桜前線巡る旅、、やっとこさ完 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

4月初め

北関東をウロウロと

愛車の軽キャンピングカー

テントむし君にて

桜前線最前線を巡ってました。


埼玉に始まり

群馬、栃木、茨城と。

つれづれ綴ったブログも今回で最後かと。


袋田の滝をあとに

更に東へ。



茨城に入ると

花崗岩の地質になります。

花崗岩質のモロモロ崩れやすい

岩肌むき出しの山並みを抜けて


大平洋波波波!!!

ずっと海無し県をさ迷っていたから

海が見えたときの感動ったらおねがい


で、

この旅のゴールをどこにしようかと

地図をガン見真顔


で、

決めました!


北関東をちょっと通りすぎて

福島へちょっと入ったとこの




はい!これ!

何でしょう!!?


はい、

日陰で石碑の文字が見えにくいですが


【勿来関】

です!


漢字、、読めない、、よね。

ナコソセキ

です。


陸奥、、東北へ入るのに

昔々、奈良時代や平安時代の街道に設けられた関所の1つです。


東北への関所は3つあって

日本海側の

山形県鶴岡市にある鼠ヶ関


内陸部の

福島県白河市にある白河関


そして

ここ勿来関です。


白河の関は

松尾芭蕉奥の細道の序で有名な


『白河の関越えんと、、そぞろ神の、、』

の白河の関。


奥の細道句碑トラベラーこと

コオロギさんとしては

白河関は年に1度は訪れる


行きつけの関所ラブラブであります(笑)

行きつけの古墳→今城塚古墳、埼玉古墳群

行きつけの国分寺→下野国分寺跡

に並ぶ

行きつけの関所ですキラキラ(笑)


勿来関は

太平洋沿いを走る

国道6号線を北上して

ちょっと西へ入ったとこにあります。


小高い丘の上にありまして

桜咲き始めた公園を抜けて

ぐんぐん坂を上ったとこにあります。


この坂がなかなか急でして

馬力の弱いテントむし君は

ヒーヒーヒーアセアセ

絶望的な悲鳴をあげました。

こういうときは

人馬一体ならぬ人車一体となって

前傾姿勢でアクセルを一生懸命踏みます。。アセアセ


でも、

そんな

テントむしが好きラブ


で、

丘を駆け上ったところの文学館の前に

公園の地図があるのですが


関所どこ???

地図には載ってないの。


・・見つけられなかっただけかなえー


とりあえず

文学館を通りすぎて


見過ごさないようにソロソロ走ると

トイレのある小さな駐車場の近くに


いきなり現れます!



なかなか迫力のある銅像!

誰???




そして

その横に関所があるのです。


どうやら

この立派な銅像は


源義家さん

とのことです。


前九年の役、後三年の役で活躍した

源義家さん。

活躍した、、これも

中央政府から見た活躍。


みちのく目線で見ると

また違った意味合いなのだ。

そういう視点を大切にしたいコオロギです真顔


そんな

後三年の役のあと

勿来関を通った義家さんは

和歌を詠んだそう。


義家さんの歌碑。




関所をくぐると

恐らく昔からありそうな石碑。

立派な松

松並木。


この文学館へ続く松並木には

句碑や歌碑、、漢詩が刻まれた石碑などなど

点在しています。


そう

LOVE松尾芭蕉ラブラブの句碑もあるとのこと。


しかし

芭蕉は

奥の細道でこのルートは通ってない注意


では、

芭蕉の何の句の句碑がキョロキョロ??


はい、

こちら

いびつな石碑(笑)




【風流の はじめやおくの 田植えうた】

なんと!そうきたか!

奥の細道白河関を越えて

みちのくへ入って最初に詠んだ句でした。


おく→道の奥→みちのく


【みちのくに入って田植え歌が聴こえる。みちのくの風流の初めかな】

ってな句です。


ここ勿来関もみちのく第一歩の地ですもんね!

なんとも嬉しい心地おねがい

芭蕉句碑越しの太平洋、、波

写真には写らないか((T_T))。


文学館の回りには

桜祭りでもありそうな提灯が。

このときはまだ咲いてなかったけど

きっと今ごろは

桜満開かなー桜

もう散ったかなー。


そんな

桜前線巡る旅第一弾桜


これにて完。

桜巡るつもりが

結局

好きな古墳や遺跡、地質巡りとなりましたてへぺろ


ご愛読ありがとうございました桜