五月雨をゆく【尿前の関】 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

ゴールデンウィーク明けの

ダウンジャケットもまだまだ必要な

寒いみちのくひとり旅。


寒いみちのく雨の中、

ウロウロと芭蕉句碑をめぐりました。



鳴子温泉を後にして

車を少し走らせたところにありますのが



はい。芭蕉句碑(笑)

蚤虱 馬の尿する 枕もと

なんとも臭い芳しくない句ですねチーン滝汗(笑)


農家に泊めてもらったら

蚤や虱が飛び交うわ、

枕元では馬が尿を、、。

そんな句。


この句碑は

芭蕉が奥の細道紀行でここを通ってから80年後に

地元のかたが建てた句碑だそうです。

それでも1700年代。

よく残ってるなぁ。


はい

写真からも伝わる通り

雨です。

句碑の台座の苔も

雨に濡れてキラキラしてます。


この句碑は

尿前の関という

宮城から山形へ抜ける街道の関所にあります。


今年に入ってすでに何ヵ所もの関所を通ってますね(笑)


尿前の関の芭蕉像、、

妙にへっぴり腰?前傾姿勢!?

踏ん張って句を捻り出してるのかな?


雨に濡れる芭蕉さん

句を捻り出すのに

汗をかいているような

このみちのくの美しさに

涙しているような

そんな姿に見えますね。


ここの芭蕉像は

矢立を持ってるのー!!

矢立とは

筆を収納できる筒の部分と

墨を染み込ませておける小さな桶のついた

昔の旅用筆記用具入れ、、ってなとこでしょうか。


いろんな芭蕉像を見てきたけど

矢立を持ってる像はここだけかも。


10年くらい前にもこの像を見に来たのだけど

もっと像がサビサビのボロボロだった気がする。

さすがに10年も建てば塗り直したりするよなぁ。


尿前の関から更に山形方面へ行きますと

紅葉で有名な

鳴子峡があります。

雨でね、、新緑がきれいだー!


続く。