トマソンがミラン退団へ | けぷけ

トマソンがミラン退団へ

 クリスティアン・ヴィエリが加入し、アルベルト・ジラルディーノももはや移籍が確実。
 彼らがシェフチェンコ、インザーギとともに強力な攻撃陣を形成することで、ヨン・ダール・トマソン(28)は荷物をまとめて出て行かなければならなくなる。
 ベンフィカへのレンタルが有力だが、サンプドリアやシュツットガルトも彼に目を付けている。
 
 よく頑張りましたね、ってまだ決まって無いんですけど(ーー;
 
 フェイエノールトで頭角を現し、W杯日韓大会の活躍が認められACミランへ移籍したトマソン。
 当時はシェフチェンコ、インザーギ、リヴァウドが在籍し、第4FWの扱いとして入団した。
 フェイエノールトではトップ下をこなす器用なFWとして鳴らしたが、ACミランにはリヴァウドと何よりルイ・コスタが居た。
 
 リヴァウドは監督の構想から外れ、ベンチ、ベンチ外、退団と追いやられたが、それでもシェフチェンコ-インザーギの2トップに一角は崩せなかった。
 翌年にはボリエッロ、ポッツィの台頭もあって、なかなか試合に出れなかったが、それでも腐ることなく練習に励んでいたという。
 
 インザーギの怪我でいよいよ出番か、と思われた矢先、ブラジルから新星カカが入団。
 ルイ・コスタとのW司令塔&シェフチェンコ1トップ構想で、やはりベンチを温める。
 ルイ・コスタの不調により2トップ構想が復活したが、クレスポの入団で、やはりベンチ。
 
 それでも不平をもらさず練習に励む心優しきストライカーの輝きは、一度もミラノでは見れないのか。