南三陸と雄勝に残されているもの。 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

なんとなんと!


今日で今年の半分が終わりますよ。


ビックリですねー不安!!


劇的な上半期だった方も、平常運転の皆様も、


ひとまずお疲れ様でしたーニコニコ!!


暑さと梅雨の湿度で疲れが溜まるころかな?

 

そろそろ土用の丑の日かな。


鰻や美味しいものを食べて、


パワーつけて乗り切れますようにお願い


幸せジワる下半期になりますようにスター




さてさてブログは6月初めの東北仕事旅。 


仕事のない平日の間に


朝ドラ【おかえりモネ】ロケ地巡りなどなど


コロナ禍明けたら行きたかった


気になってた場所へ一人旅車キラキラ

 

 




旅の最後は宮城の沿岸部を南下しました。

まず訪れたのが


   南三陸さんさん商店街



南三陸は震災後にボランティアで訪れたけど

当時はまだこんなのできてなかったな〜。

美味しそうなものたくさんで、

多くのお客様で賑わっておりましたおねがいキラキラ


商店街の横には


志津川駅併設の

隈研吾さん建築の南三陸311メモリアル

という建物がありました。
 


中には


震災前の町並みを復元した模型が。

それぞれの建物にプレートがあって


誰々の家や、お店の名前だけでなく

思い出が書き込まれてるんです。


壁には


震災前の写真が。


さんさん商店街を見下ろせる2階の展望スペースへ。

川向うは


震災後復興祈念公園になっています。


たくさんの方が津波の被害に合われた

旧防災対策庁舎。


メモリアル記念館の展望スペースの壁に
当時、防災対策庁舎の屋上に避難した方の
生々しい記録が書かれておりました。
防災対策庁舎の屋上に避難した人の中で
電波塔によじ登った数名、
何度も押し寄せる津波に飲まれながらも
アザが残るほど屋上の手すりにしがみついていた
数名のみが助かったとのこと。


こちらも多くの方が訪れて

静かに手を合わせておられましたお願い
 

2014年似顔絵仲間と三陸沿岸部のボランティアへ。
宿泊した南三陸のホテルが行っていた被災地を巡る語り部バスツアーに参加し、まだ痛々しい姿の防災対策庁舎を見ました下矢印




続いて南下して訪れたのが石巻市にある



  道の駅 硯上の里おがつ


訪れたのが夕方だったこともあり


海も道の駅もとても静か。

ここだけポツンと取り残されているよう。


雄勝といえば雄勝石ラブ

また石ネタになりますが、、

硯の石として有名ですよね!

石好きとして、かねてから訪れたかった地です!

この旅では登米市でも粘板岩を見学しましたよ下矢印




いろいろなお値段の硯やスレートのお皿が

販売されておりました。

お店の奥には


雄勝石、硯の展示室がラブ!!!


ひゃーーーー!圧巻っびっくりハッ


約2億5000万年前の古生代に堆積した泥が、恐竜がいた中生代、1億2000万年前頃の造山運動による熱と圧力を受けて粘板岩に。

もうね、この億年スケールがたまらんのよ。

億年を感じさせない粘板岩の緻密で生真面目な感じ

好きだわぁラブ

室町時代には石材の産地として名前が知れ渡り、天正期に硯職人が移り住んだと伝えられているそうです。
明治に入ると屋根材など様々な用途で用いられるようになり東京駅の屋根にも使われました。

小学校で書道が必修となると、全国から硯の注文が殺到し、約9割が雄勝の硯が使われていたそうです。

今ではプラスチックの硯が使われてるんですよね悲しい



日本中のいろんな資料館で、、

石琴を叩いてる私(笑)

だいたいサヌカイトの石琴だけど、粘板岩は初だな!ルンルン


即興で

【粘板岩のブルース】なんて奏でようとしたけど


まぁ、そんな才能は皆無でしたてへぺろ(笑)


いろいろな硯の展示も。


古代の蓮模様屋根瓦を転用した硯!

これはたまらんっラブ!!


貝殻が付着した硯も(笑)

自然の造形ですねーキラキラ


全国の硯の産地


けっこうあるんですね!


土佐硯には


金?の粒が入ってるものがあるそうです星

かっこえー!!

山口県の赤間硯は


粘板岩ではなく赤色頁岩びっくりハッ

粘板岩ほど熱や圧力を受けていない石材。

ほんのり赤色なのがオシャレですね。

近畿では


滋賀の高島硯。

高島産の粘板岩は古墳や石器などにも使われる、

古代史でもおなじみの石材なのよラブ


現在では硯や建築材以外への使用も盛んで


石粉を使った製品も作られているそう。

スレートのお皿などは

海外のレストランなどからも注文があるみたい。


展示室ではビデオを見学できるコーナーも。


石のように静かで強い眼差しを持つ職人さん、

そして

震災被害の様子も語られておりました。

津波に浸かった硯の洗浄に

全国からたくさんのボランティアが訪れたとのこと。


粘板岩。

皆様の生活に近いところにある石材なので

あのすべすべと冷たく硬い質感、

ご存知の方も多いはず。


子供の頃に習っていたお習字でお世話になった硯。


自分の石好きの原点は、、意外と硯なのかもキョロキョロ

少なくとも石製品との最初の接点は硯だな。


雄勝石を触りながら、



ふとそんなことを思いました。

それと同時に、、


この冷たく生真面目に重なった石の層の中に、、

いくつの津波の記憶が挟まれているんだろう。

って。

【おかえりモネ】のモネちゃんの顔が浮かび、

石の冷たい感触が胸の中まで伝わって

キュッとなりました。


今触っている粘板岩は

人間が誕生する前の地層なんだけどね、、

この先、たとえば1億年後の粘板岩には

3.11が形なく挟まれているのかも。。なんて。


あ、、相変わらずのクリームパンみたいなポチャポチャの手は見ないでくださいませガーン


展示室では


こんなワークショップもあるみたい。

いつか参加してみたいな。





ということで毎度長くなりましたが

【おかえりモネ】ロケ地巡り東北旅!

読んでくださってありがとうございましたー!!

キラキラお願いキラキラ


実はまたまた東北入りしておりますニヤリ(笑)

明日明後日は山形県米沢市にて似顔絵です!

よろしくお願いいたしますー!!

今日のお天気は雨予報ですが、週末は晴れそう?
涼しいところでのんびり過ごしてね。

 下矢印下矢印下矢印

あぃ♡ぱーくマルシェ

イオン米沢店様10〜16時




 13年前の今日のブログ

旅をするたびに増えていくよね