【201話】本当に勝ったと思っていたのは… | 恋心、お借りします

恋心、お借りします

(自称)水原千鶴を応援する会の会長。
頑張りますので、イイね下さい。

【201話】本当に勝ったと思っていたのは…

 

■前の記事

【199話】 「お試し」から抜け出せない更科瑠夏

 

 

 

はいどーも!甲楽わんです。かのかり楽しんでますか?

 

201話、千鶴の笑顔と共に瑠夏問題が解決しましたね。瑠夏ちゃんの嘘は、あっけなく和也にバレてしまい、千鶴は和也本人に真実を確かめることができて一安心。

 

 

◆した? 201話

 

千鶴がそんなことを言ってしまうとは!実にけしからんですな笑。千鶴押しにはたまらない見開きショットになりましたね。

 

瑠夏ちゃんのブラフの後、千鶴は、和也はもう瑠夏を選んでしまっているかもしれないと、不安で不安で仕方がなかったはずです。真実を知りたかった、でも、真実を知るのが怖かった。千鶴の不安が笑顔に変わるまでの物語を振り返ります!

 

 

 

 

  瑠夏の和也の本当の関係

 

◆馬鹿みたい…っ 私… 174話

 

千鶴は和也に恋をして、でもずっと自分はただのレンタル彼女で恋人でも何でもないと思っていた(【解説】ずっと深刻だった水原千鶴の葛藤)。なかなか2人の未来が見えなかった。でも、真実はそうではなかった。和也はずっと私を好きでいてくれた。

 

馬鹿みたい…っ 私…

 

千鶴がこれまで見てきたすべてが一瞬にして変わってしまった瞬間です(【解説】【174話】 「理想の彼女は私」だと知った千鶴は?!)。なぜ、自分が辛いとき和也が励ましてくれたのか、力になってくれたのか、いつも傍にいてくれたのか、その意味を知ることができました。

 

 

そして、そのときからはっきりと見えた和也と恋人になれる未来。

 

 

◆食べよっ 177話

 

 

◆帰っちゃおっか そろそろ 179話

 

 

◆ずっと傍にいたいって… 179話

 

千鶴の和也が好きが溢れます。レンタル彼女と客の関係でいるしかないと思っていたときには、自分の気持ちを表現することができなかった。好きだと伝えることも、好きになってもらうことも、何一つ許されなかった。でも、今なら、和也が自分を好きだと言ってくれるのなら、もっともっと近づいたっていいはず(【190話】「和也が好き!」だからこそ彼女にはなれない…)。

 

 

 

◆その時 私は 184話

 

和也の告白から逃げてしまった千鶴ですが、、麻美さんに嘘がバラされそうになっていることきっかけに、千鶴の気持ちも少しずつ本物の恋人になることへ向き合い始めます(184話)。家族旅行について行く決断をしたのも、千鶴自身が和也の彼女でいたいと思ったからです。レンタル彼女としては絶対に断らないといかなかったはずなのに、そんなことよりもはるかに和也の彼女でいることの方が今は大事なんです。もしかしたら、本物の恋人になるためには、利用規約がどうのこうのなんて言っていられない、そんな決意の表れだったのかもしれません(186話)(【186話】レンタル彼女より大切なもの 和也の彼女は私)。

 

 

 

しかし、未来に向き合い始めた千鶴に、取り返しのつかない「現実」が突き付けられます。

 

 

◆私たち もうえっちしましたから! 187話

 

私たち もうえっちしましたから!

”後悔”しても 遅いですからっ 私を和也の”彼女”にしたこと!

 

私はレンタル彼女、本当の彼女は瑠夏。その事実の大きさを改めて思い知らされます。瑠夏の言った通り、千鶴自身で瑠夏を和也の彼女にしてしまって、知らないうちに取り返しのつかない状況になってしまっていました。

 

 

◆和也の彼女は瑠夏 187話

 

瑠夏と和也はもう えっちをしていた

和也の彼女は瑠夏

 

千鶴は、玄関でうなだれたまま立ち上がることができません。和也と瑠夏ちゃんがもうそんな関係なら、和也は私ではなく瑠夏を選ぶ気なのかもしれない。私があのとき、すぐにでも好きだと伝えられていたら、こんな状況にならなかった。そもそも瑠夏ちゃんと付き合えなんて和也にお願いしなければ、こんなことにはならなかった。取り返しようのない現実を突きつけられた千鶴は、後悔と不安でいっぱいだったはずです(【187話】打ち砕かれた千鶴の決意と心)。

 

 

 

◆私 行かなきゃ 188話

 

翌日、千鶴は和也に会います。和也の前で、一生懸命に立ち止まる千鶴。本当は、早く事実を確かめて安心したかったはずです。和也に、すべて瑠夏ちゃんの作り話だよと言って欲しかったはずです。でも、

 

もし 瑠夏ちゃんの言ったことが 本当だったら

 

もし瑠夏の言ったことが本当なら、真実を知る方が辛い。結局、事実を確かめることができず、和也から逃げてしまいました。この日から、瑠夏の言ったことを思い出しては、千鶴の胸は締め付けられていたはずです(【188話】栗林 なんでお前がいるんだ!?)。

 

ハワイアンズへの旅行までの一か月間、千鶴は、これまでと同じように和也と接しようとしていたはずです。しかし、海くんのパーティのときのように和也に近づこうとするなんてできなかった(201話で和也が『しばらく冷たかった』と言っている通り)。もし、和也が瑠夏ちゃんを選んでいるのであれば、彼の恋を応援する立場の千鶴にはそこに割って入る権利なんてどこにもありません。

 

 

 

不安を抱えたまま家族旅行が始まります。

 

この旅行で千鶴と和也は、おばあちゃんにも、木部君や栗林君にも2人の関係が嘘だとバレないようにしなければいけません。瑠夏ちゃんが暴走して、嘘だとバラしてしまうかもしれません。2人にとって大きな危機。和也は不安になって、へたり込んでしまいます。この一か月、和也に話かけづらかった千鶴ですが、そんな和也を千鶴は放っておくわけにはいきませんでした。

 

 

◆乗り切ろ ふたりで 189話 

 

乗り切ろ ふたりで

 

そう言って和也の傍にいてあげるから、と伝えます。もし、千鶴が瑠夏の言ったことのせいで、和也と恋人になる未来が見えなくなっていたのなら、こう言い方はしなかったはずです。和也の告白の前と同じように、「しっかりしてよ」と言うくらいだったでしょう。千鶴は大きな不安を抱えながらも、和也の力になってあげたいという思いを止めることはありませんでした。

 

 

 

誰よりも近いところで、あなたの力になってあげたい。そんな千鶴の想いを和也は裏切るはずもありませんでした。旅館の部屋に入ると、和也は真剣な目でこちらを見つめます。

 

 

あの時(サイゼの時)の話…なんだけどさ… 192話

 

あの時(サイゼの時)の話…なんだけどさ…

 

和也がまた告白をしてくれようとしたんです。

 

はっきり言って、今じゃない。ふたりの嘘がバレないようにするのでいっぱいいっぱい。何とかして何事もなくこの旅を乗り切りたいって思ってるのに、ホント迷惑。でも!それでも!

 

 

◆ドッドッ (192話)

 

和也は私を選んでくれた

和也と恋人になれる未来がある

 

和也が恋人になりたいと思っていてくれたことが、どれほど嬉しかったか、ふたりの未来を信じられることでどれほど安心できたか。

 

和也と恋人になれる未来がある、その事実に千鶴の鼓動は高鳴ります(【192話】和也は私を選んでくれた 千鶴の高鳴る鼓動)。一か月間不安で不安でたまらなかった千鶴に、やっと明るい光が差し込んだ瞬間でした。

 

 

 

この旅が始まったときには、瑠夏に遠慮して和也との距離を取ってしまった千鶴でしたが、和也の気持ちを知った千鶴には、もう「好き」を止めることはできませんでした。今は、和也の彼女です。ウォタースライダーに乗ってはしゃいだり、水着の紐を結んでもらったり、本当の恋人のような時間が流れます。

 

和也の気持ちを確かめられた千鶴は、やっと和也に真実を聞く決断をします。

 

 

◆るかちゃんと 何かあった? 197話

 

るかちゃんと 何かあった?

 

水着の感想を聞いた流れで、千鶴が和也に瑠夏ちゃんと何かあったか聞くと、キョトンとする和也。やっぱり瑠夏ちゃんが言ったことは嘘のようです。

 

 

そしてついに、夕食に集まったとき、千鶴は和也の服を掴むと、

 

 

◆した? 201話

 

した?

 

和也に直接「した」かどうか聞くことができました。

 

 

◆和也の気持ちを確かめられた千鶴 201話

 

和也は、大きく左右に首を振りNOのサイン。和也本人から、瑠夏の言ったことが嘘だったと聞くことができた千鶴。改めてこの人は私を好きでいてくれてるんだと感じたことでしょう。嬉しくて仕方がなかったでしょう。

 

 

◆そう…ですね…なんだかお腹すいちゃって 201話

 

ほっとした千鶴は、気づいたらバイキングの料理をたくさん取ってしまいました。そう言って笑顔を見せます。

 

 

 

  本当に勝ったと思っていたのは…

 

201話だけ見ると、意外にもあっさり瑠夏の問題が解決してしまったように見えるのですが、実際はそうではありません。千鶴の視点で物語を見てみれば、千鶴が真実を確かめられるまでのドラマが描かれていたわけですね。ブラフ翌日には、真実を知るのが怖くて和也に聞けなかった。しかし、和也の告白(未遂)で、彼の気持ちを改めて知ることができた。だから、勇気を出して聞くことができたんですね。

 

 

◆瑠夏ちゃんとっても可愛いし 恋人ならごく自然の成り行きでしょ? 201話

 

千鶴が瑠夏に例の袋を返すときには、もう瑠夏の言ったことは嘘だという確信があったわけです。だから、瑠夏と話しているとき千鶴はかなり落ち着いています。例の袋を瑠夏に受け取ってもらうために、「大切なんでしょ? 初めて記念って」「瑠夏ちゃんとっても可愛いし 恋人ならごく自然の成り行きでしょ?」なんておべっかを使うことさえできたんです。瑠夏は千鶴さんが和也君との関係を認めてくれたと喜んでいますが、本当に勝ったと思っているのは和也から告白をしてもらった千鶴の方です。正妻の余裕という感じでしょうか。もし、和也の告白が無かったら、瑠夏との会話に和也が入ってきた瞬間、千鶴は真実を知るのが怖くて再び逃げてしまっていたでしょう。

 

 

◆2人にそう言う事があったかなんて 私にどう関係があるのよ! 201話

 

まぁ、瑠夏と和也の関係がどうなろうと私には関係ないと言ったり、事実を確かめた後和也にそっけなくしてしまったりするのは、相変わらずツンな千鶴ですね。和也が好きなんだという気持ちを、なかなか見せることができません。めんどくさくて不器用な子です笑。

 

瑠夏ちゃんが千鶴にとんでもない嘘を言っていたと知った和也は、瑠夏ちゃんをどう思うんでしょうか。201話では、千鶴の誤解を解かなきゃということで頭がいっぱいで、瑠夏ちゃんのことは考えてられないという様子でしたが、もし僕が和也だったら、さすがに瑠夏ちゃんを叱りますね。今後、そんな厳しい和也が見られるかもしれません。

 

一方、ブラフがバレてしまった瑠夏ちゃんは、何とかして謝らないと和也には嫌われたままでしょう。この旅の間、和也には徹底的に警戒され避けられてしまうかもしれませんね。瑠夏は、和也君との一緒にいられる時間を楽しみにしていたわけですが、本当に退屈な旅行になってしまうかもしれません。

 

さらに、旅行が始まったばかりの時に見せた瑠夏の牽制(189話)は、もう千鶴には効かないでしょう。千鶴は、瑠夏爆弾が爆発しないように、瑠夏の前だけは和也と距離を取るかもしれませんが、そうでなければ、そんなことする必要ありません。今は和也の彼女なんですから。ウォータースライダーに乗ったときのように「和也の彼女」でいる気だと思います。瑠夏にとっては、不満ばかりの旅行になってしまうかもしれません。

 

 

という感じで201話を振り返ってみました。とりあえず、千鶴の抱える問題が一つはっきりと解決しましたね。なら、新たな問題が生まれるはずです(ニヤリ)。瑠夏ちゃんと麻美ちゃんが、はたまた木部や栗林が、これからどんな爆弾を投下してくれるのか楽しみにしておきましょう。

 

では、また次の記事で!