トマソンがミラン退団へ
彼らがシェフチェンコ、インザーギとともに強力な攻撃陣を形成することで、ヨン・ダール・トマソン(28)は荷物をまとめて出て行かなければならなくなる。
ベンフィカへのレンタルが有力だが、サンプドリアやシュツットガルトも彼に目を付けている。
よく頑張りましたね、ってまだ決まって無いんですけど(ーー;
フェイエノールトで頭角を現し、W杯日韓大会の活躍が認められACミランへ移籍したトマソン。
当時はシェフチェンコ、インザーギ、リヴァウドが在籍し、第4FWの扱いとして入団した。
フェイエノールトではトップ下をこなす器用なFWとして鳴らしたが、ACミランにはリヴァウドと何よりルイ・コスタが居た。
リヴァウドは監督の構想から外れ、ベンチ、ベンチ外、退団と追いやられたが、それでもシェフチェンコ-インザーギの2トップに一角は崩せなかった。
翌年にはボリエッロ、ポッツィの台頭もあって、なかなか試合に出れなかったが、それでも腐ることなく練習に励んでいたという。
インザーギの怪我でいよいよ出番か、と思われた矢先、ブラジルから新星カカが入団。
ルイ・コスタとのW司令塔&シェフチェンコ1トップ構想で、やはりベンチを温める。
ルイ・コスタの不調により2トップ構想が復活したが、クレスポの入団で、やはりベンチ。
それでも不平をもらさず練習に励む心優しきストライカーの輝きは、一度もミラノでは見れないのか。
ユベントス、サビオラ獲得か
ユベントスとしては、今シーズンのためにカッサーノに似たタイプの選手を探す必要がある。
そこで目を付けたのは、バルセロナから昨季モナコにレンタルされていたハビエル・サビオラだ。
サビオラはライカールトの構想には入っておらず、再びレンタルに出される見通しだ。
現時点では獲得に乗り出したのはイングランドのミドルスブラだけだが、サビオラはこれを断った。
各クラブが躊躇しているのは、500万ユーロ(約6億7000万円)という彼の高額な年俸のためだ。
ユベントスはデルピエロに代わる選手として2006年6月までの契約で彼を獲得したいと考えているが、これほどの年俸を支払うつもりはない。
レプリカユニを持つほど好きな選手のサビオラ。
それがカルチョですか。
ちょっとサビオラにはカルチョは似合わなそうだけど・・・
それでもスカパーで「セリエAライブ」を契約中の僕としては、セリエで活躍するサビオラを見てみたい気の方が大きい。
カッサーノの動向にもよるが、こちらも注目の移籍「噂」だ。
俊輔、セルティック移籍!?
日本代表MF中村俊輔(25)=レッジーナ=が、スコットランドリーグに移籍する可能性が出てきた。
9日付のイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」がメルカート(移籍情報)欄で、「レッジーナが中村の移籍に関して決着をつけた。
おそらく400万ユーロ(約5億4千万円)で(スコットランドの)セルティックに移籍する」と報じた。
ははは。
スペインじゃなかったんですか?
まだまだ噂段階だけど、今の時期にこういう話が出るってことは、スペインはそれほど評価をしていないってことなんでしょ。
サッカー界の巨人、インテル
毎年多くの大物選手を獲得するインテル。
でも、ピッチには11人しか立てない。
必然的にベンチやベンチ外に弾かれる選手は多数居るわけで、その顔ぶれを見ても「他のチームだったらレギュラー」という贅沢ぶりだ。
昨季の大まかなレギュラーは以下の通り。
GK:フランチェスコ・トルド
DF:イバン・コルドバ
DF:マルコ・マテラッツィ
DF:シニサ・ミハイロビッチ
DF:ハビエル・サネッティ
MF:エステバン・カンビアッソ
MF:クリスティアーノ・ザネッティ
MF:デヤン・スタンコヴィッチ
MF:ファン・セバスチャン・ベロン
FW:アドリアーノ
FW:クリスティアン・ヴィエリ
で、主な控えメンバーは以下。
GK:ファビアン・カリーニ
DF:ニコラス・ブルディッソ
DF:フランチェスコ・ココ
DF:ゼ・マリア
DF:カルロス・ガマーラ
DF:ジュゼッペ・ファバッリ
MF:ギオルギオス・カラグニス
MF:キリ・ゴンサレス
MF:エドガー・ダービッツ
MF:エムレ・ベルゾグル
MF:アンディ・ファン・デル・メイデ
FW:アルバロ・レコバ
FW:フリオ・リカルド・クルス
FW:オバフェミ・マルティンス
見よ、この豪華なメンバーを。
控えだけでも十分強力なチームが組めるではないか。
おそらく、このままチャンピオンズ・リーグに出ても決勝トーナメントに進出できるクラスに違いない。
他にもまだまだ有力な選手を抱えるインテル。
これで何故優勝争いができないのか。
それは、豪華だからこそだ。
豪華故に、他のチームなら間違いなく主力であるスター選手がベンチを温める。
ファンにとってはたまらない贅沢かも知れない。
しかし、監督にとっては、それが軋轢のもとになり得る。
絶好調で、実力もある選手がベンチに居る心理状態はいかほどのものだろう。
自分を差し置いてレギュラーを張る選手達が、勝ち点を伸ばせない状況をどう思うだろう。
「俺を出せ」
試合でアピールしようにも試合に出れない。
練習でアピールしても報われない。
これで腐っていく選手は必ず居る。
それをメディアは面白おかしく報道する。
そして監督と選手に溝が出来ていく・・・
多くの有力選手を抱えられるのもビッグクラブの条件ではあるが、それも度を越すとよろしくない。
この夏に、インテルはエース・ヴィエリを放出した(7/6ミランが獲得)。
今のところビッグネームの補強は無い。
これでいいと思う。
今ある戦力を煮詰めていくことが大事だ。
ガンバ競り勝つ
6日、Jリーグ1部が各地で行われた。
2位のG大阪が広島に競り勝って4連勝した。
後半2分にアラウージョのヘディングで先制。
同20分に追い付かれたが、試合終了間際にアラウージョが左クロスを再び頭で合わせ、勝ち越した。
広島は必死の守備で対抗したが、及ばなかった。
「攻のガンバ、守のサンフレッチェ」との下馬評通りの試合だった。
ガンバは攻めに攻めて、サンフレッチェが終始凌ぐという、がっちり噛み合った試合。
ガンバは打ち合いには強い。
反面、しっかり守るチームに手こずる。
それはリーグ最多得点を誇る攻撃陣(35得点)と、失点の多い守備陣(24失点)の状況を反映していると思う。
普通、35得点もあれば、得失点差は+20くらいあって然るべき。
それは+11に留まっている守備陣の不安定さを物語る。
今は、攻撃陣が好調であまり前面に出ないが、夏場を迎えて選手が疲弊してきた時に、この守備陣ではなんとも不安である。
宮本、実好、山口のDFラインの奮起を期待する。
ゾラが引退
彼の次のようなコメントがクラブから発表されている。
「シーズン終了から少々時間が経ってしまったけど、僕としては考える時間が必要だった。 結論を出すのは簡単じゃなかった。 それでも、この数年間で、現役生活を続けることでできなかったことをやってみたいという欲求が日増しに高まってきたんだ。 だから、僕は現役生活に終止符を打とうと決心したんだ」
セリエAでの挑戦をスタートさせたのは16年前。
セリエC2の地元チームでほとんど無名の存在だった彼が、マラドーナ率いるナポリでセリエAにデビューした。
そこでファンタジスタとして開花し、レギュラーポジションを獲得。
1990年にはナポリはスクデットとイタリア・スーパーカップを獲得し、魔法のような年だった。
1991年にはイタリア代表にデビュー。
その後パルマへ移籍し、1993年にヨーロッパ・スーパーカップ、1995年にUEFAカップを獲得した。
続いてイングランドへと渡り、スポーツの面でも生活の面でも、おそらくイタリアでは得られなかったであろう満足を手にすることができた。
97年にビアッリ率いるチェルシーに加入し、FAカップ2回(97年、2000年)、98年にイングランド・リーグカップ、カップウィナーズカップ、ヨーロッパ・スーパーカップ、2000年にチャリティーシールドのタイトルを獲得。
だが、ゾラが「名誉大英勲章」を授けられたのは、単にスポーツの面での活躍だけによるものではなかった。
イングランドサッカー界での5年間の活躍と高貴な意思に対して、2004年に女王エリザベス2世からこの勲章を授けられた。
「サー」ゾラのサッカー選手の歴史はこれで終わるが、彼の功績は伝説となり得るだろう。
ジーコ監督はW杯まで
日本代表監督のジーコ(52)は5日までに、リオデジャネイロで地元のグロボテレビに
「指揮を執るのは(来年の)ワールドカップ(W杯)まで。私の時間はそれで終わりだ」
と語り、2006年W杯以降は日本代表監督を続ける意思のないことを明らかにした。
同監督は当初からW杯までの前提で就任していた。
ジーコ監督はコンフェデレーションズカップでの日本代表の戦いぶりを「世界に存在感を示した」と評価する一方、課題の得点力不足については、緊張しすぎてシュートが決まらないことなど「失敗を恐れる日本の文化」が関係していると解説した。
日本で10数年プレーし、「日本サッカーの発展に協力できれば」と言い代表監督に就任した割に日本語が全くダメなジーコ。
ようやくその去就を語った。
僕は代表監督就任からジーコに対しては「?」だった。
これまでの監督はまず「戦術」ありきだった。
その戦術を最大限に活かすために、代表選手を選考する方法が常であった。
だから、大物であっても選考漏れすることもあり、また掘り出し物もあったわけだ。
しかし、ジーコはまず「黄金の4人」を形成することを名言した。
それは、中田英寿、小野伸二、稲本潤一、そして中村俊輔のことを指した。
トルシエ政権では不遇であったファンタジスタ中村を擁し、「日本のファンが見たい選手を選ぶ」という異例の発表だった。
この発表には違和感があった。
ジーコは代表監督になりたいんじゃなくて、オールスターの監督になりたいんじゃないか、と。
代表監督は衆愚に媚びてはいけない。
確固たる信念に基づいて選手を選ばなくてはいけない。
決して他人の顔色を伺って仕事をしてはダメなのだ。
また、基本はブラジル式のサイドバック(SB)を置く4-4-2で、中盤をボックス型にするという古典的なシステムであった。
これにも「?」があった。
日本は慢性的なSB不足であったからだ。
日本にはロベルト・カルロスとカフーは居ない。
三都主が適任だとも思えない。
三都主をSBに据えたことで、本来SBをJリーグでプレーしている選手に扉を閉ざしてしまった。
これでは優秀なSBは育たない。
そして、黄金の4人。
ジーコの現役時代とは現状が違うのに、なぜ「黄金」であることにこだわるのか。
ジーコ、ファルカン、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾ・・・・・・
まったくタイプが異なる日本の4人を、その枠にはめようなどと。
現在では小野は怪我でリタイア、稲本は福西にそのポジションを奪われてしまった。
ドイツは来年。
既に1年を切っている。
選手の大枠は固まった中で、新戦力を期待するのは無理かも知れない。
しかし、SBとFWにはまだ若干の望みはあるかも知れない。
W杯本番までのジーコの「眼力」に期待することにしよう。
ジラルディーノよ、どこへ
彼を狙っているのはどれもビッグクラブ。
ミラン、ユベントス、インテル(イタリア)
レアル・マドリード(スペイン)
チェルシー(イングランド)
どこもリーグで優勝争いができるクラブばかり。
また、資金の面でもひけを取らない。
ジラルディーノにしてみれば、パルマよりも高給になることは明らかである。
しかし、問題もある。
どのチームもFW不足ではないからだ。
ミラン:シェフチェンコ、ヴィエリ、トマソン、Fインザーギ
ユベントス:デル・ピエロ、トレゼゲ、イブラヒモビッチ、ムトゥ
インテル:アドリアーノ、マルティンス、クルス、レコバ
レアル・マドリード:ロナウド、ラウール、オーウェン
チェルシー:ドログバ、クレスポ、グジョンセン
どこへ行ってもレギュラー争いは熾烈で、もしかすると第3FWの扱いになる可能性が少なくない。
獲得有力と見られたミランは今日、ヴィエリの獲得を発表。
ジラルディーノの獲得率は下がったとみていいだろう。
彼自身はイタリアを出て行くつもりは無いそうだから、ユベントス、インテルに絞られたと思っていい。
ユベントスはトレゼゲの放出を考えており、一番可能性は高いと思われる。
ただ、彼の実力をもってすれば、出場すれば必ず結果を出せる。
満足のいく移籍をしてもらいたいものだ。
意外とフィオレンティーナあたりが横取りしていったりしてね。
海外移籍・獲得状況(7/6現在)
ミラン(イタリア) ← インテル(イタリア)退団済み
★マティアス・アルメイダ(31・アルゼンチン)MF
リバー・プレート(アルゼンチン) ← キルメス(アルゼンチン)
★カルロス・ガマーラ(34・パラグアイ)DF
パルメイラス(ブラジル) ← インテル(イタリア)退団済み
★マルコ・ザンキ(28・イタリア)DF
メッシーナ(イタリア) ← ユベントス(イタリア)
★アントニ・プラッツ(33・スペイン)GK
マジョルカ(スペイン) ← ベティス(スペイン)
★クリスティアン・アッビアーティ(27・イタリア)GK
ジェノア(イタリア) ← ミラン(イタリア)
<例>
★名前(年齢・国籍)ポジション
新所属(所属国) ← 前所属(所属国)
海外移籍状況(7/5現在)
★ビカシュ・ドラソー(31・フランス)MF
パリ・サンジェルマン(フランス) ← ミラン(イタリア)
★アーメッド・マドゥーニ(24・アルジェリア)DF
レバークーゼン(ドイツ) ← ドルトムント(ドイツ)
★アレッサンドロ・ガンベリーニ(23・イタリア)
フィオレンティーナ(イタリア) ← ボローニャ(イタリア)
★アンドレア・カラッチョロ(23・イタリア)FW
パレルモ(イタリア) ← ブレシア(イタリア)
★マテヤ・ケジュマン(24・セルビア・モンテネグロ)FW
A・マドリード(スペイン) ← チェルシー(イングランド)
(・c_・`)ソッカー
<例>
★名前(年齢・国籍)ポジション
新所属(所属国) ← 前所属(所属国)