愛しの櫛山古墳( ☆∀☆)その1 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

久々の奈良県天理市の古墳巡りの続き。

行燈山古墳を巡ったあと

東側にある櫛山古墳へ行きました。


お手製地図の





右側です。

前回のブログで書き忘れましたが
地図の右側が奈良盆地の東縁になっていて
右側の古墳ほど標高が高めです。


古墳の入り口に


説明看板。

全長155mの双方中円墳!!


前方後円墳ではなく

双方中円墳。

円の両端に四角がついた形の古墳。

こんなイメージ↓
四角グリーン丸ブルー四角グリーン


全国的にも珍しい古墳の形。

以前訪れた岡山にある楯築墳丘墓も

時代は弥生時代ですが

その一種とされています。


他にも香川県の猫塚古墳などがあります。


全体像の写真がうまく撮れなかったので

部分部分になりますが

まず長い方の方形部の写真。

実際歩いてみると

すごく細長いイメージです。


で、

盛り上がった円形部に向かう斜面に

謎の窪み。


この窪みの周辺に

でたっ!!



埴輪片ラブ!!


そして


調査報告書で石室石材とされている

輝石安山岩らしい石片。


これがね

古墳全体にめっちゃ散乱してますびっくり


石室は調査されてるし

そのあとの時代にも江戸時代の弓場として

改削を受けて形が変わってたりするので

石材が転がっててもおかしくはないのですが

それにしてもめっちゃある!!


これ、ひょっとして

古墳を覆う葺石だったりしないかしらニヤリ??


普通、葺石は近くの河原などで大量に採れる

丸めの石、礫が使われることが多いのですが

例えばこの近辺だと

こんな

花崗岩、片麻岩などなど。

こういうのも古墳に転がってるのですが

安山岩も同じくらい大量に転がってるのです。


もう一回ちゃんと調査報告書を読んで

そこんとこ調べてみようウインク


窪み周辺には

つい先日割れました、、みたいな


埴輪の欠片らしきものも。。びっくりハッ


そして地面には

昨年までそこに

埴輪が埋まってましたと言わんばかりの


円形に地面に埋まった埴輪の欠片たちびっくりキラキラ


他には

つい先日、円筒埴輪から突帯とれました

みたいな


欠片も。。


まじかー!!

この櫛山古墳は5年前に1度来たことがありまして、、いや2度来まして(笑)


そのときは石室材ばっかり探してたので

こんなにも埴輪片が転がってたなんて!!

全然気づかなかったーガーンガーンガーン!!


で、

この櫛山古墳、、

ワタシの中ですごく思い入れのある古墳

なのですラブ


なぜ思い入れがあるかと述べると

またまた長くなるので

後日に続きます爆笑


(笑)。