを行い続けている裏には、ある想いが確固としてありました。

それは・・・お客さんを楽しませることはもちろんだけれど、キャラクターたちを考えての事情があったのです。

キャラクター、と聞いてすぐにピンと思い浮かぶキャラクターはどういうものがあるでしょうか??

超メジャーな存在と言えば、自治体系の川越のときも、深谷市のふっかちゃん、埼玉県のコバトンなどが挙げられ、知名度・人気としてキャラクター界の頂点に君臨しているような存在。他にも企業のマスコットキャラクターなどを含め、ありとあらゆるところにキャラクターがいる今の日本。

一方で世に知られるキャラクターというのはごくごく一部であり、実は私たちが知らないだけで数えきれないほどのキャラクターがいるのも事実です。

そして、人前で活動できるキャラクターというのも限られている。

キャラクターたちはみなお客さんに、ファンに、楽しんでもらいたいという想いで活動しています。

なかなか活動の場がないキャラクターたちの事情に、それなら自分がなんとかしたい、とミケさんが立ちあがり、川越で始めたのがキャラクター祭りでした。

一般的な知名度はメジャーキャラクターに比べたら低いかもしれませんが、キャラクターたちの想いは全く引けを取らず、むしろそれ以上のものがある。

そういうキャラクターたちの活躍の場を創ることも大事な側面であるのが、キャラクター祭り。

上記のように、川越はキャラクターたちが活躍する場がたくさんあり、キャラクターに寛容な街で、これは川越の人が思う以上に全国的にも稀有な街と言えます。

川越の人にとっては、今やキャラクターがいることが自然の風景になっていて、特に不思議に思わなくなっている感があり。

キャラクターたちは、川越の人は優しくて嫌な目に遭ったことが一度もないと口を揃えて話し、活動のしやすさを挙げる。ミケさんが起こした風から、いつの間にか川越はキャラクターの街になった今。

Revengeと言いつつ、今回の開催はこじんまりやる予定だったのだという。

しかし・・・小江戸蔵里キャラクター祭りにエントリーしたいというキャラクターが相次ぎ、気付けば二日間で延べ40体が登場、という一大イベントになっていた今回。

キャラクターたちの熱意、それに応えようとするミケさん、キャラクターたちのうねりが蔵里の会場に満ち溢れていたのでした。

 

キャラクターたちに活躍の場を。

そして別に、ミケさんにはキャラクター祭りにおける真意があることも忘れてはならない。

キャラクターと触れ合い楽しんでもらうことを大事にしながら、キャラクターたちはあくまで黒子であり引き立て役であるという自覚がある。

川越で頑張っている人や団体をより多くの人に知ってもらいたい、そのために自分たちの活動があり、キャラクター祭りなのだ、と。

今回のイベントの二本柱と言えば、「音楽ステージ」と「妖屋河岸」とのコラボ。

この二つの催しを強力にプッシュするというのが、集結したキャラクターたちの一致した思い、今回のキャラクター祭りの主眼でもありました。

蔵里の広場の一角を占めていたのが、「妖屋河岸」。


「妖屋河岸」出展者

『彩狐』、『ゆきのいずみ』、『ひめ小町』、『千日紅』、『風海堂』、『ストレイ・シープ』、『キサラギノ沼』、『パクシル堂』、『花咲かゆーき』、『菊扇華』、『柘榴亭』、『込魂屋』

妖屋河岸は2017年に始まった川越の新たな動きで、これまでに石原町の「もっこ館カフェテラス」さんの二階や元町二丁目の「六塚会館」を会場にしてイベントを単独開催してきました。

第三回目の開催が、ここ小江戸蔵里であり、キャラクター祭りとのコラボレーションでした。

妖屋河岸の作家さんやその作品はキャラクター祭りの雰囲気にも合っていて、お互い相乗効果を生んでいるようでした。

今回のようなコラボという形、単独開催という形、今後も定期的にいろんな形で開催していくとのことで、妖屋河岸の展開も気になるところです。

 

音楽ステージは、川越を盛り上げているミュージシャンはじめ、これも初登場が多くあり、二日間合わせて様々なミュージシャンが登場しました。音楽に合わせて踊るキャラクターたち、それにつられて来場者もノリノリで、いつの間にか場内は音楽で一体となっていました。
キャラクター祭りも9回目、「サニークラッカー」の歴史はキャラクター祭りの歴史でもあると言える。


サニークラッカー「笑ってくれないか」
https://t.co/UJUF6Cia2h
「篠宮 雀」さんはキャラクター祭り初参加です。元気な歌声と明るいキャラクター性で周りのみんなをいつも笑顔にしてくれます。
そしてこちらもお馴染み、キャラクター祭りに「コバヤシケンヤ」さんが帰って来ました。サニークラッカーと並んで、このイベントには欠かせないミュージシャンです。結婚発表直後というタイミングで、演奏後にはサプライズでキャラクターたちや周りの人による「ケンヤさんおめでとう!」の胴上げを行いました。これにはケンヤさんも感涙。


アーティストNanakoさんもキャラクター祭り初参加。

妖屋河岸は、雑貨販売のみならず、音楽ステージにも進出。妖屋河岸のキャラクターでありサックスも演奏しているソルトさん。晴海たぬきちさんは「一五一会」という弦楽器の弾き語りを行いました。


合間には、キャラクターたちとお客さんが一体となったお玉レースや玉入れが行われました。

お玉レースでは、そうです、ミケさんの禁煙をかけた戦いでもあり、いつになく真剣な表情のミケさんなのでした。

レースが始まると、ミケさん以外のキャラクターたちが一致団結して?ミケさんチームが負けるような連係プレーを見せて、見事にミケさんは完敗。「すわん君」の目の前で、また、場内に居た人たちの前で、この春から禁煙外来に通うことを宣言したのでした。

これには妹のクロミも一安心。ミケ兄の体を心配しての展開でしたが、クロミの想いが周りを動かしたと言えるでしょう。

今回は無事に二日間開催することができた、小江戸蔵里キャラクター祭り。

たくさんのキャラクターたちとたくさんの人たちの触れ合いが花開きました。

川越はキャラクターの街、その色合いが年々濃くなっていくようで、いろんなキャラクターが川越のあちこちに登場して盛り上げていくことでしょう。

今年もまたこんなキャラクターが世にいたのか!?という驚きが川越を包み込むと思います。

キャラクターたちの躍進は留まるところをしらない。。。

 

「小江戸蔵里キャラクター祭り」

https://www.facebook.com/character.a.festival/